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ツール・ド・ラ・プロヴァンス第4ステージ 最終ステージを制したのは誰か?

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Photo credit: Jorge Lascar on Visualhunt.com / CC BY
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第3ステージでは、イバン・ソーサが独走を決めてエガン・ベルナルとのワンツーフニッシュを決めるというスーパーな戦いをみせてくれた。

二人は総合でも1位、2位を占めており最高の形で最終ステージを迎える。

最終ステージは、アヴィニョンからプロヴァンスに至るスプリンターのためのステージ。誰が最終ステージを射止めるだろうか?

 

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Stage 4 (Final)»Avignon›Salon-de-Provence(163.2k)

第4ステージ photo tourdelaprovence.f

ツール・ド・フランスでも何度も訪れているアヴィニョンをスタート。石造アーチ橋で有名なサンヘネゼ橋がある。

「アヴィニョンの橋の上で」で踊ろうという曲があるが、橋の上は狭くて老朽化もしているのでとても踊れるような場所ではない。まあ、当然自転車でも通れない。

さて、コースだが3級山岳が3か所ある。第3ステージでリリアン・カルメージャがリタイヤしたので、山岳賞トツプはロットの若手フィリッポ・コンカ(Filippo Conca)になっている。

ポイント賞争いは、ダヴィデ・バッレリーニが30ポイントを獲得しているので、間違いないだろう。最終ステージもウルフパックのトレインを組むだろうから勝利のチャンスはある。

だが、アルノー・デマールや昨年もステージ勝利したナセル・ブアニも黙ってないだろう。誰が勝ち取るのかゴール勝負が見ものだ。

 

逃げは4人

photo Tiz-cyclingストリーミングより 以下同様

スタート風景。今日は雨ではないけど、曇り空で気温は低そうだ。

 

上空からの映像では、サンヘネゼ橋を見せてくれている。天気がよければもっと綺麗な映像でしょうね。

 

photo Tiz-cyclingストリーミングより 以下同様

逃げには総合を脅かす選手はいない。トニー・ガロパンの6分43秒遅れが最高タイムなので問題なく逃げに乗れている。

  1. トニー・ガロパン (AG2R-Citroën)
  2. ルイス・マス (Movistar)
  3.  Andreas Leknessund (DSM)
  4. Jérémy Leveau (Xelliss-Roubaix)

 

集団はFDJが一人牽引に入っている。イネオスはエディ・ダンバーが先頭で引いている。

 

残り71kmになって、タイム差が4分まで広がった所で、アルケア・サムシックも一人牽引に加わる。これはナセル・ブアニのスプリントのためだ。コナー・スウィフトのようだ。

 

今日はアルノー・デマールの勝利はあるんだろうか?  ジロ最強だったスプリンターとしては1勝がほしいところだけど。

 

ジュリアン・アラフィリップがウインドブレーカーを脱いだ。トイレから帰ってきたのかな。

 

ナセル・ブアニは身体を冷やさないようにずっと長袖ジャージを羽織っている。

 

ラスト47.8kmでタイム差は2分を切ってきた。あと20kmくらいは逃げれるだろう。

 

ラスト24kmになってルイス・マス (Movistar)が先頭集団からアタックをかける。約10秒のタイム差をもって逃げ続ける。

 

ルイス・マスは結構いいペースで逃げている。ラスト20kmを切ってきたので、集団もそろそろペースアップしないと微妙なタイム差と距離になってきた。

 

レミ・カヴァニャが牽引を始める。バイクのメーターでは時速60km/hとなっている。相当なペースアップだ。

 

ラスト9.8kmでルイス・マスはつかまり、先頭は再び4人となる。後ろとはどんどんタイム差が縮まってくる。

 

レミ・カヴァニャが先頭に立つと、一気にタイム差は縮まってくる。もうすぐ逃げは捕まりそうだ。

 

ラスト2kmで4人は捕まる。

 

ラスト800mからジュリアン・アラフィリップが先頭を引きまくる。

 

最後は、ダヴィデ・バッレリーニが先行して勝ったかと思われたが、差し込んだのはフィル・バウハウス(Bahrain – Victorious)だった。フィル・バウハウスの勝利は1年前のサウジツアー以来。

期待されていたアルノー・デマールはラスト2kmのカーブで遅れてしまいゴールスプリントにからめていない。

ゴール後、3位となったナセル・ブアニはフェンスが迫っており、ダヴィデ・バッレリーニに抗議していた。ケンカにならなきゃいいけど。

 

イバン・ソーサは見事に総合優勝を上げた。2020年Vuelta a Burgosの第5ステージを制して以来の勝利となる。イネオスとしてはエガン・ベルナルも3位の表彰台を確保して完璧なレース展開となった。

イバン・ソーサのレーススケジュールは全く決まってないが、グランツールのどれに出るのか注目される。スーパーアシストとして山岳で期待できるだろう。ブエルタのエースということはないよね。

 

こちらはラスト1.8kmからの動画

 

リザルト

第4ステージリザルト

RnkRiderTeamUCIPntTime
1 BAUHAUS PhilBahrain – Victorious20303:47:01
2 BALLERINI DavideDeceuninck – Quick Step1018,,
3 BOUHANNI NacerTeam Arkéa Samsic512,,
4 MOSCHETTI MatteoTrek – Segafredo 7,,
5 DEGENKOLB JohnLotto Soudal 4,,
6 COQUARD BryanB&B Hotels p/b KTM 3,,
7 WALLS MatthewBORA – hansgrohe 2,,
8 BONIFAZIO NiccolòTeam Total Direct Energie 1,,
9 GROSU Eduard-MichaelDELKO  ,,
10 KRISTOFF AlexanderUAE-Team Emirates  ,,

総合

RnkPrev▼▲RiderTeamUCIPntTime
11 SOSA Iván RamiroINEOS Grenadiers20015017:00:17
23▲1 ALAPHILIPPE JulianDeceuninck – Quick Step1501100:18
32▼1 BERNAL EganINEOS Grenadiers125900:19
44 POELS WoutBahrain – Victorious100800:39
56▲1 KONRAD PatrickBORA – hansgrohe85700:57
65▼1 MOLLEMA BaukeTrek – Segafredo7060,,
77 HAIG JackBahrain – Victorious60550:58
88 VANSEVENANT MauriDeceuninck – Quick Step5050,,
99 HERRADA JesúsCofidis, Solutions Crédits4045,,
1010 VLASOV AleksandrAstana – Premier Tech3540,,

ジュリアン・アラフィリップはスタートして16kmにあるスプリントのボーナスタイムによって総合2位に上がっている。

 

ポイント賞

RnkPrev▼▲RiderTeamPoints
11 BALLERINI DavideDeceuninck – Quick Step42
224▲22 BAUHAUS PhilBahrain – Victorious20
39▲6 BOUHANNI NacerTeam Arkéa Samsic20
42▼2 CICCONE GiulioTrek – Segafredo18
55 ALAPHILIPPE JulianDeceuninck – Quick Step16
67▲1 GROSU Eduard-MichaelDELKO14
714▲7 WALLS MatthewBORA – hansgrohe14
819▲11 COQUARD BryanB&B Hotels p/b KTM13
928▲19 MOSCHETTI MatteoTrek – Segafredo13
103▼7 DÉMARE ArnaudGroupama – FDJ12

ポイント賞は最後に2位となったダヴィデ・バッレリーニがポイントを追加して獲得。

 

山岳賞

RnkPrev▼▲RiderTeamPoints
11 CONCA FilippoLotto Soudal15
2 ▼2 LEKNESSUND AndreasTeam DSM15
32▼1 COUSIN JérômeTeam Total Direct Energie9
43▼1 FERNÁNDEZ DelioDELKO9
5 ▼5 LEVEAU JérémyXelliss – Roubaix Lille Métropole8
64▼2 ALAPHILIPPE JulianDeceuninck – Quick Step7
75▼2 FEDELI AlessandroDELKO6
86▼2 LEROUX SamuelXelliss – Roubaix Lille Métropole6
97▼2 SOSA Iván RamiroINEOS Grenadiers5
108▼2 VANSEVENANT MauriDeceuninck – Quick Step5

山岳賞はフィリッポ・コンカが獲得。

 

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