すでに情報は出ていたけれど、Team Visma | Lease a Bikeのワウト・ファンアールトは、来シーズン、ジロ・デ・イタリアとブエルタ・ア・エスパーニャに出場する。
つまり、ツール・ド・フランス出場はない。少し違ったアプローチを取る。ロンド・ファン・フラーデレンとパリ〜ルーベも走るが、2024年シーズンの最大の目標となるのはどのレースなのだろうか?
2024年の目標
🇧🇪 #ExactCross
He’s back! 🤩 pic.twitter.com/rNX5ZFvzY6
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) December 9, 2023
ワウト・ファンアールトは、Team Visma | Lease a Bikeのメディアデーでジロとブエルタ出場を正式に認めた。
シクロクロスのレースを少なくすることで、すでに頭が自由になっていると感じている。これで大きな目標のためのエネルギーが増えるといいんだけど……。
勝つことだけが重要だと自分にプレッシャーをかけ続けたくない。
では、最初の大きな目標は?
ネイサン・ファンフーイドンクがいなくなったことで、クラシックチームにとって重要な選手を失った。しかし、補強はある。
ロンド・ファン・フラーデレンやパリ〜ルーベでの勝利を目指す。それが最初の大きな目標だが、勝つことだけが重要だと自分にプレッシャーをかけ続けたくはない。
それは全く真実ではない。また、準備のように、その周りのすべてを楽しむようにしている。卑怯に聞こえるかもしれないし、もちろん勝ちたいけれど、そういう見方をするようにしているんだ。
オンループ・ヘットニュースブラッドとヴォルタ・アン・アンガルヴァには出場するようですが、ストラーデビアンケ、ミラノ~サンレモ、ティレーノ・アドリアテッコは来季のプログラムにはないのですか?
ジロに向かい、その後のオリンピックに全力を尽くす。だからツールはない。ステージ優勝を狙っている。たぶん1勝以上。ステージを選ばなければならない。
でもジロは本当に楽しみ。何か新しいことを発見する時だと思ったんだ。純粋にステージ優勝にフォーカスしている。
シーズン後半は、ブエルタ、そしてもちろん9月の世界選手権にも出場するんですよね。
私たちは長い間、ロンドとルーベで勝利することを望んできた。挑戦し続け、2024年に成功することを願っている。
何がより良くできるのか、何をすべきなのかを常に考えている。ジロで総合優勝?そんなことはありえないよ。
先日、パリ〜ルーベの石畳セクションを探検してましたね。その理由とは?
まだ先のことだが、今なら必要であれば素材を変更することができる。パリ〜ルーベのラスト100キロは、ほとんどいつも同じなので、偵察というより、素材のテストだった。
北の地獄(パリ~ルーベ)が春の主な目標のひとつと思ってよい?
2018年の初参加以来、このレースに惚れ込んでいる。すでに何度か故障もあったが、それでも素晴らしい結果を残してきた。今、運が味方してくれれば、勝利に近づけるだろう。
ワウト・ファンアールトの前半の目標はパリ~ルーベだ。このインタビューではあまり触れられていないけれども、ツール・ド・フランスに出場しないことで、パリオリンピックには、フレッシュな状態で出場出来るはず。
ツール出場してオリンピックロードに出場するライダーよりも有利となるのは間違いない。ジロのあとには、高度トレーニングしてオリンピックとブエルタに備えるはずだ。
ワウト・ファンアールトのレーススケジュール
現在わかっているワウト・ファンアールトのレーススケジュールは
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2/12 ハエン・パライソ・インテリオル
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2/14 ヴォルタ・アン・アンガルヴァ
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2/24 オンループ・ヘットニュースブラッド
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2/25 クールネ〜ブリュッセル〜クールネ
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3/22 E3 サクソ・クラシック
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3/24 ヘント〜ウェヴェルヘム
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3/27 ドワルス・ドール・フラーンデレン
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3/31 ロンド・ファン・フラーデレン
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4/7 パリ~ルーベ
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4/5 ジロ・デ・イタリア
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8/3 オリンピックロード
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8/17 ブエルタ・ア・エスパーニャ
ワウト・ファンアールトは、シクロクロスを1月4日のX²Oバドカマートロフェー第5戦コクサイデで切り上げる予定。
ロード初戦は、スペイン版のストラーデビアンケと呼ばれるハエン・パライソ・インテリオル。これは初戦から優勝を狙えるパターンだ。
ジロ・デ・イタリアを終わってからは、休養と高地トレーニングが待っている。狙うのは、オリンピックロードとなりそうだ。
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