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ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージ 今大会最長ステージで逃げきりはあるのか?

海外情報
Image by makunin from Pixabay
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前日の第14ステージでは、最後は登りゴールとなっていたので、プリモシュ・ログリッチがステージを狙うのではないかと言われていた。

だが、先を見据えた方針でチームは全く先頭を追うことがなかった。先頭集団がゴールした後に総合勢ではダン・マーティンに続いてプリモシュ・ログリッチがゴールしている。

この勾配ならば、スピードのあるログリッチならばボーナスタイムが稼げたかもしれない。

 

だが、これについてログリッチは、

ステージでの勝利と追加のボーナスタイムのチャンスを逃したとは思わない。それは私たちにとって良かった。

リーダーとのギャップは狭まったが、間違いはない。強いグループを追うのに、2分閉じるのは容易ではない。フロントランナーは勝利のために乗ることに値していた。

と、逃げグループを称賛している。チームのアシストは休めたし良かったのではないかな。

ただ、今日は最長ステージとなる。危ない逃げだけは対応しないといけないだろう。

 

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第15ステージ モス〜プエブラ・デ・サナブリア 230.8㎞

第16ステージ  photo Unipublic

 

今大会の最長ステージ。スプリンターの活躍するコースではないので、逃げ発生することは間違いない。しかも、大量に離脱があるだろう。

しかし、総合に関係ないライダーでないと逃げ切りは容認されない。総合上位のチームのアシストが休めないからだ。最後のゴール1kmはまた登っている。

海外サイトの情報によると2%ということだが、パンチャー有利と言った感じか。

 

逃げは13人

photo Tiz cycling ストリーミングより 以下同様

今日も逃げ切りを目指して長いステージにチャレンジしたのは13人。
1 マティア・カッタネオ(Deceuninck – Quick Step) +16:11
2 ルイ・コスタ(UAE Team) +1:39:38
3 ロブ・パワー(Team Sunweb) +1:27:30
4 マーク・ドノヴァン(Team Sunweb) +1:48:29
5 アレクサンデル・アランブル(Astana) +2:15:24
6 ルイスレオン・サンチェス(Astana) +1:03:31
7 ニック・シュルツ(Mitchelton-Scott) +1:01:15
8 ロバート・スタナード(Mitchelton-Scott) +2:06:56
9 ティム・ウェレンス(Lotto Soudal) +2:01:22
10 ギヨーム・マルタン(Cofidis, Solutions Crédits) +15:34
11 ホセ・ロハス(Movister Team) +1:08:47
12 ジュリアン・シモン(Total Direct Energie) +1:47:57
13 ホナサン・ラストラ(Caja Rural-Seguros RGA ) +1:51:03

最もタイムが良いのは山岳賞のギヨーム・マルタン。結構良いメンバーだが、どこまで粘れるかな。

 

残り55.3kmになって、タイム差は2分24秒まで縮まってくる。まだ、登りのピークまでは37kmもあるので捕まえられそうだ。

そろそろ誰かが、人数減らしのためにアタックをかけそうな感じだけど。

 

残り40.6kmになって、タイム差は1分7秒。これは一度逃げは捕まりそうだ。誰も生き残りのためのアタックをかけない。

 

残り30.6kmになったところで、マティア・カッタネオがアタック。逃げ集団からはギヨーム・マルタンが遅れてしまう。

雨が降ってきた中、一気にタイム差を17秒まで開くことに成功。

 

スペインチャンピオンのルイスレオン・サンチェスらが引くがタイム差は広がるばかり。すでに残り20.8kmで1分25秒のタイム差がついている。

後ろのメイン集団が迫っており、吸収されそうだ。

 

メイン集団からアタックをかけて、追いついてきたジノ・マーター(Gino Mäder)NTT。一気にルイスレオン・サンチェスらのグループを追い抜いて単独2位で走っている。

NTT Pro cyclingはGMのダグラス・ライターが数日中に来年度のチームの方針を発表するとかニュースが入っている。スポンサーが見つかったのだろうか?

ジノ・マーターも来年の契約は決まってないのでアピールしないといけない。総合24位に位置しており、ジャンプアップもしたい所だ。

 

マティア・カッタネオはすでに下りに入っており、逃げ切り体制に入る。メイン集団も雨なので無理して追ってこないと思うけど。

 

と、思っていたら雨が止んだ中、集団は全開で追い込んできた。逃げを全て吸収し、残ったのはカッタネオだけ。

ラスト6kmで29秒のタイム差。これは厳しいか?

 

残り4.9km。後ろのメイン集団からはカッタネオの姿が見えている。

 

あ~、マティア・カッタネオはラスト3.4kmで捕まってしまう。

 

ゴールスプリントに突っ込むライダー。先頭でスプリントを開始したのは、ジャスパー・フィリプセン。それを、パスカル・アッカーマンとヤニック・シュタイムレが追う。

クイックステップはサム・ベネットが登りで遅れ最下位でゴールしているので、ヤニック・シュタイムレで勝負している。

 

最後はハンドルを投げているが、ジャスパー・フィリップセンが速かった!

 

ジャスパー・フィリップセンはついにブエルタで1勝を上げた。先行しての勝利だし素晴らしい足を見せてくれた。

ジャスパー・フィリップセンは来シーズンは、マチュー・ファンデルプールのいるAlpecin-Fenixに移籍する。Alpecin-Fenixはプロチームでランキング1位なので、ワールドツアーは自動招待となる。

来年のツールでは、マチュー・ファンデルプールとジャスパー・フィリップセンのスプリント勝利が見られるかもしれない。

 

 

こちらはレースハイライト

 

ラスト1kmから

 

レースリザルト

第15ステージリザルト

Rnk Rider Team Time
1 Philipsen Jasper UAE-Team Emirates 6:22:36
2 Ackermann Pascal BORA – hansgrohe ,,
3 Steimle Jannik Deceuninck – Quick Step ,,
4 Wright Alfred Bahrain – McLaren ,,
5 Smith Dion Mitchelton-Scott ,,
6 Janse van Rensburg Reinardt NTT Pro Cycling ,,
7 Cort Magnus EF Pro Cycling ,,
8 Godon Dorian AG2R La Mondiale ,,
9 Dewulf Stan Lotto Soudal ,,
10 Mørkøv Michael Deceuninck – Quick Step ,,

 

総合

Rnk Rider Team Time
1 Roglič Primož Team Jumbo-Visma 60:19:41
2 Carapaz Richard INEOS Grenadiers 0:39
3 Carthy Hugh EF Pro Cycling 0:47
4 Martin Dan Israel Start-Up Nation 1:42
5 Mas Enric Movistar Team 3:23
6 Poels Wout Bahrain – McLaren 6:15
7 Großschartner Felix BORA – hansgrohe 7:14
8 Valverde Alejandro Movistar Team 8:39
9 Vlasov Aleksandr Astana Pro Team 8:48
10 de la Cruz David UAE-Team Emirates 9:23

 

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Pnt
1 1 Roglič Primož Team Jumbo-Visma 178
2 2 Carapaz Richard INEOS Grenadiers 113
3 3 Martin Dan Israel Start-Up Nation 111
4 4 Carthy Hugh EF Pro Cycling 89
5 5 Martin Guillaume Cofidis, Solutions Crédits 74
6 6 Woods Michael EF Pro Cycling 72
7 7 Soler Marc Movistar Team 69
8 15 ▲7 Philipsen Jasper UAE-Team Emirates 66
9 8 ▼1 Mas Enric Movistar Team 66
10 9 ▼1 Großschartner Felix BORA – hansgrohe 61

 

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1 Mas Enric Movistar Team 60:19:25
2 2 Vlasov Aleksandr Astana Pro Team 5:25
3 3 Gaudu David Groupama – FDJ 7:22
4 4 Zimmermann Georg CCC Team 35:40
5 5 Barta Will CCC Team 41:11
6 6 Mäder Gino NTT Pro Cycling 42:44
7 7 Goossens Kobe Lotto Soudal 42:55
8 8 Champoussin Clément AG2R La Mondiale 1:10:20
9 9 López Juan Pedro Trek – Segafredo 1:18:08
10 11 ▲1 Power Robert Team Sunweb 1:24:07

 

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Pnt
1 1 Martin Guillaume Cofidis, Solutions Crédits 89
2 3 ▲1 Wellens Tim Lotto Soudal 34
3 2 ▼1 Carapaz Richard INEOS Grenadiers 30
4 4 Kuss Sepp Team Jumbo-Visma 27
5 5 Roglič Primož Team Jumbo-Visma 24
6 6 Carthy Hugh EF Pro Cycling 21
7 7 Woods Michael EF Pro Cycling 21
8 8 Martin Dan Israel Start-Up Nation 20
9 9 Vlasov Aleksandr Astana Pro Team 18
10 10 Soler Marc Movistar Team 18

 

 

 

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