2022 CROレース第1ステージ 初日の最長ステージでツール覇者のヨナス・ヴィンゲゴーの走りは?

2018年までは、クロアチアツアーと呼ばれていたCROレース。CRO Race(2.1)

レース主催者はTopSport Events社で、6つのステージで構成され、クロアチア全土で1,000 km以上をカバーする。

 

過去の優勝者は

• 2021   ステューブン・ウィリアムズ
• 2019   アダム・イェーツ
• 2018　カンスタンツィン・シウツォウ
• 2017　ヴィンチェンツォ・ニバリ
• 2016　 KVASINA Matija
• 2015　 PATERSKI Maciej
• 2007　 ROGINA Radoslav
• 2001　 MORI Simone
• 2000　 DERGANC Martin
• 1999　 TEKAVEC Gregor

 

注目は2022ツール・ド・フランス制覇のヨナス・ヴィンゲゴーの王者の走りとなる。

 

第1ステージ　オシイェク～ルドブレグ　223.5km

 

クロアチアで4番目に大きな都市オシィエクからスタート。ルドブレグに到着すると、8.5kmのローカルサーキットを2周。

そこに唯一の3級山岳ポイントであるルドブレスキー・ヴィノグラディがある。ただ、平均勾配は3.9%と厳しくない。

それでも、2回目の3級山岳頂上からゴールまでは4.5km。パンチャーを捕まえないとスプリントで決着とはならないコースだ。

 

1. スプリントポイント　Donji Miholjac
2. スプリントポイント   Slatina
3. スプリントポイント   Finish Line
4. 3級山岳   ルドブレスキー・ヴィノグラディ 3.2km・3.9%
5. 3級山岳   ルドブレスキー・ヴィノグラディ 3.2km・3.9%

 

注目のライダーは

•  Bahrain – Victorious　マテイ・モホリッチ、ダミアーノ・カルーゾ
•  INEOS Grenadiers　ミハウ・クフィアトコフスキ、エリア・ヴィヴィアーニ、ゲラント・トーマス
•  Israel – Premier Tech　パトリック・ペヴィン
•  Jumbo-Visma　ヨナス・ヴィンゲゴー、ミラン・ファーダー
•  Team DSM　クリス・ハミルトン
•  Trek – Segafredo　マッティオ・モスケッテイ
•  B&B Hotels – KTM　ピエール・ロラン
•  EOLO-Kometa　ディエゴ・ローザ

 

スタート前

雨予報だったけど、曇り空で20℃。

 

長丁場なので雨が降らないことを祈るばかり。

 

Bahrain Victoriousのライダーは長袖に下も履いてますね。結構寒いのかも。

 

オフィシャルスタートからアタックが。

 

ファーストアタックは、2022クロアチアロード王者のカルロ・ジュリセビッチ(Ljubljana Gusto Santic)20歳。

 

スプリントポイント　Donji Miholjac

最初は7人が逃げており、トップ通過はEOLO-Kometaのサムエレ・リヴィ。

1. サムエレ・リヴィ　EOLO-Kometa　5ポイント
2. ケーニー・モーニー　Bingoal Pauwels Sauces WB　3ポイント
3. ピエール・ロラン　B&B Hotels – KTM　1ポイント　

 

 

  

集団はBahrain VictoriousとINEOS Grenadiersが引いている。

 

5人の逃げ

 

最終的に5人が逃げている。

1. ケーニー・モーニー　Bingoal Pauwels Sauces WB
2. HOČEVAR Kristjan( Adria Mobil)
3. BUDZINSKI Marcin(HRE Mazowsze Serce Polski)
4. HRIBAR Jernej( Ljubljana Gusto Santic)
5. MEILER Lukas(Team Vorarlberg)

 

2か月振りに登場のヨナス・ヴィンゲゴー。登りがあまりないので総合優勝はどうかな。

 

集団先頭はINEOS GrenadiersからデンマークのコンチネルタルチームHrinkow Advarics Cycleangに変わっている。残り63.7kmでタイム差は57秒しかないので問題なし。

 

残り54kmで、丁度1分差。前方に間違いなく雨が降っていそうな場所に向かっていくのはいい気分はしないだろう。

 

あ～、きたか～。残り52.4kmで盛大な雨に。気温は17℃に下がっている。ゴールまで持たなかったか～。

 

集団から一人のライダーがスルスルっと前に。集団はスルーだ。2019年にDELKOで走っていたアレクシス・ゲラン(Team Vorarlberg)。

 

アレクシス・ゲランは、キャリアで2勝しており、今シーズンSazka Tour (2.1)の第4ステージでも優勝している。

 

更に追走でEquipo Kern Pharmaのパブロ・カスティーリョが追う。2022スペイン選手権U23王者だ。

 

先頭に追走の二人が追いついた。これで先頭は7人。

 

集団はIsrael – Premier Tech、INEOS Grenadiersが先頭に出て引き始める。雨は少し小やみになっている。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーが集団復帰中。

 

ハイム・レームライズが引いている。もうすぐ集団に復帰する。

 

残り26.5kmで19秒差に。もう前に先頭が見えている。

 

スプリントポイント   Finish Line

先頭がフニッシュラインを通過。1位通過はBingoal Pauwels Sauces WBのケーニー・モーニー。

 

集団は大集団のまま通過。

 

先頭から後ろの集団が見えてきた。

 

3級山岳   ルドブレスキー・ヴィノグラディ 3.2km・3.9%

最初の3級山岳に。

 

登りで先頭が集団に追いつかれる。逃げているのは追走で合流した二人のみ。

 

Equipo Kern Pharmaのパブロ・カスティーリョのみが単独で逃げ続ける。

 

パブロ・カスティーリョがダミアーノ・カルーゾに捕まる。

 

ここでTeam DSMのオスカー・オンリーがアタック。

 

少しの間リードを奪い、山頂をトップ通過。

1. オスカー・オンリー　Team DSM　3ポイント
2. KORETZKY Victor　B&B Hotels – KTM　2ポイント
3. ジョナサン・ミラン　Bahrain Victorious　1ポイント

 

前方にはマテイ・モホリッチにINEOS Grenadiersも上がってくる。

 

残り1周

集団は、少し人数を減らしてフニッシュラインを通過。

 

大雨の中、INEOS Grenadiersはゲラント・トーマスが先頭を引く。エリア・ヴィヴィアーニもいるようだ。

 

集団先頭をゲラント・トーマスが引く。

 

3級山岳   ルドブレスキー・ヴィノグラディ 3.2km・3.9%

ゲラント・トーマス先頭で3級山岳へ突入。

 

すぐにBahrain Victoriousが先頭に。

 

マテイ・モホリッチが先頭を引く。

 

頂上手前でTeam DSMのオスカー・オンリーが先頭に。

 

何故か、良いところでヘリコプターからの映像に切り替わる。

1. オスカー・オンリー　Team DSM　3ポイント
2. ダミアーノ・カルーゾ　Bahrain Victorious　2ポイント
3. ジョナサン・ミラン　Bahrain Victorious　1ポイント

 

残り4.3km。集団が長く縦一列に。

 

残り3.6kmでマテイ・モホリッチがアタック!

 

マテイ・モホリッチは抜け出せるか?

 

残り2.6km。マテイ・モホリッチがリード。

 

マテイ・モホリッチは、分離帯を乗り越えてカーブをクリアー。

 

残り1.6kmで100mの差が。

 

残り1.2km。50mの差か。

 

Bahrain Victoriousのジョナサン・ミランは、後ろで無線でチームと確認中。

 

マテイ・モホリッチがゴール前に帰ってきた。

 

ジョナサン・ミランは集団先頭に立った。

 

何故か、ジョナサン・ミランがマテイ・モホリッチを追いだした!

 

マテイ・モホリッチの後ろに集団が迫る!

 

なんと、ジョナサン・ミランがマテ・モホリッチを抜いていくようだ。

 

ジョナサン・ミランが、先頭でゴールに向かう!

 

ジョナサン・ミランが先頭だ!

 

   

ジョナサン・ミランはゴールを駆け抜けた～!

チームからの指示は、マテイ・モホリッチを抜いてスプリントで勝てという指示だったようだ。マテイ・モホリッチは、ゴール手前50mで捕らえられている。

なんと、ジョナサン・ミランはプロ1年目の21歳。チームから勝利を託されて見事に初勝利をあげた。

2位には、Alpecin-Deceuninckから移籍したBardiani-CSF-Faizanèのサッシャー・モードロ。不調から立ち直りつつある感じか。

 

ツール覇者のヨナス・ヴィンゲゴーは無事に集団ゴールで16位でフニッシュしている。

 

リザルト

第1ステージ　リザルト

ジョナサン・ミランのコメント(公式サイトより)

やったなんて信じられない！これは信じられないことだ。今シーズンの序盤は苦戦したが、この勝利を長い間探していた。

1 か月前のツール・ド・ポローニュ、そしてドイツツアーで、私はそれに近づいた。私は常に表彰台に上っていたが、最初のステップに立つことはなかった。

このCROレースは私たちにとって非常に重要なので、私は勝利を望み、ここでそれを手に入れたかった。 今日はとても調子が良く、足がとても強かったです！

チームも素晴らしい仕事をしたと思う。誰もが100％を出した。みんなのことをとても誇りに思っています。みんなに感謝し、明日また挑戦したい。

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞