キャノンデールのTopstone Carbonカーボングラベルバイクシリーズは、3年振りにもオーバーホールされた。
ジオメトリが更新され、サスペンションが新しくなっている。前輪の特徴的なレフティオリバーも採用されている。
さらに、事故防止に役立つSmart Senseシステムを搭載したバイクも用意された。
Topstone Carbon
特徴的なのは、前輪のフォークが1本しかないこと。これはLeftyOliverサスペンションフォークと呼ばれている。
改良されて100g軽量化されている。
LeftyOliverサスペンションフォーク
このフォークは、キャノンデールの片面マウンテンバイクフォークであるLeftyOchoから開発された。
レフティオリバーはグラベルライディングに合わせて調整されており、移動距離が30mmで、重量も軽くなっている。
タイヤ幅は45mmまで対応。片側だけで、大丈夫なのが不思議な感じだ。
このLeftyOliverサスペンションフォークは、トップエンドのTopstoneCarbon1LeftyとTopstoneCarbon2 Leftyのみに装着されている。
Kingpinサスペンション
新しいTopstoneCarbonは、キャノンデールのKingpinテクノロジーを採用しており、ドロップされたシートステーとシートチューブの間に物理的なピボットポイントを配置している。
公式サイトには、わかりやすい動画があり、上記のピボットポイントで後輪部分が動き衝撃を吸収してくれるシステムになっていることがわかる。
さらに、モデルによってはCannondaleDownLowドロッパーポストも付属している。ハンドルのシフターで、サドルを下げることが簡単に出来る。
ミラノ~サンレモでBahrain Victoriousのマテイ・モホリッチが使用したドロッパーシートポストと同じシステムだ。
SmartSense
Topstone Carbon 1 RLE、2 L、および3 Lにはすべて、CannondaleのSmartSenseシステムとライトが装備されている。
このシステムは、フロントライトとリアライトに電力を供給するダウンチューブに取り付けられたバッテリーパックを備えている。
キャノンデール、ガーミンのコラボレーションであるSmartSenseは、ガーミンバリアレーダーを統合する独自の安全システムだ。
車が近づくと上記動画のように、Garmin Variaレーダーが感知して、サイコンに警告してくれる。
Variaは、簡単に言えば、最大140メートル後方から接近する車両を検出する自転車レーダーシステムのこと。
- 緑色ならば安全
- 琥珀色は車両が後ろから接近
- 赤は高速で車が接近
さらに、車が近づくと後ろのリアライトが点滅して車にも自転車の位置がわかるようにスマホで設定することも出来る。ブレーキと連動したフラッシュ点灯もスマホの設定で可能だ。
これならば、後ろを振り向いたりする必要はない。ただ、サイコンを見ないと接近がわからないが警告音も出る。
SmartSense搭載バイクの名前の「L」はライトだけが付属していることを意味する。
Topstone Carbon 1の名前の「RLE」はライト、電子シフト、SmartSenseレーダーシステムが付いていることを意味する。
Topstone Carbon 1 Lefty spec
- フレーム:トップストーンカーボン
- フォーク:レフティオリバーカーボン
- ホイール: HollowGramカーボン、700c、内部幅25mm
- タイヤ: WTB Raddler TCS Light、700×44mm
- ギア: SRAM Force eTap AXS
- ブレーキ: SRAM Force eTap AXS
- シートポスト:カーボン
- サドル: Fizik Terra Argo X3
- エクストラ: StrapRackツールホルダー
- サイズ:XS, SM, MD
- カラー:Tinted Rally Red (RRD)
- 価 格:737,000 円
Topstone Carbonグラベルロードには、実に多くの種類が用意してあるので、詳しくは公式サイトをご確認下さい。
コメント
うーん、キャノンデールはAiオフセットもBB30もスパイダーリングも捨ててしまうんですねえ。
代わりに入れたSmartsenseも現状はバッテリーボックスの醜さがどうにも目障りで…性能とルックがこなれる頃には後発の他社外付けシステムが充実して扱いに困るパターンに見えます。
先鞭は付けてもトップになれない、それがキャノンデールなんでしょうか…
バッテリーボックスに気づかれましたか。あまり、写真などのせてふれないようにしていたのですが、確かにあまりカッコよくはないですね。
Smartsenseのない、バイクシリーズには単なるボックスというよりは、外に出るタイプにみえますし、なんとも~。