ネイサン・ファンフーイドンクは、心臓の問題により9月20日をもってJumbo-Vismaでのプロキャリアを終焉した。
先週、交通事故を起こしアントワープの病院に運ばれたネイサン・ファンフーイドンク。
病院での精密検査の結果は、心筋に異常があることが判明した。
手術を受ける
Nathan Van Hooydonck (@NVHooydonck) returns home but with bad news about his professional career
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— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) September 20, 2023
ネイサン・ファンフーイドンクは、事故から約1週間で体内除細動器(ICD)を取り付けられた。これには、プロでのサイクリング活動は出来なくなることを意味している。
ネイサン・ファンフーイドンクは、チーム公式サイトでコメント。
「私は信じられないほど幸運だったと思います。もし私がすぐに適切な援助を受けていなければ、事態は違った展開になっていたかもしれません。
今は大丈夫ですが、自分のキャリアが終わったという事実をまだ受け入れなければなりません。
助けてくれた方々、病院の専門スタッフ、そしてメッセージをくれたファンの皆様に感謝します。今は回復と将来の父親になることに集中します。
アリシアと妊娠はすべて順調で、出産を楽しみにしています。それが今では本当に役に立っています。」
サイクリストの場合、下り坂で除細動装置が作動して転倒すると、他のライダーも巻き込むことが考えられる。そのため、レースをすることは出来ない。他のスポーツとは違う点だ。
ネイサン・ファンフーイドンクは、2023ツール・ド・フランスでヨナス・ヴィンゲゴーをアシスト。グランドツアーには4回出場している。
2023クールネ〜ブリュッセル〜クールネではテッシュ・ベノートをアシストして2位に入った。
また、ネイサン・ファンフーイドンクは、2021年12月28日に生まれたばかりの息子をなくしている。今回、交通事故で隣に座っていた奥さんが無傷だったのは本当に良かった。
ワウト・ファンアールトは不公平だと
ヨーロッパ選手権で3位となったワウト・ファンアールトは、友人でチームメイトのネイサン・ファンフーイドンクが心臓疾患のため引退しなければならないというニュースについて、レース後に以下のように語る。
とても悲しいニュースだ。『悲しい』は二番目だけどね。ネイサンがまだここにいてくれて良かった。 今週は危うい状況だった。
彼がそれを乗り越えることができたことには非常に感謝しているが、情熱を追求できなくなったのは彼にとって大きな打撃だ。
最高のチームメイトを失うことになった。それは私にとって難しいことだ。彼はすでに多くの挫折を経験している。本当に不公平だ。
ネイサン・ファンフーイドンクは、ワウト・ファンアールトを常にアシストしていた。インタビューでは、ワウト・ファンアールトは涙を堪えていたようだった。
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