2021ツール・ド・リムザン第4ステージ 最終ステージで総合優勝が逆転!

フランスで行われているツール・ド・リムザンも最終ステージ。

フランス版クラッシックといった感じで、平坦路はなく小刻みなアップダウンと狭い道路が特徴だ。

最終ステージでは、AG2R Citroën Teamのドリアン・ゴドンがリーダージャージを守れるのか注目される。総合2位はアルケア・サムシックのワレン・バルギルで14秒のタイム差。

第4ステージ    ソービア・サー・ヴィジュ～リモージュ　169.7km

第4ステージ　photo tourdulimousin

標高差はそれほどないけれど、小刻みなアップダウンが連続する。

1. 3級山岳　コート・ド・サンドニ・デ・ムール　1.2km・7.7%
2. スプリントポイント
3. 3級山岳　コート・デュ・ペニテント　2km・4,6%
4. スプリントポイント
5. 3級山岳　コート・ド・サン・シルベストル　1.9km・5.7%
6. 2級山岳　コート・ド・ラ・サブロナード　1.5km・7%
7. スプリントポイント

ゴール前は12kmのローカルラップを3周する。少し登っているので、タイム差はつきやすい。最後まで気の抜けないコースだ。

2位のワレン・バルギルは最後にアタックを繰り出して逆転を狙うかもしれない。

14人の逃げ

メイン集団は先頭と3分以上離れている。Groupama-FDJは3人でアタックして、ティボー・ピノを逃がそうとするけど決まらない。

メイン集団は、グレッグ・ファンアーヴェルマートが先頭を引いてドリアン・ゴドンをアシストしている。

先頭集団の人数は多い。14人もいる。ここから絞られていくはずだ。

3級山岳　1.9km・5.7%

先頭は3級山岳を通過。1位通過は、EOLO-KometaのBAIS Davide。これでティボー・ピノを抜いて山岳賞トップに立った。

メイン集団とは2分11秒離れている。逃げには、昨日ステージで2位のコフィディスのシモン・ゲシュケも入っている。

先頭集団最後尾は、AG2R Citroën Teamのジュリアン・デュバル。逃げの押さえとして入っているけど、これだけ人数が多いと邪魔をすることもない。最後尾でヒラヒラしている。

周回コースへ

先頭は周回コースにはいる。タイム差は、1分10秒。そろそろ逃げ切りに向けてのアタックのかかる時間だ。

逃げ集団からDELKOのデリオ・フェルナンデス(FERNÁNDEZ Delio)がアタック!

先頭を追って追走からもアタックがかかり続ける。

だが、シモン・ゲシュケを含む逃げは集団に捕まってしまう。

単独くで逃げていたDELKOのデリオ・フェルナンデスも集団につかまり逃げは全て吸収。

一塊となった集団からは、アタックがかかり続ける。

なんと、ここでリーダージャージのドリアン・ゴドンが遅れてしまう。集団後方で辛そうにしていたが、こらえきれなかった。

ドリアン・ゴドンは後続のグループと一緒になって追うが、前の集団はすでに見えない。総合2位のワレン・バルギルとは14秒しかタイム差がないので逆転だ。

集団からは、3人が飛び出していた。

3人のうちの一人、EOLO-Kometaのエリック・フェッターが逃げ続ける。Groupama-FDJが追い込んでくるが～。

なんと、エリック・フェッターはそのまま逃げ切り～。

続いてチームメイトのヴィンチェンツォ・アルバネーゼが抜け出てEOLO-Kometaが1位と2位を独占した。

これは、またアルベルト・コンタドールが大喜びしているのではないかな。

アルケア・サムシックのワレン・バルギルはステージ13位で、逆転の総合優勝。今シーズンの初勝利となった。

#TDL2021. Life is moments, instants. And many are unforgettable. This movement by @fettererik will be unforgettable for us from today. A move to win.
[📽️ @tourdulimousin] #EOLOKOMETACyclingTeam #Stage4 #TDLNA2021 pic.twitter.com/NNbu2IsXYJ

— EoloKometaCyclingTeam (@EoloKometaTeam) August 20, 2021

リザルト

第4ステージ　リザルト

エリック・フェッターは、2021ハンガリー選手権TTで優勝。21歳で嬉しい2勝目となった。

総合

山岳賞

新人賞