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2021プリムスクラシック ジュリアン・アラフィリップ vs マチュー・ファンデルプール

海外情報
Photo credit: Marja S on VisualHunt
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世界選手権を1週間後に控えたライダーが多数参戦。

背中の調子が万全でないマチュー・ファンデルプールも出場する。東京オリンピックで落車後の、アントワープ・ポート・エビックでは優勝。

ただ、翌日腰痛になったという。このプリムスクラシックは、世界選手権までのテストの2回目だ。

18の登りがあり、距離は世界選手権よりも少ないがテストとしては最高の舞台だろう。世界チャンピオンのジュリアン・アラフィリップも参加するので、各選手の仕上がり具合もチェックできるはずだ。

最後は、ジュリアン・アラフィリップ vs  マチュー・ファンデルプールとなるのか?

 

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ブラーケル~ハーヒト 197.7km

コースプロフィール photo vanpetegem

 

元ライダーのレイモンアンパニスへのオマージュとして大会は始まったが、1994年から20年間カレンダーから消えていた。

2011年にGP Impanis-VanPetegemとして復活。2015年からプリムスクラシックと名前が変わっている。

レースは、ブレーケルのマーケット広場からスタート。スタート直後、最初の登りであるテンボッセに向かう。ライダーは合計18の登りを走らないといけない。

 

レースの中心は130kmを越えてから。22kmで、6回の登りがある。

  1. Moskesstraat(500m・7.2%)
  2. Holstheide(800m・5.9%)
  3. Smeysberg(600m・7.9%)
  4. Moskesstraat(500m・7.2%)
  5. Florivalstraat(1km・4.1%)
  6. Holstheide(1km・11.5%)

このうち、MoskesstraatSmeysbergは、来週の世界選手権でも使われる登りだ。

ゴールにかけて下っているので、逃げ切るのは難しいだろう。少人数のスプリントになると思われるがどうだろうか。

 

注目されるライダーは

  •  Deceuninck – Quick Step ジュリアン・アラフィリップ、イブ・ランバールト
  •  AG2R Citroën Team オリバー・ナーセン
  •  Cofidis, Solutions Crédits エリア・ヴィヴィアーニ
  •  EF Education – Nippo 別府史之、中根秀登
  •  Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux タコ・ファンデルホールン
  •  Israel Start-Up Nation セップ・ファンマルク
  •  Lotto Soudal トッシュ・ファンデルサンド
  •  Team DSM ティシュ・ベノート
  •  Team Qhubeka NextHash ジャコモ・ニッツォーロ
  •  Trek – Segafredo ディラン・トゥーンス、ジャスパー・ストゥイヴェン
  •  Alpecin-Fenix マチュー・ファンデルプール、ティム・メルリエ

 

逃げは6人

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

ヤン・ウィレム・ファン・チップのアタックで出来た6人の逃げ。

  1. ヘルベン・タイッセン(Lotto Soudal)
  2. ロマン・コンボー(Team DSM)
  3. セバスティアン・ヴァンポッペル(Bingoal Pauwels Sauces WB
  4. ロビン・ユエル・スキビル(Uno-X Pro Cycling Team)
  5. ヤン・ウィレム・ファン・チップ(BEAT Cycling)
  6. フォント ベルナート(EvoPro Racing)

 

2時間ほど1分台の逃げが続く。逃がすつもりは全くないということだ。

 

Smeysberg(600m・7.9%)

最初の逃げが捕まり、新たな逃げが出来ている。

 

逃げに乗ったのは7人。

  1.  ダヴィデ・バッレリーニ(Deceuninck-Quick-Step)
  2. テイメン・アレンスマン(Team DSM)
  3. ディミトリ・クレイス(Team Qhubeka NextHash)
  4. ミカル・ゴグル(Team Qhubeka NextHash)
  5. トムス・スクインシュ(Trek – Segafredo)
  6. ドリース・デポンド(Alpecin-Fenix)
  7. パナッシェンズ・マティース(Bingoal Pauwels Sauces WB)

 

集団前方にジュリアン・アラフィリップの姿が。

 

石畳の登りで引きのばされる。

 

残り42.6kmでマチュー・ファンデルプールがアタック!

 

ジュリアン・アラフィリップが後ろに張り付く。

 

アラフィリップは、交代を拒否。これはジュリアン・アラフィリップで勝負のするのではないということか。マチュー・ファンデルプールも先頭交代してくれないのでは、逃げ切りは難しい。

 

先頭集団の後ろに集団が見えてきた。

 

先頭がつかまる。

 

ジュリアン・アラフィリップを含む3人が前に出る。

 

ジュリアン・アラフィリップは捕まる。まあ当然だ。

 

ここで、ウルフパックが攻撃だ。

 

少し引き離すが、すぐに捕まる。

 

メイン集団も追いつきそうだ。43番は中根秀登。しっかりと集団にいる。

 

ジュリアン・アラフィリップが仕掛ける。

 

後ろは、ダヴィデ・バッレリーニ。

 

少し抜け出しそうか。

 

超強力なメンバーとなる。

  1. ジュリアン・アラフィリップ Deceuninck-Quick-Step
  2. ダヴィデ・バッレリーニ Deceuninck-Quick-Step
  3. マチュー・ファンデルプール Alpecin-Fenix
  4. トッシュ・ファンデルサンド  Lotto Soudal

 

後ろから次々に追走が加わる。

 

11人となった。なんとウルフパックが5人。これは有利だ。

 

ウルフパックは、スプリントに持ち込むつもりかな。ジュリアン・アラフィリップが積極的に先頭を引いている。

 

トレックは、ジャスパー・スティーブン。

 

Team Qhubeka NextHashは、ジャコモ・ニッツォーロ、サイモン・クラークの二人が乗っている。メイン集団から逃げ切れるか。

 

ウルフパックは、ジュリアン・アラフィリップ、ダヴィデ・バッレニーニ、フロリアン・セネシャル、ミッケルフレーリク・ホノレ、ゼネク・スティバルと5人もいる。

これは最後は波状攻撃だ。

 

さあ、ウルフパックの攻撃が始まる。まずは、ミッケルフレーリク・ホノレだ。

 

あっと、ここでマチュー・ファンデルプールがパンク。これは痛い!

 

先頭は5人に代わる。

  1. トッシュ・ファンデルサンド  Lotto Soudal
  2. ジャスパー・スティーブン Trek-Segafredo
  3. ミッケルフレーリク・ホノレ Deceuninck-Quick-Step
  4. フロリアン・セネシャル Deceuninck-Quick-Step
  5. サイモン・クラーク Team Qhubeka NextHash

 

ジュリアン・アラフィリップは、後方に飲み込まれる。ここからは、先頭に追いつかないように邪魔をするのが仕事だ。

 

Alpecin-Fenixのジャンニ・フェルメルシュがペースを上げようとしてもウルフパックが邪魔をする。先頭とはタイム差が広がるばかりだ。

このレースは、ジュリアン・アラフィリップとマチュー・ファンデルプールがゴールで争うレースではなくなった。

 

ウルフパックは、二人いるのでミッケルフレーリク・ホノレがアタックをかけて、捕まったらフロリアン・セネシャルでスプリントかな。

 

トッシュ・ファンデルサンドのアタックで、サイモン・クラークが切れる。

 

トッシュ・ファンデルサンドには、ミッケルフレーリク・ホノレがチェックにはいる。二人いるので有利だ。

 

フロリアン・セネシャルは、ジャスパー・スティーブンをマークしている。

 

ミッケルフレーリク・ホノレは、先頭交代して、ジャスパー・スティーブンの足を使わせる作戦だ。

 

だが、ジャスパー・スティーブンは追いついてきた。

 

優勝はこの中から決まる。牽制する時間は十分にある。

 

残り1.2kmでミッケルフレーリク・ホノレがアタック!

 

すぐに捕まるが、これでジャスパー・スティーブンのロングアタックを封じ込める。

 

もう、右に左に牽制しまくりだ。

 

誰がスパートをかけるか。ゴールに近づけば近づくほどフロリアン・セネシャルが有利となる。

 

サイモン・クラークも追いつてきた。

 

ミッケルフレーリク・ホノレがスプリントを開始!

 

ジャスパー・スティーブンが先頭に出る。

 

ジャスパー・スティーブンが先頭だ。

 

フロリアン・セネシャルがまくってくる。

 

ジャスパー・スティーブンが諦めた。

 

ゴールは、フロリアン・セネシャルが勝利だ~!

フロリアン・セネシャルは、ブエルタ第13ステージでも、ファビオ・ヤコブセンにかわってゴールを勝ち取っている。

今回は、ダヴィデ・バッレニーニが後ろのグループに入ったので、スプリントを狙った。しっかりと勝利するのは流石だ。

まあ、ミッケルフレーリク・ホノレがいたことがとても大きい。ジャスパー・スティーブンを封じ込めたのだから凄いことだ。

誰で勝てるウルフバックは最強だ。

 

リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1
 SÉNÉCHAL Florian
Deceuninck – Quick Step 200 125 4:34:05
2
 VAN DER SANDE Tosh
Lotto Soudal 150 85 ,,
3
 STUYVEN Jasper
Trek – Segafredo 125 60 ,,
4
 HONORÉ Mikkel Frølich
Deceuninck – Quick Step 100 50 ,,
5
 CLARKE Simon
Team Qhubeka NextHash 85 45 0:04
6
 LAMPAERT Yves
Deceuninck – Quick Step 70 40 ,,
7
 ŠTYBAR Zdeněk
Deceuninck – Quick Step 60 35 1:00
8
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin-Fenix 50 30 ,,
9
 NIZZOLO Giacomo
Team Qhubeka NextHash 40 26 ,,
10
 BALLERINI Davide
Deceuninck – Quick Step 35 22 ,,
11
 LOUVEL Matis
Team Arkéa Samsic 30 20 ,,
12
 DEWULF Stan
AG2R Citroën Team 25 18 ,,
13
 HOFSTETTER Hugo
Israel Start-Up Nation 20 16 ,,
14
 CONSONNI Simone
Cofidis, Solutions Crédits 15 14 ,,
15
 ALEOTTI Giovanni
BORA – hansgrohe 10 12 ,,
16
 NAESEN Oliver
AG2R Citroën Team 5 10 ,,
17
 URIANSTAD Martin
Uno-X Pro Cycling Team 5 9 ,,
18
 NAESEN Lawrence
AG2R Citroën Team 5 8 ,,
19
 VAN ASBROECK Tom
Israel Start-Up Nation 5 7 ,,
20
 GOGL Michael
Team Qhubeka NextHash 5 6 ,,

マチュー・ファンデルプールは集団の2位で帰ってきている。パンクがなければ、良かったのだけどテスト結果としてどうだったのだろうか?

 

 

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