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2024 ジロ・デ・イタリア タデイ・ポガチャルの圧倒的大記録の数々

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Unsplashiam_osが撮影した写真
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タデイ・ポガチャルは、初出場のジロ・デ・イタリアで、圧倒的な勝ち方を披露した。

初日のトリノでのステージでも、最後は3人に持ち込み、惜しくもスプリントで破れて3位。これも、ゴール前までタデイ・ポガチャルが引いていたのだから凄い。

 

これを仮に勝利していたならば、初日からずっとマリアローザという事態になっていたわけだ。結局第2ステージでジロ初勝利を飾り、ここからローマまでマリアローザを着用している。

 

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ステージ優勝6回

 

タデイ・ポガチャルは、2000年以降で、中々見られなかったステージ6勝を記録。もっとも近いのは2013年のマーク・カヴェンディシュで5勝だ。

ただ、2004年にアレッサンドロ・ペタッキが9勝している。

  1. 2004 アレッサンドロ・ペタッキ 9勝
  2. 2024 タデイ・ポガチャル 6勝
  3. 2003 アレッサンドロ・ペタッキ 6勝
  4. 2002 マリオ・チッポリーニ 6勝
  5. 2023 マーク・カヴェンディシュ 5勝

上記でタデイ・ポガチャル以外は、全てスプリンター。

総合系のライダーで6勝というのは凄いことだ。過去にはジュゼッペ・サローニが1980年に7勝している。この時には総合7位。

他の総合系ライダーとは違う走りをジロでは見せてくれた。

 

2010年以降最多の表彰台

 

ステージ優勝にあと一歩は何度も記録。

  • 第1ステージ 3位
  • 第14ステージ 2位
  • 第17ステージ 2位

 

2010年以降のジロで最多の表彰台獲得

  1. 2024 タデイ・ポガチャル 9回
  2. 2014 ヴィンチェンツォ・ニバリ 8回
  3. 2021 プリモッシュ・ログリッチ 8回
  4. 2016 ペーター・サガン 8回
  5. 2022 ワウト・ファンアールト 8回
  6. 2018 サム・ベネット 8回

 

これも凄い記録。ヴィンチェンツォ・ニバリやプリモッシュ・ログリッチも抜いている。

 

総合2位との差

 

タデイ・ポガチャルは、総合2位のダニエル・マルティネスに対して9分56秒の差。これも中々見ない記録だ。

これまでのジロの最大のタイム差は、1914年にピエリノ・アルビニを1時間57分26秒差で破ったアルフォンソ・カルツォーネだ。ジロは1909年から始まっており、これは創世記といっても良いころの記録だ。

 

2000年以降の総合2位とのタイム差

  1. 2024 タデイ・ポガチャル~ダニエル・マルティネス 9分56秒
  2. 2006  イヴァン・バッソ~グティエレス 9分18秒
  3. 2001   ジルベルト・シモーニ~アブラハム・オラーノ 7分31秒
  4. 2003   ジルベルト・シモーニ~ガルゼッリ 7分6秒

 

通常、総合トップにたった選手は、体力温存のために総合上位の選手をマークする走りをするのだけど、タデイ・ポガチャルは違う。

マリアローザを着用してからも5勝している。これも2000年以降では最多。

また、総合と山岳賞のタプルを達成したのは、歴史上11人しかいない。直近では2018年のクリス・フルームだ。

さらに、ツール・ド・フランス11勝、ブエルタ・ア・エスパーニャ3勝、そしてジロでも6勝で全てのグランドツアーで勝利している。この合計20勝はマーク・カヴェンディシュの54勝に続くものだ。

記録を見ただけでも、今年のジロ・デ・イタリアでタデイ・ポガチャルがいかに、凄い走りをしたのかがわかる結果だ。

 

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