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UAEツアー開幕! スタートからフィリッポ・ガンナとマチュー・ファンデルプールが全開だ!

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Photo by mostafa meraji on Unsplash
この記事は約13分で読めます。

今シーズン最初のワードツアーとなったUAEツアーはスタート前から放送をしてくれた。

砂漠の中のレースなのに、流石はUAEだ。

出場する選手も、一流どころが揃っておりスプリンターもサガンを除いてほぼ一流が揃っているのではないかな。

第1ステージは砂漠の中のフラットコースだけど、スタートから選手は全開で走りだした!

 

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Stage 1»Al Dhafra Castle›Al Mirfa(176k)

第1ステージ photo RCS

アル・ダラフ城をスタートして、ひたすら砂漠の中を走るコース。問題となるのは風だろう。

距離は176kmと長いが、間違いなく集団のスピードは速いはず。

逃げも発生するだろうが、スプリンターチームも黙ってないはずだ。超一流のスプリンターが集結しているので誰が勝つのかわからない展開となるだろう。

 

最初から全開

photo Tiz-cyclingストリーミングより 以下同様

スタートして、ニュートラルこそゆっくりと走っていたが、リアルスタートとなるとイネオスが一気に全開で走りだす。

 

イネオスが4人で先頭を引き始めると一気に一列棒状となる。

 

フィリッポ・ガンナは手で回せと、指示を出して逃げ集団を牽引する。

 

なんと最初に出来た集団にはマチュー・ファンデルプールの姿が。シクロクロス世界選手権が終わって3週間で10日しかロードに乗ってないので、このレースではチームのために走ると言っていた。

さすが、スタートダッシュは誰にも負けていない。

 

最初のグループで確認できたのは、フェルナンド・ガビリア、タデイ・ポガチャル、マチュー・ファン・デルプール、サム・ベネット、カレブ・ユアン、アダム・イェーツ、フィリッポ・ガンナ、ジャコモ・ニッツォーロ、エリア・ヴィヴィアーニなど。

横風のために、隊列が斜めになっている。ファンステージとなりそうだ。

 

さすがに、危ないと思われたのか後ろ集団が合体して第1集団が馬鹿でかくなる。

 

さらに、後ろの集団も合体して、ようやく一塊に。後ろで遅れていたグループは、まだ追いついていない。15人ほどだが、前がゆっくりになったので追いつきそうだ。

最初のスタートアタックはあっけなく終わってしまった。砂漠で前が見えるので、何かきっかけがないと逃げも出来ない。

 

長い休憩

集団は、イーリョ・ケイセ(Deceuninck – Quick Step)がペースを設定してまとめている。これは、しばらくは離脱はないかな。

 

マチュー・ファンデルプールは、チームメイトのルイス・フェルファークと話しながら走っている。
 
そして、今度はトーマス・デヘントと話をしながら走っている。集団後方はのんびりだ。
 
今度は先頭に出てみたり。皆高速サイクリングをしている。アベレージは45km/h以上で走っている。
 
後方では、ブランドン・リベラがパンク。ダニエル・マルティネスが一緒になって前を追う。まあ、のんびり走っている時で良かった。
 
今度は、カレブ・ユアンと話している。この二人は長く話していた。まあ、仕事が始まらないと暇ですわな。
今日の主役となるかもしれないカレブ・ユアン。勝利出来るかな。
 
クリス・フルームは、隣のアダム・イェーツと少し話をしていた。オンボードカメラのライダーはマティア・カッタネオ(Deceuninck – Quick Step)。
 
こちらも今日の優勝候補、パスカル・アッカーマン。何故か右肘にガーゼが。トレーニングでケガしたのかな。
 
今日1回目のスプリントポイント。ジョアン・アルメイダ(Deceuninck – Quick Step)がアシストを受けて1位通過。
 
スプリントポイントを越えてからのラウンドバウトで、一気に集団が3つに割れてしまう。ウルフパックが引き続けたためだ。間違いなく狙っていたのだろう。
先頭集団には、マチュー・ファンデルプール、アダム・イェーツ、タデイ・ポガチャル、エリア・ヴィヴィアーニ、ジョアン・アルメイダなど26名が先行。
後方に25秒のタイム差をつけた。横風があるようで集団は斜めの隊列になっている。
 
落車だ。アンドレア・ヴェンドラーメ (AG2R Citroën Team)とルーベン・ゲレイロ(EF Education – Nippo)。二人共、すぐに走り出したので大丈夫だ。
 
先頭を引くのはタデイ・ポガチャル。後続の二つのグループは合体している。ラスト97kmで1分近いタイム差になってきた。
ただ、後ろのほうが人数が多いので、追いつかれるだろう。
 
Deceuninck – Quick Stepは、後ろにサム・ベネットを置いてきているがかまわず回している。
  1. ジョアン・アルメイダ
  2. シェーン・アーチボルト
  3. マティア・カッタネオ
  4. ファウスト・マスナダ
  5. ミケル・モルコフ

5人も前にいる。さすがはウルフパックだ。残り70kmを切って、タイム差は1分30秒から、1分20秒まで縮まってきた。

後ろは、また2つに割れている。横風がかなり強い。

 

アダム・イェーツはイネオスでただ一人、先頭集団に乗っている。こうなると、後ろの集団のイネオスのメンバーは引かなくなる。

UAEもポガチャルにフェルナンド・ガビリア、ミッケル・ビョーグ、マキシミノアーノ・リケーゼも乗っているので、前で全開で引くほうに賛成だ。

乗り遅れたチームで引いて、追いつくしかないだろう。

 

クリス・フルームは一番後ろのグループに入っている。残り57kmで2分のタイム差があり、ちょっと厳しくないかな。

 

すでに、クラシカ・デ・アルメリアで1勝を上げているジャコモ・ニッツォーロは第2集団にいる。人数が多いので追いつく計算だろう。

 

残り42kmでタイム差は1分10秒ほど。後ろのグループが少し詰めてきている。先頭集団は全開で回している。

 

2回目のスプリントポイント。クイックステップは人数がいるのでトレインを組んで、ジョアン・アルメイダが2回目のポイントゲット。

2位通過は、タデイ・ポガチャル。

なんと、ここで後ろの集団があきらめたのか、タイム差が一気に広がってきた。これは先頭集団が逃げ切りそうだ。

 

サム・ベネットも、今日は前のメンバーにまかせてスプリントはお休みだ。残り30kmで2分40秒までタイム差が開いてきた。

 

こうなると、明日の個人TTの結果で、ジョアン・アルメイダか、タデイ・ポガチャルが総合トップにたちそうだ。

先頭集団には、総合ではアダム・イェーツ、タデイ・ポガチャル、ジョアン・アルメイダが乗っている。早くも総合勢のベスト3がタイムを稼ぎそうだ。表彰台が決まったような気もしないでもない。

 

クリス・フルームは最終グループでイネオスのダニエル・マルティネスと話をしながら走っている。お仕事は終了のようだ。

 

第2グループから、ベン・ヘルマンスがアタックをかけて逃げ出す。このままでは総合を完全にあきらめないといけなくなるので。少しでもタイムを稼ぐためだろう。

今回、Israel Start-Up Nationのエースなっているのだから、あきらめないということだ。

 

マチュー・ファンデルプールは、チームメイトのジャンニ・フェルメールシュのために先頭を回している。

この中のスプリンターでは、フェルナンド・ガビリア、エリア・ヴィヴィアーニがビックスプリンターだ。

 

ベン・ヘルマンスは結構頑張っている。後ろから逃げ切れると良いのだけど。

 

エリア・ヴィヴィアーニは、久々の勝利となるだろうか?  ただ、ずっと先頭を回しているので足を使っている。フェルナンド・ガビリアや、ジャンニ・フェルメールシュは回していないので、足が残っているばすだ。

これはハンディがあるのでキツイ。

 

さあ、先頭でウルフパックが仕事を始めた。まずは、ジョアン・アルメイダがアタック!

 

だが、これは決まらない。ニールソン・ポーレスが後ろのジャンニ・フェルメールシュに引けと怒りのボーズ。

 

また、ウルフパックが仕掛ける。

 

今度は、マティア・カッタネオだ。これは決まったか?

 

ミッケル・ビョーグが追走をかけようとすると、すぐにチェックがはいる。ラスト4kmを切っており、これは追いつかなくなるぞ。

 

どうか、逃げ切れるか? ラスト2.7kmで11秒だ。こうなると波状攻撃の出来るウルフパックが有利となる。

 

おっと、フェルナンド・ガビリアが追いついた。

 

ガビリアが前に出るが、後ろからは迫ってくる。少し、早すぎたか。あと1.3kmもある。

 

最後は、パンチスプリントになり、ジョアン・アルメイダの後ろからエリア・ヴィヴィアーニがいち早くスプリントをかける。

 

だが、マチュー・ファンデルプールは軽々とエリア・ヴィヴィアーニをまくってしまう。

 

  

最後は、余裕を持ってチュー・ファンデルプールが勝利!

なんと、スタートから全開で逃げまくって、最後まで先頭交代を回して、それでも勝ってしまうなんて~。

しかも、この3週間は10回しかロードバイクに乗ってないというのだから凄い。このレースでロードバイクを練習をすると言うくらいの感じだったのに、走り出したら止まらない感じだ。

まさか、数で上回るウルフパックを相手に勝ってしまうとは。まさに一人でかき回してしまう男だ。

 

こちらはハイライト動画

 

こちらはフル動画

 

リザルト

第1ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  VAN DER POEL Mathieu Alpecin-Fenix 40 35 3:45:47
2  DEKKER David Team Jumbo-Visma 15 20 ,,
3  MØRKØV Michael Deceuninck – Quick Step 6 12 ,,
4  LIEPIŅŠ Emīls Trek – Segafredo   9 ,,
5  VIVIANI Elia Cofidis, Solutions Crédits   7 ,,
6  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates   5 ,,
7  ROUX Anthony Groupama – FDJ   3 ,,
8  HARPER Chris Team Jumbo-Visma   2 0:03
9  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step   1 ,,
10  MASNADA Fausto Deceuninck – Quick Step     ,,

マチュー・ファンデルプールは総合でも当然トップに。2位には、ネオプロのデビット・デッカーが入っている。

マチューはレース後のインタビューで

厳しいレースの後、自分のスプリントはどんどん良くなっていることを知っている。スプリントを良い位置から始め、適切なタイミング始めなければならなかった。

ロードシーズンを勝利で始めるのは素晴らしいことだ。

ジャンニ・フェルメールシュは、ウルフパックのアタックをチェックしてくれた。この勝利を全く期待していなかった。

クロスシーズンの後、少し休んでから、チームと一緒に1週間トレーニングした。どうやら私は自分のシクロクロスフォームを砂漠に持ってきたね。

横風は、泥、先頭交代とダッシュはまさにシクロクロスと同じだろう。だが、強度的にはシクロより低いので対応出来たということか。

 

総合

Rnk Rider Team UCI Time
1  VAN DER POEL Mathieu Alpecin-Fenix 6 3:45:37
2  DEKKER David Team Jumbo-Visma   0:04
3  MØRKØV Michael Deceuninck – Quick Step   0:06
4  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step   0:07
5  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates   0:08
6  LIEPIŅŠ Emīls Trek – Segafredo   0:10
7  VIVIANI Elia Cofidis, Solutions Crédits   ,,
8  ROUX Anthony Groupama – FDJ   ,,
9  CARUSO Damiano Bahrain – Victorious   ,,
10  HARPER Chris Team Jumbo-Visma   0:13

ポイント賞

Rnk Rider Team Points
1  VAN DER POEL Mathieu Alpecin-Fenix 20
2  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step 18
3  DEKKER David Team Jumbo-Visma 16
4  MØRKØV Michael Deceuninck – Quick Step 14
5  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 10
6  LIEPIŅŠ Emīls Trek – Segafredo 9
7  VIVIANI Elia Cofidis, Solutions Crédits 7
8  CATTANEO Mattia Deceuninck – Quick Step 6
9  GOLDSTEIN Omer Israel Start-Up Nation 5
10  ROUX Anthony Groupama – FDJ 4

ヤングライダー賞

Rnk Rider Team Time
1  DEKKER David Team Jumbo-Visma 3:45:41
2  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step 0:03
3  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 0:04
4  SKJELMOSE JENSEN Mattias Trek – Segafredo 0:12
5  POWLESS Neilson EF Education – Nippo ,,
6  BJERG Mikkel UAE-Team Emirates 1:01
7  GOLDSTEIN Omer Israel Start-Up Nation 8:33
8  ROCHAS Rémy Cofidis, Solutions Crédits 8:35
9  TIBERI Antonio Trek – Segafredo ,,
10  VIVIANI Attilio Cofidis, Solutions Crédits ,,

 

 

 

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