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2022ツール・ド・フランスを制覇したヨナス・ヴィンゲゴーが抱える大きな問題とは?

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UnsplashDenys Nevozhaiが撮影した写真
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ヨナス・ヴィンゲゴーは、2022ツール・ド・フランスでタディ・ポガチャルを破ってツール初制覇を上げた。

デンマークでの盛り上がりは凄いものがあり、空軍がプライベートジェットを護衛してデンマーク入りしたほどだ。

 

この後も、ヨナス・ヴィンゲゴーはマスコミにもみくちゃにされる。しかし、ある時点からメディアの前から全く姿を消してしまった。

さらに、予定されていたツアー・オブ・デンマーク、ブルターニュクラシック、世界選手権も欠場。実に2か月振りにクロアチアのCROレースで復帰した。何故、これほど時間がかかったかのか。

これには、知られざるヨナス・ヴィンゲゴーの大きな問題もあったようだ。

 

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二か月間の休養

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは、人口400人足らずの村に生まれ、今も1,500人足らずの近郊の町に住む小さな町の少年である。

この夏は、スポットライトやソーシャルメディアから離れ、ソファで何時間もくつろぎ、脚を休め、心を澄ませるというシンプルな習慣を持つ男だ。

レースやスポンサーからの電話が何十本もかかってくる中、デンマークのマスコミが何度もアポをとっては欠席する彼を不思議がる中、ヨナスはパートナーと娘のためにすべてを捧げた。

9月の初めからスペインのマラガの道路で練習していたのを目撃した近所の人たちだけが、彼のことを知ることができるほど、カメラから遠ざかっていた。

疑惑と噂が一掃された今、ツール・ド・フランスの華麗なる優勝者が、いよいよクロアチアのスタートラインに立った。

しかし、ヴィンゲゴーの頭の中では、本当は何が起こっていたのだろうか?

 

精神的衝撃

 

1カ月前、Jumbo-Vismaのディレクターが、最初に警鐘を鳴らした。「ヨナス・ヴィンゲゴーは、ファンやジャーナリストからのプレッシャーもあり、休息が必要だ」と。

Jumbo-Vismaは、今年メンタルヘルスの問題でトム・デュムランが早期に引退してしまった。そのためか、ヨナス・ヴィンゲゴーには2か月の休養がチームから与えられている。

昼も夜も人に囲まれているのは、彼にとっては簡単なことではないのだ。

ヨナス・ヴィンゲゴーは、CROレース前の記者会見で初めてツール後について語っている。

「1年間、ツールのために準備してきたのに、突然終わってしまった。空っぽになったとは言いたくないが、奇妙な気分だった。

2 か月が経過したので、もっと長くなる可能性もあったが、また動き出すことができてうれしい。日々、メディアと話すことは非常に厳しく、疲れる。

最後の言葉が、ヨナス・ヴィンゲゴーの本心だろう。

 

実は、ヨナス・ヴィンゲゴーは、若い頃からストレス発作に悩まされ、レース前には必ず嘔吐していた。例えば、メジャー初優勝を果たした2019ツールド・ポローニュ第6ステージ。

次の最終ステージで集団ゴールすれば総合優勝がかかったレースの前日、倒れるほどのメンタルブロックの犠牲となり、眠ることすらできなかった。結局、最終ステージは81位でゴール。総合26位まで落ちてしまう。

このことから、ヨナス・ヴィンゲゴーが復帰に2か月もかかったのは、インポスター症候群があったのかもしれない。

 

インポスター症候群とは

自分の力で何かを達成し、周囲から高く評価されても、自分にはそのような能力はない、評価されるに値しないと自己を過小評価してしまう傾向のこと。 インポスター(impostor)は詐欺師、ペテン師を意味する英語で、「詐欺師症候群」と呼ばれることもある。

引用 インポスター症候群

 

不安のエピソードはよくあることで、時にはうつ病につながることもある。日本では大阪なおみなどがあげられるだろう。

プレッシャーの末に目標を達成したとき、アスリートは爆発し解放される。だが、その直後からこれは運が良かっただけなのではないか、と疑い始める。

新しい挑戦によって、これまでの成功が薄れたり、壊れたりすることを恐れて王者が復帰を先延ばしにするのは、そのためだ。

幸い、ヨナス・ヴィンゲゴーは無事に復帰した。プレッシャーに押しつぶされることなく、うまく来シーズンも活躍できることを願いたい。

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