ワウト・ファンアールトは、シクロクロス復帰第2戦の2025-2026 X²Oバドカマートロフェー第4戦ホフスターデでマチュー・ファンデルプールについで2位に入った。
二人の直接の対決とはならなかったけれど、あらためて二人のレベルの高さを見せつけられた感じだ。
ワウト・ファンアールトは、ゴール後にマチュー・ファンデルプールの引退発言について尋ねられている。
理解できる
まずは今日のレースについて。2位おめでとうございます。
ありがとう。今日の走りには満足しているよ。今シーズン初めて表彰台に上がれたし、アントワープの時よりもずっと調子が良かった。
スタートで少し苦労したのは相変わらずだけど、一度リズムに乗ってからは前を追うことができた。マチューとの差は縮まらなかったけれど、他の選手たちより良い脚があるとは感じられたね。
マチューは今のところ無敵ですね。
その通りだね。あんな走りをされたら、できることはほとんどない。僕はここでベストコンディションを作るために来ているわけではないけれど、あと数パーセント調子を上げて、彼を少しでも苦しめられるようになりたいね。
もう一つ聞きたいテーマがあります。マチュー自身が「今シーズンの終わりでシクロクロスから引退するかもしれない」と発言し始めました。これについてどう思いますか?
うん、それを読んだときは正直驚いたよ。 でも、ある意味で彼の言っていることは理解できる。彼にはもう、このシクロクロスで勝ち取るべきものが残っていないからね。
僕でさえ時々そう感じることがあるんだから、彼のように完全に別次元のレベルにいる選手なら尚更だろう。
やはり、モチベーションの維持が難しいのでしょうか?
もし彼が世界選手権最多優勝の記録を達成して終わるとしたら、それは美しい結末になると思う。 ただ一方で、僕自身のことを考えれば、僕は毎冬ここに戻ってくるのが大好きなんだ。
彼もこの競技から多くの喜びを得ていると想像しているから……。 もし彼がいなくなったら、僕たちは彼を寂しく思うだろうね。まあ、実際にどうなるか待ってみよう。
ファンを安心させるために聞きますが、あなた自身はまだシクロクロスに別れを告げるつもりはないですよね?
いいえ、僕はまだそれについては考えていないよ(笑)
マチュー・ファンデルプールは30歳、ワウト・ファンアールトは31歳。二人も若いとは言えないベテランの領域に入ってきた。ただ、今は昔と違いトレーニング方法、栄養面、メンテナンス面も進化している。年齢を重ねてもレベルは下がりにくい。モチベーションについては難しいけれど。
フェム・ファンエンペルのように完璧主義者とかだと計り知れないほどのプレッシャーもあっただろう。しかし、二人の世界王者がいなくなっら寂しすぎる。
ワウト・ファンアールトには、ファンのためにも引退まで走り続けてもらいたい。






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