TriRigは2010年創業で、トライアスロン専門のパーツを作っているブランド。
トライアスロンの場合、UCIの基準は全く関係ないのでバイクフレームとかも自由な形で作られている。
ウェアにも規制がないので、ロードでは規制されたボルテックス加工(表面に突起)されたものでも出場OK。こんな規制があるので、アイルランドのアパレルブランドEnduraはMovistaとの提携を解除したほどだ。
今回TriRigが作り出したのは、ブレーキが全くない状態よりも空力的に優れているというTriRig Omega Oneダイレクトマウントブレーキのエアロブレーキ。
TriRig Omega Oneダイレクトマウントブレーキ
すべての可動部品を隠すようにゼロから設計されており、個々の要素に分解される前に1つの部品として形作られている。
これにより、前面、上面、側面のすべての方向で空力的に完全に滑らかな外観が得られる。つまり、ボトムブラケットの下でも、バイクのフロントまたはリアで使用可能。
他の大きな改善点は、メカニズムとレバレッジ比の変更であり、より多くのパワーとモジュレーション、そしてタイヤクリアランスを提供する。
ディスクブレーキバイクは、全体的な空気力学、効率、乗り心地を改善するために、より広いタイヤとリムを走らせるための多くのメリットを生み出した。
しかし、リムブレーキはしばしばキャリパーのクリアランスによって制限されている。
TriRig Omega Oneにはそのような制限はなく、パッド間に最大33mmのリムギャップ、最大700×34のタイヤクリアランスを提供する。
トライアスロンでは、そこまで太いタイヤは必要ないので十分だ。
デザインは磁気フロントフェアリングを維持し、セットアップを簡素化。
旅行の場合は、ケーブルウェッジを取り外すだけで、キャリパーを取り外さなくてもハンドルバーを簡単に引き抜くことができる。
つまり、レース前にバイクを組み立て直しても、ハンドルバーは完全に整列したままということだ。
気になる重量だが、どこにも記載がない。
価格は194.99ドル(約2万円)。1週間程度で出荷される。
コメント
いつも面白く拝見しております。
ここの製品紹介を見て買ってしまいました!
カッコ良いですし、シンプルでとても軽量に出来ています。
三角のアルミのウスにケーブルを留めて、コレを引き上げることによりブレーキアームを動かす単純な構造です。
引きはとてもスムーズですが、ローラー等も無くアルミが擦れあう構造ですので、使ううちに摩耗はあるかもしれません。
ブレーキワイヤーのセットアップが難しいですが、フレームからブレーキを外せば比較的簡単に行えました。
なおシューはシマノ互換です。
報告でした。
くあどらさん、嬉しい報告ありがとうございます!
確かに、カッコいいですよね。これをつければエアロで空気抵抗も良いといううたい文句ですが、重量が軽いのならば良さそうです。
ヒルクライマーも軽量かつエアロなので使っているようです。
https://chan-bike.com/the-rear-3-speed-s-works-tarmac-sl6-is-the-fastest-ever-recorded-on-everest