SRAMが面白い特許を取得している。
Siriに話しかけるように、ギアを一つ上げてとか声でギアチェンジしようというものだ。例えば、ハンドルの握る位置によっては、手を動かしずらい時もある。声でチェンジ出来ればいうことない。
音声でギアチェンジ
SRAMの特許 (US 11,703,118) は広範囲に渡るが、本質的には「ライダーがハンドルバー上の手の位置を変更することなく、複数のデバイスをワイヤレスで制御する手段を提供する」もの。
言い換えれば、従来のシフターや、現在入手可能なサテライト ブリップ シフターを使用せずにシフト可能となる。
「複数のデバイス」にはフロント ディレーラーとリア ディレーラーだけでなく、サスペンション システムなどの他の無線コンポーネントも含まれる。
SRAMはヘルメットに取り付けられたマイクを使って制御する方法も特許取得。ヘルメットには搭載されるものは
- 電子制御ユニット (ECU)
- 制御プロセッサ
- バッテリー
- 無線送信機
ECUの制御プロセッサは、マイクから(音声コマンドによって生成された)入力信号を受信し、音声認識ソフトウェアで入力信号を分析するように構成されている。
制御プロセッサは、自転車のギアシフトコンポーネントまたはシステム、サスペンションコンポーネントまたはシステム、または自転車のその他の制御可能なコンポーネントまたはシステムを制御するための制御信号を生成するように構成される。
声でシステムが動けば、簡単なので初心者でも操作に迷うことはない。
魔法のグローブでシフトチェンジ
こちらは、特殊なグローブを着用して指の動きでギアチェンジするというもの。
手の甲にはバッテリーと、自転車のコンポーネントに無線で送信する制御プロセッサーが搭載されている。
グローブを着用すると、特定の指/親指の動きでコンポーネントがアクティブになる。
動きの例としては
- 人差し指をはじく動作
- 親指と他の指を、ある程度の力で接触
- パッドではなく指先の圧迫
- 上記のアクションの任意の組み合わせ
こちらは、指の動きを間違えないようにしないといけないかも。ただ、これは一例なので、製品版となれば簡素化されたり、使いやすいように工夫されているはず。
実現すれば、おしろいけど、音声で動くほうがわかりやすくていいですね。
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