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2021ストラーデ・ビアンケ ゴールに最初に飛び込んできたライダーは?

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Photo credit: ell brown on Visualhunt / CC BY-NC-SA
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今年で15回目となるストラーデ・ビアンケが無事にレース開催。

イタリア中部のトスカーナ州に設定された全長184kmのコースには11カ所、合計63kmの未舗装区間(セクター)が登場する。

2017年からはワールドツアーに格上げされ、ジュリアン・アラフィリップなどはモニュメントにも匹敵するとまで言わしめるレースとなった。

ステラーブ・ビアンケはイタリア語で白い道という意味だが、雨もなくこの日も誇りまみれの乾いた道となった。

 

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One day race»Siena›Siena(184k)

コースマップ photo rcs

 

イタリアのトスカーナのコースはわずか184kmの長さだが、曲がりくねった起伏のあるコースで提供される。

スタートとフィニッシュは、トスカーナの中心部にあるシエナ。石畳レースとして知られるパリ〜ルーベのように平坦基調ではなく、獲得標高差は3,000mを超える。

最後は丘の上に位置するシエナ旧市街に続く急勾配(最大16%)の石畳坂を駆け上がり、同市内のカンポ広場にフィニッシュする。

グラベルロードの多くは普段から生活道路として使用されているため、滑らかに整地されている。それでも落車やパンクが続出するのがこのレースの特徴であり、昨年のジュリアン・アラフィリップは6度のパンクに見舞われている。

マチュー・ファンデルプールも、昨年パンクして先頭集団に一度は追いついたが力尽きてしまっている。いかにトラブルなくゴールにたどり着くかも勝負の分かれ目だ。

 

コースマップ photo strade-bianche.it

63 kmは未舗装の砂利道で、11の象徴的なセクターが待ち受ける。

  1. ロージア (Rosia) 2.100m * 166,4 km
  2. サンロッコピリ(San Rocco a Pilli)5.800m  ****159 km
  3. ヴィッレ・ディ・コルサーノ(Ville di Corsano)4.400m ** 147,1 km
  4. ベスコバード(Vescovado) 5.500m * 129,2 km
  5. トッレニエリ(Torrenieri)11.900m ***103,2 km
  6. ルチニャーノダッソ(Lucignano d’Asso)8.000m ****87,8 km
  7. サンマルティーノ・イン・グラニア(Monteroni d’Arbia)9.500m *** 72,3 km
  8. モンテ・サンテ・マリエ(Asciano) 11.500m *****  54 km
  9. モンテ・アペルティ(Monteaperti) 800m * 24 km
  10. コッレ・ピンツート(Vico d’Arbia) 2.400m **** 19,4 km
  11. レ・トルフェ(Monteliscai) 1.100m  ***  13 km

 

photo strade-bianche.it

ゴールであるシエナのカンポ広場に入る前にも、最大勾配16%のサンタカテリーナ通りの石畳の登り坂が現れる。だが、ここまでで集団はなくなり少人数に絞られているはずだ。

ここをトップで越えれば、ほぼ勝利を得ることが出来る。

歴代優勝者を見てみると

  • 2020  VAN AERT Wout
  • 2019  ALAPHILIPPE Julian
  • 2018  BENOOT Tiesj
  • 2017  KWIATKOWSKI Michał
  • 2016  CANCELLARA Fabian
  • 2015  ŠTYBAR Zdeněk
  • 2014  KWIATKOWSKI Michał
  • 2013  MOSER Moreno
  • 2012  CANCELLARA Fabian
  • 2011  GILBERT Philipe

2015年や2020年のようにシクロクロス出身のワウト・ファンアールトやゼネク・スティバルが優勝もしている。やはりグラベルライドはお手の物と言った感じか。

だが、ジュリアン・アラフィリップやミハウ・クフィアトコフスキなどのように、クラシックにも強いライダーも勝っている。

どちらにしても、最高のコンデションとトラブルなくゴールにたどり着くことが勝利への道だ。

 

逃げは8人

photo Tiz-cyclingストリーミングより 以下同様

シエナのカンポ広場からスタート。

 

リアルスタート直後からアタックが始まる。

 

3人で始まった逃げは、後続から次々と合流して8人にまで増えるが、登りの砂利道となるとバラバラになってしまう。タイム差は40秒しかないので、この逃げはつぶされそうだ。

  1. Kévin Ledanois(Team Arkéa Samsic)
  2. Philipp Walsleben(Alpecin-Fenix)
  3. Simone Petilli(Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)
  4. Samuele Rivi(EOLO-Kometa)
  5. Filippo Tagliani(Androni Giocattoli – Sidermec)
  6. Tosh van der Sande(Lotto Soudal)
  7. Samuele Zoccarato(Bardiani-CSF-Faizanè)

 

残り80kmほどで、1分のタイム差で集団は抑えている。さきほどは、アレハンドロ・バルベルデのアタックもあったけど、すぐに戻ったようだ。

 

先頭集団はばらけたり、固まったり足の差が少しずつ出ている感じ。

 

登りで一人が先頭から逃げ出す。だが、集団は16秒まで迫っており、吸収も時間の問題か。

146番の VLIEGEN Loïc(Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)。

 

集団から抜け出した、モビスターのGonzalo SerranoとGianni Vermeersch(Alpecin-Fenix)が追い抜く。

 

後ろから、Andreas Kron(Lotto Soudal)が追いついて3人となる。タイム差は16秒しか開いていない。

 

先頭で逃げていた3人は集団につかまる。全くタイム差を開けさせてくれなかった。

 

先頭3人を捕まえた先頭は、グレッグ・ファンアーヴェルマートや、カスパー・アスグリーン、昨年2位のダヴィテ・フォルモロを含んだ15名程度の逃げとなる。

 

メイン集団は、ワウト・ファンアールトが2番手。ジュリアン・アラフィリップが3番手に位置している。

ユンボ・ヴィズマの引きによって先頭集団は捕まえられてしまう。

 

クシン・シモンズ(Trek – Segafredo)のアタックから、ジュリアン・アラフィリップ、ワウト・ファンアールトの引きでセクター8でかなり人数が絞られた。

イネオスからはエガン・ベルナル、トム・ピドコックが入っている。UAEはタデイ・ポガチャル。役者が揃ってきた感じだ。

  1. ジュリアン・アラフィリップ
  2. ミヒャエル・ゴグル
  3. マチュー・ファンデルプール
  4. ワウト・ファンアールト
  5. エガン・ベルナル
  6. タデイ・ポガチャル
  7. トム・ピドコック
  8. クイン・シモンズ

 

この引きで、アレハンドロ・バルベルデは後続からも切れてしまう。

 

前からのカメラでは、砂ぼこりで何も見えない。走っているライダーも前をバイクが走られると困るだろう。

けど、見ているほうも見えないのは困る~。

 

先頭集団にいたクイン・シモンズは後輪がパンク。ここで遅れると、どうにもならない。せっかく調子良く走っていたのに残念。

 

ラスト36km。後ろの第2集団は8秒までタイム差を縮めてくる。後ろには、ヤコブ・フルサンにアルベルト・ベッティオル、ティム・ウェレンスもいる。

追いつくと、また振り出しに戻ってしまいそうだが、Alpecin-Fenixが二人残っており後続で先頭交代をしない。

 

先頭は、後続を追いつかせないために先頭交代を綺麗に回している。エガン・ベルナルからタデイ・ポガチャルに先頭交代とか中々見れない場面だ。

 

212番は、ミハエル・ゴグルl(Team Qhubeka ASSOS)。もう、後続が追いつくことはないだろう。タイム差は20秒を越えた。

 

ジュリアン・アラフィリップの引きで、ワウト・ファンアールトとトム・ピドコックが遅れてしまう。ベルナルが前にいるので、ピドコックは引かない。

やはり今シーズン初レースでは、さすがのワウト・ファンアールトも調子がでないか。

 

だが、下りでワウト・ファンアールトが引き倒して前に復帰。

 

ラスト15kmでまだ、決まらない。どこでアタックがかかるだろう。

 

後続とは1分離れている。この中から優勝するライダーが決まる。レース前の予想通りのメンバーが揃っている。

 

ラスト12.1kmでついに、砂利道の登りでマチュー・ファンデルプールがアタック!

 

ジュリアン・アラフィリップが下りで追いついてきた。これは二人で決まりか。

 

凄い!  エガン・ベルナルが下りをかっ飛ばして、登りで二人に追いついた!

 

 後続はピドコックが引かないので3対3だ。

 

これは最後の登りで勝負となりそうだ。

 

ワウト・ファンアールトは引かされている。これは登りでタデイ・ポガチャルに抜かれそうだ。

 

ラスト1.3kmまできた。最後の登りに入っていく。

 

マチュー・ファンデルプールが先頭で登りを牽引する。これだけ引いて大丈夫なのか?

 

一度、ジュリアン・アラフィリップが並ぶ。

この後、カメラが上空からの映像に切り替わった瞬間にマチュー・ファンデルプールがアタック!

 

  

ついに二人を振り切って一人で帰ってきた。物凄いスパートで一気に二人との距離が開いていった。

 

マチュー・ファンデルプールは、飛び切り派手なガッツポーズでゴールを飾った。自らアタックをかけて、先頭集団を絞り込み、最後も先頭で上がって登りでもアタックをかけて抜け出す。

まさに王者の走りといった感じだった。ストラーデ・ビアンケまで勝利してしまうなんて。今年のマチュー・ファンデルプールは好調だ。

 

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

RnkRiderTeamTime
1 VAN DER POEL MathieuAlpecin-Fenix4:40:29
2 ALAPHILIPPE JulianDeceuninck – Quick Step0:05
3 BERNAL EganINEOS Grenadiers0:20
4 VAN AERT WoutTeam Jumbo-Visma0:51
5 PIDCOCK ThomasINEOS Grenadiers0:54
6 GOGL MichaelTeam Qhubeka ASSOS,,
7 POGAČAR TadejUAE-Team Emirates,,
8 CLARKE SimonTeam Qhubeka ASSOS2:25
9 FUGLSANG JakobAstana – Premier Tech,,
10 BILBAO PelloBahrain – Victorious2:39
11 CARR SimonEF Education – Nippo3:36
12 POWER RobertTeam Qhubeka ASSOS3:45

エガン・ベルナルは、初出場でこの結果は凄いのでは。これはジロも期待して良いのではないかな。やはり背中や腰の問題はかなり改善されていると見て良いだろう。

トム・ピドコックもイネオスのエースナンバーをつけた走りとして満足いくものだ。初出場でこの結果は素晴らしい。あとは登りの勝負所で遅れないようにすればOKだ。

昨年優勝のワウト・ファンアールトは、流石に今シーズンの初レースでは厳しかったのでは。やはりレースを重ねてから挑まないと練習だけではこなせない。

 

 

 

 

 

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