UCIのDavid Lappartient会長は、グラベル世界選手権の創設を考えていることをインタビューで発言した。
現在は、バラバラで開催されているグラベルレースをUCIの統治の下において発展させていこうと考えているようだ。
グラベル世界選手権の構想
アメリカでは、広大なグラベルロードが沢山あり、リラックスした雰囲気を楽しむためにグラベルレースや耐久レースが盛んに行われている。
UCIはこれまでも、e-スボーツの発展について認めており、2020年に初めてのUCIサイクリングEスポーツ世界選手権を開催することを決定している。
これと同じように、グラベルの世界もUCIの統治下に置きたいと考えているようだが、既存の独自のルールを設定しているイベント主催者と敵対することは考えていない。
グラベルの魅力と人気はどんどん上がっており、これについてUCIも大きな可能性があると見ているようだ。
ツール・ド・フランスでもグラベルセッションが出てきているし、ストラーデビアンケなどは人気が上がって最も重要なレースの一つとなっている。
UCIの目標は、グラベルレースで認められた国際的な統治機関になりたいことであり、全員を結びつけることを考えている。
将来的には、公式のUCI Gravel世界選手権と勝者のレインボージャージが可能となってくるかもしれない。
UCIが後押ししてくれれば、グラベル専門のプロライダーやチームも増えてくるのは間違いない。今シーズンからWahooがグラベル専門のチームを発足させた。
アメリカでもPanaracerのグラベルチームが活躍している。
Zwiftもプロが参加するレースが増えており、発展を続けている。グラベルでも世界選手権が開かれるようになれば、プロライダーの参加も増えるだろう。
一般の人とプロが一緒に参加できるグラベルレースも共存しながら発展していけると益々人気が上がってくるはずだ。
実際に、プロロードから引退してグラベルレースに進むライダーは増えているし。
近い将来UCIグラベル世界選手権が開かれること期待しておこう。
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