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ツールステージ優勝したマッテオ・トレンティンが2020年にCCCチームに移籍

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PHOTO SUNADA YUZURU
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マッテオ・トレンティンは、Mitchelton-ScottからCCCチームに2020年移籍が決定。

トレンティンの契約期間は2年間。

ツール・ド・フランス第17ステージでの見事な逃げ切り勝利も記憶に新しい。

CCCチームの強化の目的はなんでしょうか?

 

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CCCチームの目的

BMCレーシングの消滅危機は2018年の春に突然起った。

新たなスポンサーとしてCCC社(靴・カバン販売 ポーランド)が見つかりチーム名もBMCからCCC Teamと変更。

その決定が遅れたために、多くの戦力がチームを離れてしまった。リッチー・ポートも去り総合を狙える戦力も失ってしまう。

しかし、グレッグ・ファンアーヴェルマートはチームに残ることを選択。

長年アシストとして活躍していた彼をチームはクラシックを狙えるエースとして育ててくれたからだ。

その恩にむくいるためにも、最初にチームを去る一人にはなりたくなかったと語っている。

ただ、今シーズンチームは、グレッグ・ファンアーヴェルマート一人に頼っていた。

チームが強化したいのは、グレッグと共にクラシックを狙える選手。

マッテオ・トレンティンはスプリントで勝利を狙えるだけでなく、ツール・ド・フランスで見せたように登りも走れる。

チームとしては、
  • スプリント勝利も狙える
  • チームのクラシックも強化も出来る
この点で、マッテオ・トレンティンは最適なライダーだったのだ。
 

マッテオ・トレンティンの活躍

マッテオ・トレンティンと言えば、スプリントの強い選手という印象がある。

彼は、2012年にDecuninck-QuickStepでプロとなり6年間走った。

2018年にMitchelton-Scottに移籍。

主な成績を見てみてると

マッテオ・トレンティン
主な成績
  • Tour de France (WT)  2013・2014・2019 ステージ優勝3回
  • 2017 Vuelta a España (2.UWT) ステージ優勝4回
  • 2016 Giro d’Italia (2.UWT) Stage18 優勝
  • 2015・2017 Paris – Tours Elite (1.HC)   優勝
  • 2018 European Continental Championships(CC) 優勝

これまで23勝をあげている。

スプリント勝利だけでなく、パリ~トゥールを2度制覇しているようにクラシックも強い。

2018年にMitchelton-Scottに移籍してきてからは、クラシックで主導的な役割を果たしていた。

だが、シーズン開幕前のトレーニング中に肋骨骨折。

4月8日のパリ~ルーベで落車により鎖骨骨折。

これにより2か月間のリハビリ。徐々に調子を上げて8月に見事ヨーロッパチャンピオンの座を獲得し復活を遂げた。

 

 

今シーズンは、

  • Volta a la Comunitat Valenciana (2.1) Stage2 優勝
  • Vuelta a Andalucia Ruta Ciclista Del Sol (2.HC) Stage 2・5 優勝

3勝をあげて、ツールドフランスに出場し勝利をあげた。

 

Mitchelton-Scottがマッテオ・トレンティンを放出した理由は?

CCCはツイート、チームウェブサイトでもトレンティンの移籍を歓迎している。

マッテオ・トレンティンは30歳になった今、大きな契約を結ぶ最後のチャンスの時期でもあった。

彼のエージェントはCCCやBahrain Merida、そしてMitchelton-Scottとのディスカッションを開始。

春には、トレンティンがCCCとの間で大幅に改善された契約を締結。基本給与を約60万ユーロから70万ユーロに引き上げたことで同意した。(7千万から8千万)

Mitchelton-ScottはCCCのオファーに見合う契約額は提示しなかった。

Mitchelton-Scottは、これでグランツールでサイモン・イエーツとアダム・イェーツでの総合を狙うことに集中出来る。
トレンティンに支払うサラリーを他に回すことも出来、スプリントを考慮しなくても良い。

両チームにとって良い移籍だったと言える。

マッテオ・トレンティンの来シーズンの活躍に期待大です。

是非、CCCの勝利を増やしてほしいですね。

 

2019 ツール・ド・フランス 第17ステージ ハイライト。マッテオ・トレンティンの逃げ切り勝利!

 

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