クールネ〜ブリュッセル〜クールネで最初から逃げに乗っていたタコ・ファンデルホールン(Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)。
捕まえられても先頭集団に残り、ラスト16kmからはジョナタン・ナルバエスとクリストフ・ラポルトと3人で逃げ続けた。
中々タイム差が縮まらず、まさかゴールまで行ってしまうのかと思われたほど。
だが、結局ゴール手前200mで捕まってしまった。
中々報われない
タコ・ファンデルホールン、Lotto Soudalのトーマス・デヘントなど逃げ屋と言われるライダーでも、最後までゴールに到達できることは数少ない。
だけど、彼らの走りは見ているものを熱くさせ、またハラハラさせてくれる。
今回も、最初から逃げて最後もラスト200mまで逃げ続けたのは本当に素晴らしい走りだった。
タコ・ファンデルホールンはゴール後に失望したとインタビューに答えている。
飛行中、少し原付で、できるだけ長く持ちこたえる。たった50m、そうでなければ表彰台はそこにあったはずだ。
期待以上の出来栄え。逃げ集団の中では楽だった。長い計画だったが、どうしても完成させることができなかった。
クリストフ・ラポルト、ジョナタン・ナルバエスとともに、タコ・ファンデルホールンは、決勝に残った。
彼らは18人の先頭集団から逃げ出し、長い間、10秒から15秒のリードを築いていたのだ。
安全だと思ってたんだ。一度振り返ってみたが、あまりよく見えなかった。その後、ナルバエスが全開になり、僕はすぐにでも2位を狙うべきだったんだ。
でも、優勝を狙っていたし、それに賭けたかったんだけど、ちょっと賭けすぎてしまったね。
スプリントが得意とされるラポルトに対して、ハードライダーが理想とするシナリオはなかったね。やっぱりやられた(笑い)
ナルバエスに対しても。本当は最後の1キロでオール・オア・ナッシングのアタックをしたかったのだけど、あまりに速すぎた。
私たちはプッシュしてスプリントを狙うしかなかった。残り50メートルのところで、2位ならいいかなと思ったんだけど、残念だったね。
タコ・ファンデルホールンは、今年はジロではなくツールに出場する。是非、生きのいい逃げを見せて貰いたい。
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