Fulcrumは、最新かつ最高のクライミングホイール、Fulcrum Speed25を発表。
1,285gの重量、26mmのリムハイトで軽量に仕上がっている。
Fulcrumは、Campagnoloの子会社で、そのホイールは多くの革新的技術を共有している。
Fulcrum Speed25の機能のほとんどは、Campagnoloの新しいLevanteホイールにも備わっているのだ。
Fulcrum Speed25
フルクラムは、スピード25に2ウェイフィットシステムを搭載し、チューブレスリムテープを必要としない、リムベッドに穴を開けない完全気密のホイールを実現した。
当然タイヤも、クリンチャー、チューブレスレディ、チューブレスで利用できる2-Way Fitチューブレス対応となっている。
2-Way Fitとは
標準のクリンチャーとインナーチューブまたはチューブレスタイヤと一緒に使用することが出来るホイール。
リム
リムには「ミニフック」を採用し、ETRTO規格ではフック付きとしてカウントされるため、より多くのタイヤを装着することができる。
フックレスリムの利点(簡単で無駄のない構造、軽量化)はそのままに、より小さなサイズと形状を実現している。
Fulcrumは、フックレスリムを両者の長所と位置づけている。
さらに軽量化されたのは「ダイレクトインモールドマット仕上げ」で、ホイールにさらなる加工を施す必要がないこと。
26mmというリムの高さは、最近のクライミングホイールでもかなり浅い方だ。しかし、ホイールのCdAを構成する要素は深さだけでなく、もっとたくさんある。
フロントホイールでは、エアロダイナミクスを向上させるために左右対称のプロファイルを保ち、リアリムでは、リアハブのディッシングをより良く補正するために非対称のプロファイルを与えている。
リム内部幅は21mmで、現代のロード用ホイールセットとしてはそれほど大きくはない。
スポーク
スポークは、他のホイールセットと同様、Fulcrumのヨーロッパ工場で自社製造されている。スポークを固定してニップルを回すと、丸い直引きのスポークが回転する。
パターンは、スポークが交差する地点で互いに接触しないように配置されている。
大したことではないように思われるかもしれないが、Fulcrumは、ホイールの長寿命にわたって一貫したパフォーマンスを保証し、予期しないきしみ音がないことを保証すると述べている。
セラミックハブ
このハブは、Fulcrum社製で、USBセラミックベアリングを使用している。Fulcrumによれば、標準的なベアリングに比べて転がり抵抗が50%低減されているという。
Fulcrumは、シールカートリッジ・ベアリングではなく、カップ&コーン・システムを採用しており、ホームメカニックによる調整や修理が容易になるとともに、転がり抵抗も低く抑えられているという。
Fulcrum Speed25 spec
- カバータイプ:2ウェイフィット
- 重量:1.285 g
- リム高さ : 26mm
- リム外部幅 : 27.6mm
- リム内部幅 : 21mm
- スポーク素材:ステンレス鋼-ダブルバテッド
- ベアリング:USBセラミック
- フリーボディ:XDR、HG11、N3W
Speed 25ホイールセットは、Shimano / SRAM HG11、XDR、およびCampagnoloのN3Wフリーハブボディで利用可能。
価格は、2750ドル(約37万円)
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