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バロワーズ・ベルギーツアー第1ステージ 復活の男の激走劇

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Photo credit: SurFeRGiRL30 on VisualHunt.com
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バロワーズ・ベルギーツアーも昨年はコロナのために中止。

2年振りにレースが帰ってくる。前回優勝は、レムコ・エヴェネプール。プロ初めての総合優勝を決めたレースだ。

レムコは、昨年のイル・ロンバルディアの骨盤骨折からジロに出場。ジロでも落車してリタイヤとなっている。

オリンピックとブエルタに向けて、調子を上げていけるのか注目となるレースだ。

 

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第1ステージ ベーフェレン~マールケダル 175.3km

第1ステージ photo baloisebelgiumtour

 

前半は見ての通りフラットコース。だが、後半からアルデンヌクラシックでも使われるコースを周回する。

スタートから、128km後にマールケダルのフニッシュラインを一度通過。ここから15.5kmのローカルラップを3周する。

ゴール手前14kmには、ゴールデンKMがあり、ボーナスタイムとして1位3秒、2位2秒、3位3秒が与えられる。間違いなく、総合順位にも影響を与えるので多くのライダーが狙うはず。

周回コースには、石畳の登りBerg Ten Houte (1.1 km・5.8%)が3回登場する。最後の石畳の登りで抜け出したライダーがゴールを狙うことになる。

 

スタート前

baloisebelgiumtour ストリーミング スクリーンショット以下同様

 

Team Qhubeka ASSOSからは、ジャコモ・ニッツォーロと2年前の大会で総合2位となったヴィクトール・カンペナールツ。

ジャコモ・ニッツォーロはジロの疲労はとれたんだろうか?

ヴィクトール・カンペナールツも膝の痛みのためにジロをリタイヤしている。治ったかな?

TTは練習をあまりしていないというけど、今回のメンバーならば上位に入りたいはず。ヴィクトール・カンペナールツはこのベルギーツアーで初めてロード優勝している相性の良いレースだ。

 

Team Arkéa Samsicからは、出場停止処分のとけたナセル・ブアニが出場。ツール・ド・フランスへの出場が予定されており、調子の良い所を見せたいところだ。

 

こちらも出場停止がとけてジロにも出場したディラン・フルーネウェーヘン。しかし、出場停止期間が長いとレース感も戻ってこないのか、全く良い順位が得られない。

そろそろ復活の勝利が欲しいところ。プレゼンテーションの時くらいサングラスを取って貰いたいけどなあ~。

 

Alpecin-Fenixからは、ジロ・デ・イタリアで最もよく逃げたドリース・デポンドが出場。

ただ、ここではティム・メルリエとジャスパー・フィリップセンの二人のスプリンターのためにアシストとなるだろう。

 

今大会、最強のスプリンターとなるか、Lotto Soudalのカレブ・ユアン。ベルギーの放送なのでテレビはフィリップ・ジルベールばかりアップにする。まあ、当然か。

 

前回優勝のレムコ・エヴェネプール。体調とケガが治っていれば第2ステージのTTからトップに立てるはず。

エルフステッドロンデ(Elfstedenronde)では、積極的に先頭を引いてマーク・カヴェンディシュのために献身的にアシストした。調子は良いと思うけど。

あとは、スプリンターステージで遅れなければ総合優勝も夢ではない。

 

急遽、サム・ベネットの代わりに出場となったマーク・カヴェンディシュ。果たして、サム・ベネットの代わりを無事に勤めることが出来るだろうか?

 

 

逃げは8人

スタートラインではレムコ・エヴェネプールとドリース・デポンドがグータッチ。隣はフィリップ・ジルベール。

 

スタートからすぐにアタック開始。最初に逃げだしたのは5人。

  • WIRTGEN Tom (Bingoal Pauwels Sauces WB)
  • GHYS Robbe (Sport Vlaanderen – Baloise)
  • AERTS Thijs (Baloise – Trek Lions)
  • HAVIK Yoeri (BEAT Cycling)
  • VAN SCHIP Jan-Willem (BEAT Cycling)

 

さらに、後方から3人が残り168kmでアタック。

  • VAN DEN BRANDE Julien (Tarteletto – Isorex)
  • MARCHAND Gianni (Tarteletto – Isorex)
  • MARIT Arne (Sport Vlaanderen – Baloise)

残り166kmで8人の逃げグループが完成。

 

残り69kmで3分20秒のタイム差。

逃げているBEAT CyclingJan-Willem van Schipは、極端なフレアハンドルでレースをしているライダー。

ハンドルを拡大した映像が中々映らかなかったのが残念。Speeco Aero Breakaway Barのハンドル開発に加わっている。

 

ジャコモ・ニッツォーロは集団に復帰中。トイレ休憩だったのかな。

 

集団はスプリンターチームが引く。今日はスプリントで決着をつけたいチームばかりだ。

  • Lotto Soudal カレブ・ユアン
  • BORA-hansgrohe パスカル・アッカーマン
  • Team Qhubeka ASSOS ジャコモ・ニッツォーロ
  • Team Jumbo-Visma ディラン・フルーネウェーヘン
  • Alpecin-Fenix ティム・メルリエ、ジャスパー・フィリップセン
  • B&B Hotels p/b KTM ブライアン・コカール
  • Team Arkéa Samsic ナセル・ブアニ
  • Teem DSM ケース・ボル

 

先頭は、指を剥離骨折しているゼネク・スティバルが全開で引く。右膝にも包帯を巻いているのだけど、大丈夫なんだろうか?

 

集団は、マーク・カヴェンディシュが先頭を引く場面も。これは今日のカヴのスプリントはないな。

 

3周のローカルラップ

 

先頭はタイム差を削られていく。周回コースに突入だ。ここから石畳の登りを3回こなさないといけない。

 

レムコ・エヴェネプールが集団遅れている。誰もアシストがいないけど良いのか?

 

集団もローカルラップに突入。マーク・カヴェンディシュが先頭だ。

 

1回目の登り。まずは、フォートストラートの登り。600mで4%。更に、Ellestraat、Berg Ten Houteと続く。

 

Deceuninck-QuickStep、Lotto-Soudal、Qhubeka Assos、Alpecin-Fenixが激しく先頭を引く。マーク・カヴェンディシュも積極的に集団をリード。

 

後方では、集団牽引していたゼネク・スティバルが切れていく。

 

先頭でも登りで人数が絞られていく。

 

Deceuninck-QuickStepがレースを厳しくする。どんどん先頭でペースを上げて集団を絞っていく。

 

残り33km。先頭とは45秒のタイム差となってきた。

 

ここでレムコが先頭でガンガン引く。

 

レムコ・エヴェネプールのスパートで集団は一気に絞られた。

 

2週目に入る前に逃げグループの一部を抜いていく。

 

ラスト2周回

 

ラスト2周回に入る所で、後ろのメイン集団を完全にちぎったぞ。

 

なんとか残ったメンバーがレムコにくらいつく。ヴィクトール・カンペナールツも先頭を全開で引き倒す。

 

でた~。

レムコ・エヴェネプールのアタックに、ヴィクトール・カンペナールツだけが食らいつく。

 

先頭は3人になっており、レムコは後15秒で追いつく。

 

レムコとヴィクトール・カンペナールツの二人が前を追う。

 

先頭からは、更に二人が逃げだす。

  1. ロッペ・ヒス (Sport Vlaanderen – Baloise)
  2. ジャンニ・マルシャン(Tarteletto – Isorex)

 

レムコとヴィクトール・カンペナールツは逃げていた前の二人に追いつく。更に前方には二人が12秒差で逃げている。

 

レムコが先頭の二人にグイグイ近づいていく。

 

レムコはかまわず、抜いていく。集団はクイックステップが抑えに回る。

 

カレブ・ユアンも切れていく。

 

パスカル・アッカーマンは切れている。バイクに早くいけと言っている。スプリンターは次々に落ちていく。

 

集団からフィリップ・ジルベールがアタック。これをダヴィデ・バッレリーニがチェックする。

 

レムコは石畳の登りに入る。フィリップ・ジルベールとは21秒差だ。

 

レムコ先頭でグイグイ上る。後ろはヴィクトール・カンペナールツがびったりとマークする。

 

ダヴィデ・パッレリーニは、フィリップ・ジルベールについていけない。これはレムコにとっては不利だ。

 

だが、フィリップ・ジルベールも集団に吸収されてしまう。

 

集団は一塊に戻ってしまう。

 

レムコは残り14.1kmで32秒までタイム差を開いてきた。うしろ3人はツキイチ君だ。

  1. レムコ・エヴェネプール
  2. ヴィクトール・カンペナールツ
  3. ロッペ・ヒス (Sport Vlaanderen – Baloise)
  4. ジャンニ・マルシャン(Tarteletto – Isorex)

 

集団もあきらめていない。タイム差を少しずつ詰めてくる。

 

途中で、レムコは手を上げて前を引けとジャスチャーするけど、引けるライダーはいない。

 

残り7kmで26秒。明日もTTだが、全く関係ないのだろう。レムコの独走力は戻っていると言って良い。

 

なんと、ヴィクトール・カンペナールツが切れてしまう。完全に付き切れだ。

 

どうやら、脚がつって痙攣してしまった。ここまでレムコに追い込まれてしまうとは~。

 

レムコ先頭でグイグイ上る。最後の石畳の登りだ。ここでレムコは後ろを引き離そうともがくが二人を落とせなかった。

  1. レムコ・エヴェネプール
  2. ロッペ・ヒス (Sport Vlaanderen – Baloise)
  3. ジャンニ・マルシャン(Tarteletto – Isorex)

 

ラスト2kmまできた。レムコは集団に27秒のタイム差をつけている。

 

 

フィリップ・ジルベールも必死の走りをみせる。

 

3人は最後のスプリントに向かう。だが、レムコは足が残っていない。これだけ一人で引いているのだから当然だ。

 

最後は、ロッペ・ヒス が伸びる。

 

これは決まりだ。

 

  

ロッペ・ヒスがスプリント勝利。レムコのホイールについていくことが出来たのが勝因だ。

24歳でプロ初勝利は大金星だ。

レムコは、ゴールデンKMを獲得しており3秒のボーナスタイムを得ている。そして2位のボーナスタイム2秒も獲得し5秒リード。

見事に総合でトップにたった。実に最後の2周を全て一人で引き続けて勝利するというのは凄いことだ。完全に復活したね。

 

 

みんながお互いに見合っていたので、私たちが本当に逃げだせた瞬間は奇妙だった。私はその瞬間に気づいた。

ここは、決して回復することのできないサーキットだ。一息つくことができれば、それは常にテクニカルな道となる。

常に良い位置にいなければいけない。そうでないと、上昇するのが非常に難しくなる。

楽しかった。天気も良かったので、このレースのスタートはとても良かった。今日の勝利を得ることができなかったのは残念だが、私は最高のスプリンターではない。

イタリアでは、最初の10日間の落ち込みが深刻だと感じた。毎日繰り返された。それを受け入れなければならなかった。

今日はすべてが完璧に終わった。だからリベンジなどはしたくない。それはプロセスの問題だ。もう一度最高の気分を味わいたいが、それを実行するのは難しい。

第2ステージは個人TT。レムコは確固たるリードを築き上げるだろう。

今は、レムコの快進撃が再び始まる序章をみているのかもしれない。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

第1ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  GHYS Robbe Sport Vlaanderen – Baloise 20 30 4:05:15
2  EVENEPOEL Remco Deceuninck – Quick Step 10 18 ,,
3  MARCHAND Gianni Tarteletto – Isorex 5 12 ,,
4  PHILIPSEN Jasper Alpecin-Fenix   7 0:28
5  DE BUYST Jasper Lotto Soudal   4 ,,
6  AERTS Toon Baloise – Trek Lions   3 ,,
7  SCHELLING Ide BORA – hansgrohe   2 ,,
8  VAN POPPEL Boy Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux   1 ,,
9  COQUARD Bryan B&B Hotels p/b KTM     ,,
10  EENKHOORN Pascal Team Jumbo-Visma     ,,

総合

Rnk Rider Team UCI Time
1  EVENEPOEL Remco Deceuninck – Quick Step 5 4:05:00
2  GHYS Robbe Sport Vlaanderen – Baloise   0:05
3  MARCHAND Gianni Tarteletto – Isorex   0:08
4  CLAEYS Dimitri Team Qhubeka ASSOS   0:41
5  PHILIPSEN Jasper Alpecin-Fenix   0:43
6  DE BUYST Jasper Lotto Soudal   ,,
7  AERTS Toon Baloise – Trek Lions   ,,
8  SCHELLING Ide BORA – hansgrohe   ,,
9  VAN POPPEL Boy Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux   ,,
10  COQUARD Bryan B&B Hotels p/b KTM   ,,

ポイント賞

Rnk Rider Team Points
1  GHYS Robbe Sport Vlaanderen – Baloise 30
2  EVENEPOEL Remco Deceuninck – Quick Step 25
3  MARCHAND Gianni Tarteletto – Isorex 22
4  PHILIPSEN Jasper Alpecin-Fenix 19
5  DE BUYST Jasper Lotto Soudal 17
6  AERTS Toon Baloise – Trek Lions 15
7  SCHELLING Ide BORA – hansgrohe 13
8  VAN POPPEL Boy Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 12
9  COQUARD Bryan B&B Hotels p/b KTM 11
10  EENKHOORN Pascal Team Jumbo-Visma 10

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