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Wilierからブランド史上最軽量のWilier Verticale SLR

機材情報
Photo credit: Glory Cycles on Visualhunt.com
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Groupama – FDJがクリテリウム・デュ・ドーフィネで乗っていたWilierのバイクが発売に。

 

新型バイクはWilier Verticale SLR。正確なフレーム重量はわからない。だが、フレーム、シートポスト、フォークの重量は 1,353gで、Specialized Tarmac SL8の1,410gよりも軽い。

Wilierの誇る同社の最軽量のロードバイクとなる。

 

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Wilier Verticale SLR

こちらはプロモーションビデオ

 

エアロダイナミクスと低重量を両立させたオールロードバイクに注目する自転車ブランドが増えているが、Wilierはその流れに加わらない。

高地や急な上り坂で最適なパフォーマンスを発揮するため、可能な限り軽量化されたロードバイクに仕上げている。

剛性と軽量性という夢のような組み合わせを実現するため、フレームには日本のメーカーである東レのT800、T1100、M46JBの3種類のカーボンが使用されている。

これら3種類のカーボンを組み合わせることで、引っ張る力と押す力の両方に対して最適な剛性を実現。

さらにアクティブ・モールディングと呼ばれる新しい技術でフレームを硬化させている。これは、フレームを型に押し込むポリマーの型が、硬化過程でコンポジットに適応し、最適な硬化を保証する技術だ。

 

 

フロントとリアのフォークも、可能な限り剛性を高め、同時に軽量化された。フォークは非対称形状を保っており、右シートステー部分はより軽量で薄型になっている。

リアでは、右側のフォークレッグが、下からの衝撃に強くなると同時に、キャリパーからの圧力にも反応しやすくなっている。いわゆるカムテール形状が採用され、剛性が向上しているはずだ。

フォーククラウンとフォークチューブの接合部は、大きな圧力がかかるデリケートな部分。フォーククラウンは他のフォークよりも高くなり、フォークチューブからフォーククラウンへの機械的な移行をより確実なものにして、その堅牢性を高めている。

 

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フレーム重量をさらに軽くするため、シートポスト取り付け部が新しくなった。他のモデルでは、シートポストはトップチューブの上部にあったが、現在はトップチューブ下部に移動している。

もうひとつの変更点は、フロントディレイラーの取り付け部がフレームにはめ込まれるのではなく、2点で取り付けられるようになっていることだ。

これにより、より軽量な構造となり、フロントディレイラーの位置は、48歯から56歯まで調整することができる。

これらは、公式サイトでは動画入りで詳しく解説されている。

 

 

Groupama – FDJのダヴィ・ゴデュのコメント

Verticaleは、勾配が厳しく、ペダルの上で踊っているときに特別に反応するように設計されていることが実感できる。プロサイクリストは自分のバイクを完全に信頼する必要があるからだ。

ライダーが与えた力を正確に返してくれるので、非常にテクニカルな高速下りでも完全にコントロールできていると感じられる。ツール・ド・フランスの間、私の信頼できる相棒になるだろうし、山岳ステージでテストするのが待ちきれない。

 

Verticale SLRはワールドチームの Astana QazaqstanとGroupama-FDJが使用する。フレーム価格は6900ドル(約110万円)。完成車は7種類が用意されている。

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