室内サイクリングのトレーニングでは、どうしても自転車が固定されているので実走感が乏しい。
このMuoverti TiltBikeは、自宅でオンロードライドをシュミレートしたいライダー向けに開発されたスマートトレーナーだ。
Muoverti TiltBikeは、ロンドンのRouleurLiveに展示され、2022年に発売が予定されている。
MuovertiTiltBike
Muovertiは、屋外でのサイクリングや公道でのペダリングの物理特性を反映した屋内スマートバイクを設計。
動的電磁抵抗制御と物理エンジンを使用して、転がり抵抗、傾斜、重量、加速、ブレーキ、慣性などの物理的な力の感覚をアルゴリズムで複製する。
TiltBikeの最もユニークな機能の1つは、横方向のフレーム回転と、ブランドが言うセルフセンタリングハンドルバーの組み合わせにより、バイクが自由に動き、体の自然な流動性を維持できること。
従来の固定式だと、バイクが傾かないので力を入れて漕いだ場合には違和感がある。私の場合だと固定で藻掻くと間違いなく膝が故障する。
バイクが傾いて自然な形で動いてくれるのならば、より実走に近いはずだ。
動きの自由は、コアの筋肉に働きかけ、バランスの取れた反射神経を動員するため、より効果的なトレーニングであると主張されている。
ただ、バイクは調整可能な独自の製品で、自分でポジションを調整しないといけない。あらゆるライダーに合うように調整幅は広く取ってある。
Wahoo KICKRのように、前輪が上がるという機能はないようだ。つまり、横方向は動くけど、縦方向の自由度はないと思って良いのだろう。
これまでも、横方向に動くトレーナーは存在していた。後発となるので、更にリアルに実走感が得られるようになっているのは間違いない。
実際の発売は、来年以降なので、価格や重量など詳しいことはこれからだ。
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