いよいよアルプス3連戦の最初のステージが始まる。
このステージで、大きく総合が動くことは間違いない。
コースプロフィールを書いてみました。
このステージは200キロ超で、6時間はかかるのでゴールは日本時間の1時前くらいでしょうかねえ~。
誰が勝つのか、ジュリアン・アラフィリップは粘れるのか見ものです。
第18ステージ アンブラン〜ヴァロワール 208㎞
超級山岳のイゾアールとガリビエ峠を含む、今大会のクイーンステージ。
単純に3つの山を越える感じですね。
走行距離208キロ。獲得標高5,000mを超え走行時間は6時間。
Côtedes DemoisellesCoiffées 3級
スタートして13キロ地点には、3級山岳Côtedes DemoisellesCoiffées(登坂距離3.9 km、平均勾配 5.2%)が現れる。
スタートから逃げ集団が活発に動くだろうが、この山を越えられないとゴールまでが長い。遅れた選手は常にタイムアウトと闘うことになる。
スプリンターには過酷な一日となりそう。
第17ステージでは、あまりの暑さのためにタイムアウトの基準がトップゴールではなくて集団からの基準と変わったので多くの選手が助かった。
これは、サガンが言ったからかもしれない。
45キロ地点にある中間スプリントポイントを通過すると、いよいよ1級山岳コルデ・ヴァル峠(登坂距離9.3km、平均勾配7.5%)に向かう。
2109mの峠を越えると、9キロほどのダウンヒル。頂上で遅れたライダーは下りで合流を目指す。
スタートからして100キロして超級イゾアール(登坂距離14.1㎞、平均勾配7.3%)の登りが始まる。
まだレースは半分の距離だ。
スタート地点のアンブランの、今日の天気予報では一部雷雨も予想されている。
最高気温も30度が予測されており、雨でも降らなきゃ山で脱水になってしまいそうだ。
このステージの最後に現れる、超級山岳の二つ目。
ガリビエ峠(登坂距離23㎞、平均勾配5.1%)。
数々の勝負が決まってきた、このガリビエ峠で総合勢の最後の戦いがあるだろう。
ガリビエ峠は、ラストに向けて徐々に勾配が増していく。
ジュリアン・アラフィリップはここまでマイヨ・ジョーヌマジックとも言える走りでトップを死守してきた。
まずは、最初の超級イゾアールを越えて来ることが出来るのかどうか。
最後に残るのは、
- ティボー・ピノ( Groupama – FDJ)
- エマヌエル・ブッフマン(BORA – hansgrohe)
- ステフェン・クライスヴァイク(Team Jumbo-Visma)
- ゲラント・トーマス(Team INEOS)
- エガン・ベルナル(Team INEOS)
- ミケル・ランダ(Movistar Team)
などが残ってくるだろう。
それぞれのエースがどれだけアシストを残しているかも勝負の分かれ目になるかもしれない。
ガリビエ峠を越えるとあとは10キロのダウンヒルだ。
Team INEOSは、ゲラント・トーマスが遅れればエガン・ベルナルが前を走るようになる。
エースの交代となる日になるかもしれない。ゲラント・トーマスはこのツールでは落車を3度しているし、好調な走りが中々見れていない。
大きく総合が動く可能性があり、楽しみなレースとなりそうだ。
英語放送なので、選手の名前はこちらで確認して下さい。ゼッケンナンバーが分かれば名前もわかります。
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