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ツール・ド・フランス第9ステージ 総合が大きく動く

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Photo by Maria Teneva on Unsplash
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ツール第1週の最終日の第9ステージ。休息日の前なので逃げたいライダーぱかり。

だが、ゴール前には激坂のマリーブランク峠が待っている。誰がトツプで上がれるだろうか?

 

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第9ステージ ポー〜ラランス 153㎞(山岳)

https://www.letour.fr/en/stage-9

第9ステージ photo letour

 

距離は153kmと短いが内容は濃い。

1級山岳ラ・ウルセル峠 photo letour

スタートして50km付近から山岳が本格的に始まる。

1級山岳ラ・ウルセル峠は、登坂距離11.1kmで平均勾配8.8%。1級山岳を越えると、3級山岳スデ峠が続く。こちらは登坂距離3.8kmに平均勾配8.5%。

息つく暇もないような山岳だ。

 

マリーブランク峠 photo letour

ラスト26kmから始まるマリーブランク峠も強烈。多分、ここで足のあるライダーは抜け出すはず。

登坂距離7.7kmで平均勾配8.6%。コースマップの黒の部分は9%以上の勾配。ゴール前は13.6%の勾配が続く。これを越えれば下りでゴールまで18kmだ。

この頂上をトップで越えたライダー達が間違いなくゴールに飛び込むだろう。

 

逃げは決まらず

tiz-cycling ストリーミングより 以下同様

誰が逃げてもつかまる展開。クレモントのTVGことレミ・カヴァニャが10秒まで広げるがすぐに捕まる。

 

登りに入り、ワウト・ファンアールトや昨日遅れたティボー・ピノが前に上がつてくる。

ワウト・ファンアールトは下がる時に、ティボー・ピノの腰を押していた。だが、ティボー・ピノは先頭集団から遅れてしまう。

やはり、昨日背中が痛くて遅れているのに無理をすることはないと思うけど。

 

逃げているメンバーは

  1. 4. Jonathan Castroviejo(ジョナタン・カストロビエホ)イネオス
  2. 24. Lennard Kämna(レナード・ケムナ)BORA-hansgrohe
  3. 53. David Gaudu(ダヴィ・ゴデュ) Groupama-FDJ
  4. 58. Sébastien Reichenbach(セバスティアン・ライヒェンバッハ)Groupama-FDJ
  5. 76. Daniel Felipe Martínez(ダニエル・マルティネス)EF Pro Cycling
  6. 83. Warren Barguil(ワレン・バルギル) Arkéa-Samsic
  7. 134. Davide Formolo(ダヴィデ・フォルモロ)UAE Emirates
  8. 142. Omar Fraile(オマール・フライレ)Astana

 

総合を勝たせたいメンバーが入っているが何故逃げに乗るのだろう?  前で待つ作戦ならよいけど。

 

Marc Hirschi(マルク・ヒルシ)が先頭集団から飛び出してソロで1級山岳頂上を目指す。

マルク・ヒルシは第2ステージでジュリアン・アラフリップに次いで2位となっている。

 

1級山岳頂上は雨で雲の中を走っていた。それを抜けても路面が濡れているので下りは慎重に走らないといけない。

 

メイン集団はワウト・ファンアールトが下がって前を引いている。またも1級山岳前からずっと引きっぱなしだ。

 

第2集団が3級山岳に登っている時に、FDJのセバスティアン・ライヒェンバッハが観客にぶつかってしまう。滑って道路をはみ出した感じだ。

 

メイン集団はマッテオ・トレンティンがポイントゲット。

 

しかし、マルク・ヒルシは強い。第2集団で追っていた追走グループはユンボ・ヴィズマが引く集団に吸収されたが、ヒルシは一人で4分のタイム差を維持している。

4級山岳も一人で越えていく。

 

ロベルト・ヘーシンクとワウト・ファンアールトの引きが終わって、今度はセップ・クスが先頭を引きだす。

集団後方では、ミハウ・クフィアトコフスキも切れていく。

 

ここで頂上まで1.8km地点で、ダディ・ボカチャルがアタック!

集団は一気に崩壊してしまう。トム・デュムランは追えずに横にドロップ。

 

イエロージャージのアダム・イェーツも切れてしまう。マイヨ・ジョーヌついに交代か?

 

タデイ・ポガチャルに反応出来たのは、

  1. プリモシュ・ログリッチ
  2. エガン・ベルナル
  3. ミケル・ランダ

エガン・ベルナルとダディ・ボカチャルが積極的に引く。

 

これは峠前の様子

頂上ではプリモシュ・ログリッチとダディ・ボカチャルがトップ争い。後ろを見ていたポガチャルはログリッチェにぶつかりそうになる。

 

こちらが遅れたメンバー。

  1. ギヨーム・マルタン
  2. ロマン・バルデ
  3. リゴベルト・ウラン
  4. ナイロ・キンタナ
  5. リッチー・ポート
  6. バウケ・モレマ

後ろのほうが人数が多いのに統制が取れず、前に追いつくことはなかった。

 

マルク・ヒルシを負う4人が全開で前を追う。後続とはラスト5.6kmで14秒差だ。

 

マルク・ヒルシはラスト5kmで28秒のタイム差。かなり足が重くなっている。逃げ切れるか?

 

マルク・ヒルシはラスト1.7kmで捕まってしまう。最後は5人のスプリント勝負に。

 

こちらはラスト1kmから

 

プリモシュ・ログリッチが先行して始まったスプリントは、左側からスプリントしたダディ・ボカチャルが勝利!

タデイ・ポガチャルは強い!  登りでも積極的なアタックをかけるし、躊躇がない。

リーダージャージはついにプリモシュ・ログリッチの手に渡る。これで総合がシャッフルされた。いよいよ勝てるメンバーが見えてきたか?

 

総合リザルト

  1. プリモシュ・ログリッチ
  2. エガン・ベルナル +0:21
  3. ギヨーム・マルタン +0:28
  4. ロマン・バルデ  +0:30
  5. ナイロ・キンタナ +0:32
  6. リゴベルト・ウラン +0:32
  7. タデイ・ポガチャル +0:44
  8. アダム・イェーツ  +1:02
  9. ミゲルアンヘル・ロペス +1:15
  10. ミケル・ランダ  +1:42

 

こちらは第9ステージのハイライト
https://www.youtube.com/watch?v=SlLrE5BzBAM

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