これは変わっている。左側にドライブトレインがついたトラックバイクだ。
開発したのは、カーボンロードバイクのフレームでは、おなじみの東レ株式会社と東レ・カーボンマジック株式会社だ。
このバイクは日本代表選手がパリオリンピックでも乗る予定だ。
V-Izu TCM-2
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2年の開発期間をへて開発されたV-Izu TCM-2。左ドライブトレインに加えて、フロントフォークはワイドになっている。
しかも、フロントフォークには空気抵抗をおさえる段差もついている。
Pinarelloのトラックバイク Bolide F HRにもついている、ザトウクジラの足ひれにある結節からインスピレーションを得たエアロノードのパターンと似ている。
ハンドルも一体型でかなりエアロ。空気抵抗削減のために技術が結集している感じだ。
トラックでは、反時計回りのカーブしか走らないので、左側ドライブトレインは理にかなっている。
一度、スピードに乗ると、中々スピードが落ちないそうだ。
UCI規則では、すべての機器は市販されている必要があると定められている。そのため、V-Izu TCM-2は 1,985万円 で販売される予定だ。家が買えてしまう~。
代表選手にあわせて全てが調整されオリンピックでは、全員が左側にドライブのついたトラックバイクで走ることになっている。
左側にドライブトレインがあるバイクはこれが初めてではない。2016年USA Cyclingは、自転車ブランドのFeltが製造した、左側ドライブトレインを備えたパシュートバイクを発表している。
これで日本代表選手がメダルを獲得するのを期待したい。
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