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2022 世界選手権エリート男子ロード タディ・ポガチャルとワウト・ファンアールトは時代遅れだと批判

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UnsplashAlireza Attariが撮影した写真
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世界選手権エリート男子ロードで優勝候補の一人とされていた、スロベニアのタデイ・ポガチャル。

直前のグランプリ・サイクリスト・ド・モントリオールではワウト・ファンアールトをスプリントで破っており、勝てるライダーの一人と思われるのは当然だった。

 

 

だが、タディ・ポガチャルは表舞台には姿を現さなかった。

タディ・ポガチャルは、今回の世界選手権について奇妙なレースだったと感想を漏らしている。ポガチャルが言う意味は世界選手権ならではの事情も関係している。

 

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世界選手権の状況

 

タディ・ポガチャルは、レース序盤にキーラ山で先頭に立つ姿を見せた。この時に集団は頂上で割れ、一時25人が集団から飛び出す形となっていた。

理想的な展開だったが、しかし、この試みはしばらくして打ち消され、大集団に戻っている。

タディ・ポガチャルは、ゴール後にスロベニアの報道陣を前にして、明らかに落胆した表情を浮かべて答えている。

 

このために来たのではない。シーズン終盤に脚の調子はまだ良かった。

だから悔しいし、メダルのためのスプリントでもっといい順位がとれなかったことも残念だ。実際、まだどの順位でレースをしているのかさえもわからない状態だった。

その結果、非常にカオスな状態になってしまった。ヤン・トラトニックがどこを走っているのかわからなかったが、最後の1kmで突然彼を見かけたんだ。

今は手ぶらだ。不思議なレースだった。イヤホンなしのレースはとても難しいと思う。

 

普段レースで指示を受けて走っているし、レースの状況もわかる。メンバー同士での会話も出来るのだから、アクシデントがあった場合もすぐに対処できる。

しかし、世界選手権では、無線は使えない。世界選手権は他とは違うレースだと思わないといけない。

 

ワウト・ファンアールトは時代遅れだと

 

ワウト・ファンアールトも、フィニッシュ後にコミュニケーション不足について語っている。

 

イヤホンなしのレース、それはドラマだ。そして、もはやこの時代のものではない。

2位、10位、15位のどれでスプリントしているのか、フィニッシュの時点ではわからなかったんだ。

クリストフ・ラポルトから銀を取ったと聞いたときはショックだった。彼と一緒に表彰台に上がれるだけの脚を持っていたのに、とても残念だ。

 

ワウト・ファンアールトも、レムコ以外の全員に追いついていたとは思っていなかったのだろう。もし、2位のためのスプリントだと事前にわかっていたら違った結果になっていたかもしれない。

無線のないレースでは、東京オリンピック女子レースのように展開が分からない。

今回、女子エリートで肘を骨折しながら優勝したアネミエク・ファンフルーテンも、東京では前にアナ・キーゼンホファーが逃げていたことを知らずにバンザイゴールしている。

 

ただ、無線のない時代でもレースは出来ていたので、これが悪いとは思えない。ただ、条件は全てのレースで一緒にしないといけないかも。

無線が使われ始めたのは1990年代。モトローラが自社製品の宣伝のためもあって使用。一気に広まった。だが、レースが単調になるという理由で2010年から段階的に禁止。2011年に完全に禁止となっていた。

しかし、UCIは2016年に無線を一部解禁。ワールドツアー、1クラスとHCクラスのみ無線が使えるようになっている。

現在でも、世界選手権、オリンピックでは無線は使用できない。今回の世界選手権のゴール前で、逃げが牽制をし過ぎて捕まったり、追走集団が後ろをしきりに振り返っていたのは、無線がないためだ。

目で見て確認するしか、後続との距離を測る方法がないのだから仕方ない。

見ている側は、計算できないレースなので逆に面白いかもしれないけど、走っている選手は状況がわからないので大変でしょうね。自分で考えて走るしかない。

見る側も無線がないことを意識して見ていると、これほど面白いレースもないとも言える。

 

 

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