ついにツール・ド・フランスが開幕しました!
自転車好きの皆さんは、生放送で見られたことと思います。
結果は、コロンビア人のフェルナンド・ガビリア(クイック・ステップ)がツール初勝利。
レースの内容は、皆さんもご存じだと思うのでレースで気になった点をいくつかピックアップしてみました。
ツール・ド・フランスは、今年で105回目を迎えるフランスでの世界最高峰の自転車レースです。ジロ・デ・イタリアとブエルタ・ア・エスパーニャとツール・ド・フランスが世界三大ツール(グランツール)といわれています。
その中でも、ツール・ド・フランスのレースは最も有名ですね。
名称はフランス語で「フランス1周」を意味しています。
- 総距離 3329km
- ステージ数 21
- 出場チーム 22チーム
- 1チーム 8人 22×8=176人が出場
フランス全土を走るので、移動日の二日だけがレースがありません。
移動は、選手は飛行機でしょうけれども、各チームのサポートカーとかツールの宣伝カーとかは、800キロを自走なので休息日になりませんね。
選手は、完全に休む人と、60キロくらい軽く乗る人と様々なようです。
今年は、7月7日から7月29日までの約3週間で争われます。
優勝者はどうやってきまる?
総合優勝者には、「マイヨ・ジョーヌ」(フランス語maillot jaune)があたえられる。
各ステージの走行時間を加算して、合計走行時間が最も少ない選手がマイヨ・ジョーヌを着用出来ます。
最終ステージ終了の時点でマイヨ・ジョーヌを着用している選手がツール・ド・フランス総合優勝者となります。
誰がトップなのか、よくわかるように1919年から導入されました。
黄色いジャージの由来は、レース主催者である当時のスポーツ新聞「ロト」の紙面が黄色だったためと言われています。
その他の説として、レース主催者が目立つ色のジャージを作ってくれと言われた仕立屋には、目立つ色が黄色い布しかなかったという説もあります。
コンチネンタルチームが出れるのはなんで?
昨日のツール開幕初戦のレース。
ノワールムティエ・アン・リル からフォントネー・ル・コントまでの平坦ステージでです。平坦といっても獲得高低差は500mあります。4級山岳ヴィクス峠(全長700m/平均4.2%)がありますけど、これくらいの山岳ではスプリンターも遅れることなく走れちゃいますね。
レース序盤から逃げた選手は
- ジェローム・クザン(フランス、ディレクトエネルジー)
- ケヴィン・ルダノワ(フランス、フォルトゥネオ・サムシック)
- ヨアン・オフルド(フランス、ワンティ・グループゴベール)
いずれも、UCIプロコンチネンタルチームの選手です。
と、思ったのは私だけでしょうか?
プロコンチネンタルチームとは
UCI(国際自転車競技連合)のUCIワールドチームの下に位置づけられるカテゴリーとなります。UCIワールドチームは18チームあり、ワールドツアーの全レースに出場の義務があります。
ただし、レースの開催国に本拠地がある、有力選手が在籍しているなどを元に選定され、ワイルドカードや主催者の推薦によって、UCIプロツアーのレースに出場することができる。
ワイルドカードで、プロコンチネンタルチームも4チームほどツール・ド・フランスに出れるんですね。
今年は26チームがプロコンチネンタルチームとなっています。
- アンドローニジョカットリ・シデルメク(イタリア)
- バルディアーニ・CSF(イタリア)
- カハルラル・セグロスRGA(スペイン)
- CCC・スプランディ・ポルコヴィツェ(ポーランド)
- コフィディス ソリュシオンクレディ(フランス)
- デルコ・マルセイユ プロヴァンス・KTM(フランス)
- ディレクトエネルジー(フランス)
- プロサイクリングブレイズ(フォルチュネオ・オスカロ)(フランス)
- ガスプロム・ルスベロ(ロシア)
- イスラエル・サイクリングアカデミー(イスラエル)
- マンサナポストボンチーム(コロンビア)
- NIPPO・ヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィニ(イタリア)
- ロームポット・ネーデルランゼロタレイ( (オランダ)
- スポルトブラーンデレン・バロワーズ(ベルギー)
- チーム ノボ ノルディスク(米国)
- ユナイテッドヘルスケアプロフェッショナルサイクリングチーム(米国)
- ベランダスウィレムス・クレラン(ベルギー)
- ワンティ・グループゴベール(ベルギー)
- WB・アクアプロテクト・ヴェランクラシック(ベルギー)
- ウィリエールトリエスティーナ・セッレイタリア(イタリア)
- ブルゴス・BH(スペイン)
- エウスカディ バスクカントリー・ムリアス(スペイン)
- ハーゲンスバーマン・アクセオン(米国)
- ホロウェスコ・シタデル・P/Bアラパホリソースズ(米国)
- ラリーサイクリング(米国)
- ビタルコンセプトクラブ(フランス)
- フォルトゥネオ・サムシック(フランス)
オレンジ色が今年ツールに出たチームです。
主催国であるフランスチームが3チーム! ツールに出るのは狭き門ですね。
フェルナンド・ガビリア
第1ステージで優勝したガビリア選手のコルデポルテス・クラロに所属していた頃の写真です。
今よりだいぶイケメンに見えますね。
本名 | Fernando Gaviria Rendon フェルナンド・ガビリア・レンドン |
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生年月日 | 1994年8月19日(23歳) |
国籍 | コロンビア |
身長 | 180cm |
体重 | 70kg |
所属 | クイックステップ・フロアーズ |
分野 | トラックレース、ロードレース |
役割 | 選手 |
特徴 | スプリンター |
2013-2015
|
コルデポルテス・クラロ |
2015-
|
エティックス・クイックステップ クイックステップ・フロアーズ |
- ジロ・デ・イタリア ポイント賞(2017) 区間通算4勝
- ティレーノ~アドリアティコ 区間通算2勝
- ツール・ド・ポローニュ 区間通算2勝
- ツアー・オブ・カリフォルニア 区間通算3勝
- 世界選手権 オムニアム(2015,2016)
2017年、ティレーノ~アドリアティコ第6ステージで、世界王者ペーター・サガンを破って2年連続区間優勝を手にします。
2017ジロ・デ・イタリアでは第3、第5、第12、第13ステージで優勝してますから、その実力は折り紙つきですね!
そして、昨日の第1ステージ。
ゴール前で後ろを振り返る余裕があるとは~。
レースの模様は、ダイジェストでおたのしみ下さい。
今日のレースは
ムイユロン=サン=ジェルマン ~ ラ・ロシュ=シュル=ヨン 182.5km
今日もスプリンターのコースですね。山岳は28キロ地点で4級山岳をこえると平坦コースです。
はてして、ガビリア選手はマイヨ・ジューヌを守れるのか?
さて、どうなるでしょうか!
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