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父アドリが語る、マチューのシクロクロス引退示唆 「ポガチャルの例を見れば、彼の言い分も理解できる」

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Photo credit: hans905 on VisualHunt.com
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マチュー・ファンデルプール、はここ数日、シクロクロス選手としてのキャリアの終焉、あるいは少なくともシクロクロスなしの冬をほのめかしている。

フルストでの世界選手権では、自国で史上最多となる8度目の世界タイトル獲得が可能な状況だ。

父親のアドリュー・ファンデルプールは、息子の引退発言についてどう思っているのだろうか。

 

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別れを告げる決断を理解するが残念

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マチュー・ファンデルプールもすごいが父親もすごい。

マチュー・ファンデルプールの2019 アムステルゴールドレースでの勝利は、全く前例がないわけではなく父親も同じことをしている。

1990年に、彼の父アドリ・ファンデルプールは非常に似たような状況でアムステルゴールドに勝利している。

それは、ゴール前リュック・ルーゼンとヤン・ゴッセンの二人がリードしてスプリントで決着かといったところ、後ろからきたアドリ・ファンデルプールが抜きさった。まさに、今回の息子の勝利と同じような状況。

映像を見ると、集団で追って最後にギリギリでまくったのがアドリ・ファンデルプールだった

 

その勝利はアドリ31歳のキャリアの最後のクラシックの勝利。マチューの父、アドリはフランダースツアー(1986年)とリエージュ~バストーニュ〜リエージュ(1988年)にも勝利している。

ラボバンクで2000年に引退するまでに、国内のシクロクロスは無敵のチャンピオン。1996年にはシクロクロス世界選手権にも優勝。

つまり、父親もシクロクロスにも強く、ロードにも強い凄いレーサーだった。

 

ここ数日、マチューが「シクロクロスからの引退」の可能性について口にしています。父親として、この発言には驚きましたか?

驚きかと言われると……どうだろうね。ただ、今の状況は彼にとって非常に多くの労力を要求するものだというのは事実だ。

何か新しい挑戦を探したり、シーズンの準備方法を変えたりしたいと考えるのは、ある意味で自然なことだよ。 親としては、シクロクロスを辞めるのは残念だと思う反面、彼の考えは理解できるとも思う。

 

マチューは「頂点で辞めたい」とも言っていました。

ああ。でもいつが頂点なのかなんて、誰にもわからないものだよ。 ただ一つ言えるのは、彼はシクロクロスですべてを勝ち取ったにもかかわらず、毎回モチベーションを保ってスタートラインに立っている。それだけでも本当に凄いことだと私は思っているよ。

 

マチューは「タデイ・ポガチャルは冬にシクロクロスを走らなくても、ロードで圧倒的に強い」ということを理由の一つに挙げていました。

その説明には一理あると思う。 タデイはクロスを走っていないが、とてつもなく高いレベルに到達している。マチューが「一度クロスを走らない冬を試してみないと、自分にどう影響するかわからない」と言うのはもっともだ。

もしかしたら「あと1年だけやろう」と言うかもしれないし、1年休もうと言うかもしれない。彼がこれまで通り、自分の感覚に従って決めるのが一番だよ。

 

やはり、現代のシクロクロス参戦は負担が大きいのでしょうか?

今はロードのトレーニングをして家に帰り、その翌週にはもうシクロクロスのレースだ。昔のように冬はクロスのことだけとはいかない。

彼の頭の中は、クロスよりもロードレースのことに向いているのかもしれないね。 それに、レース当日は朝から晩まで大忙しだ。試走、レース、ドーピングコントロール、移動……短い期間とはいえ、非常に強度の高いな日々だよ。

 

もし彼が辞めてしまったら、2028年にあなたの地元ホーヘルハイデで開催される世界選手権で彼を見られないことになります。

もし彼がそこで走らないとしても、私たちはそれを受け入れるだけだ。 もしかしたら2年間休んで、その後に「やっぱりあと1年だけやろう」と言い出すかもしれないし、それは誰にもわからない(笑)。

彼が長年、地元のホーヘルハイデで走ってくれたことには感謝しているし、もし出ないなら仕方がないことさ。

 

世界選手権の最多優勝記録の8勝目など、記録への執着はないのでしょうか?

マチューは記録のために走っているわけではないと思う。 8回目の世界タイトルとかロンド4勝目とか、周囲は歴史的な記録と比較したがるけれど、彼自身は歴史に名を残そうなんて考えていないはずだ。

彼はすでに、自分が夢見ていた以上のものを勝ち取っているんだからね。

 

父親のアドリは40歳前後までシクロクロスを走っていた。30代前半でやめてしまうのは考えられないのかもしれない。ただ、父親はリエージュ〜バストーニュ〜リエージュも勝ち取っている。

マチューがシクロクロスのない冬を過ごすならば体重も少し落としていいかもしれない。そうなるとロードでの勝利の幅も広がるかもしれない。

 

 

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