METのトップエンドのロードヘルメット「Trenta 3K Carbon MIPS」が、パフォーマンスと安全性の両面で大幅な進化を遂げ、完全に生まれ変わった。
タデイ・ポガチャルが、2025ツール・ド・フランスやUCIロード世界選手権で使用。エリサ・ロンゴ・ボルギーニ(UAEチームADQ)がジロ・デ・イタリアで着用し、すでに勝利を収めているこのヘルメットが、ついに一般向けに発売される。
Trenta 3K Carbon MIPS
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今回の完全な再設計の最大の焦点は安全性。
METは、スポンサーであるプロチームから寄せられる年間20〜30個のクラッシュしたヘルメットのデータから、高速でのクラッシュの危険性を再認識。
パフォーマンスと同等レベルで脳震盪のリスクを最小限に抑えることを最優先課題とした。 その結果、新しい「Trenta 3K Carbon MIPS」は、独立機関のラボテストにおいて、線形および回転衝撃に対する安全性能が旧モデルから40%も向上の結果を得ることができている。
さらに、米国の権威ある安全性評価システムであるバージニア工科大学の最新のテストスケールで5つ星評価を獲得。
ランキングでも「トップ5に入る」とMETは豪語している。 この高い安全性を実現しているのが、より複雑で統合された新しいカーボン骨格「3K Airframe」と、超軽量の回転保護システム「MIPS Air Node」だ。
史上最も通気性に優れたロードヘルメット
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タデイ・ポガチャルの髪の毛がいつもヘルメットから出ていることからもわかるようにさらに通気性がましたか(笑
新しい内部・外部の通気設計と、一体化されたカーボン構造により、ヘルメットの前面をさらに開放。自社風洞実験での最適化により、通気性が旧モデル比で16%向上し、METはこれを「史上最も通気性に優れたロードヘルメット」と表現している。
この通気性の向上は、連続した深い内部ベンチレーションチャネルと、より薄くなったカーボンウィング構造によって実現されている。
タデイ・ポガチャルらUAE Team Emirates – XRGが使用するフラッグシップモデルは、最高のパフォーマンスと妥協のない安全性を求めるライダーにとって、見逃せない選択肢となりそう。
MET Trenta 3K Carbon MIPSの価格は、400€(約7万円)と超高価。カラーは、ホワイト、ブラック、グレー、グリーンの4色。3サイズ(S、M、L)が用意されている。



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