タデイ・ポガチャルの登りのスピードは進化を続けているようだ。
ティレーノ〜アドリアティコ の第4ステージの最後の登りプラティ・ディ・ティヴォでは過去最速タイムで駆け上がっている。
これは2013年にクリス・フルームが樹立したタイムよりも2分16秒も速い結果となっている。
そして、ワウト・ファンアールトはステージ9位となり、リーダージャージを譲ったが、それでもフルームよりも速く上がっているのだから、素晴らしい。
過去最速タイム
🚨NEW CLIMBING RECORD! 36 min 06 sec! Pogacar destroys the Prati di Tivo record, climbing over 2 minutes faster than Froome in 2013!😱 With ~6,6 w/kg for 36:06, he sets one of the best performances for such efforts since 1998! HOLY… #TirrenoAdriatico https://t.co/i4TtdnbEfK pic.twitter.com/wdwe2LhSrC
— Mihai Simion (@faustocoppi60) March 13, 2021
これまでのプラティ・ディ・ティヴォの記録を見てみると
2021:14,7 km@7,0%—36:06—average speed 24.43 km/h(Tadej Pogacar)-RECORD
2013:14,7 km@7,0%—38:22—average speed 22.99 km/h(Chris Froome)
—38:28—average speed 22.93 km/h(Mauro Santambrogio)
—38:35—average speed 22.86 km/h(Michal Kwiatkowski)
—38:37—average speed 22.84 km/h(Horner-Contador)
これまでは、2013年のクリス・フルームの38分22秒という記録が最速だった。これは、2012年のヴィンチェンツォ・ニバリの記録を34秒上回ったものだ。
今回、8年振りに登場したこの登りで、タデイ・ポガチャルはクリス・フルームの記録を2分16秒短縮している。
しかも、ポガチャルがこの記録を出した方法が素晴らしい。フルームの場合には、チームスカイの当時のメンバーであるリゴベルト・ウランやダニオ・カタルドによって、最後の1kmまでサポートされていた。
タデイ・ポガチャルの場合には、早い段階でアタックをかけて、ラスト5.7kmから単独で上がっている。
タデイ・ポガチャルを追ったサイモン・イェーツも、そして22位までのライダー全てが、2013年のフルームの記録よりも速かった。
いかにライダーの全体のレベルが上がっているかがわかる結果だ。
一つだけフルームの記録を擁護すると、レースの距離が173kmあり、今回よりも23kmほど長くレースの時間も1時間くらい長くなっている点だ。
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