タデイ・ポガチャル(UAE Team Emirates – XRG)がまたひとつ、自らの伝説に新たな1ページを加えた。
2026年シーズン、春から圧倒的な強さを見せ続ける世界王者は、ツール・ド・スイス総合優勝を飾り、その輝かしいキャリアにさらなる勲章を加えた。
今シーズンのポガチャルは、5月のツール・ド・ロマンディに続き、6月のツール・ド・スイスも制覇。スイスで開催される2つの主要ステージレースを同一年に制したことで、その実績リストはさらに充実したものとなった。
ロマンディでは総合優勝に加えて5ステージ勝利、スイスでも圧倒的なパフォーマンスで総合優勝を獲得している。
伝説完成まであと5ピース
#Objectif 🎯 / Parmi les courses qu’il manquait à son palmarès, on peut rayer les épreuves suisses.
✅ 🇨🇭 Tour de Romandie
✅ 🇨🇭 Tour de Suisse https://t.co/mgRRJWITjP— Renaud Breban (@RenaudB31) June 22, 2026
ポガチャルはすでにロードレース界で考え得るほとんどのタイトルを獲得している。
ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、世界選手権、モニュメント、そして数々のワールドツアーステージレース。
2026年はツール・ド・ロマンディとツール・ド・スイスを新たにコレクションへ加え、ステージレースの実績もさらに充実した。
ツール・ド・ロマンディでは総合優勝を加えて5勝。ツール・ド・スイスでも開幕ステージの70km超の独走劇を含む圧倒的な走りで総合優勝を果たした。
さらに第4ステージの個人タイムトライヤルで、マチュー・ファンデルプールを0.31秒差で勝利。
最終第5ステージでも、逃げ続けるBahrain Victoriousのレニー・マルティネスを追い詰めて連勝。総合優勝と合わせて3勝を追加。
その結果、ポガチャルのキャリアに残された「空白」はわずかとなった。
ワールドツアーステージレース最高成績
- ツアー・ダウンアンダー:13位
- UAEツアー:1位
- パリ〜ニース:1位
- ティレーノ〜アドリアティコ:1位
- ボルタ・ア・カタルーニャ:1位
- イツリア・バスクカントリー:3位
- ツール・ド・ロマンディ:1位
- ジロ・デ・イタリア:1位
- クリテリウム・デュ・ドーフィネ:1位
- ツール・ド・スイス:1位
- ツール・ド・フランス:1位
- ツール・ド・ポローニュ:未出場
- レニューイ・ツアー:未出場
- ブエルタ・ア・エスパーニャ:3位
- ツアー・オブ・広西:未出場
現在、主要1週間ステージレースではパリ~ニース、ティレーノ~アドリアティコ、ボルタ・ア・カタルーニャ、ツール・ド・ロマンディ、ツール・ド・スイスの5大会を制覇している。
残る大物タイトルはイツリア・バスク・カントリーのみとなっている。これにより、プリモシュ・ログリッチと並び、主要7つの1週間ステージレースのうち6大会を制した数少ない選手となった。
残りのピースはスケジュール次第か。
残る目標は?
Tadej Pogacar made this young fan’s day with an autograph straight after his Tour de Suisse triumph ❤️ pic.twitter.com/dOVKDooyCD
— Cycling on TNT Sports (@cyclingontnt) June 22, 2026
さらに大きな視点で見れば、まだ獲得していないグランツールはブエルタ・ア・エスパーニャのみ。もし将来的に制覇すれば、グランツール完全制覇という新たな偉業も達成することになる。
そして、オリンピックの金メダルだ。以下のコースが本採用ならば、タデイ・ポガチャルに勝てるクライマーはいないかもしれない。
しかし、ポガチャルの真価は記録集めそのものではない。
彼の魅力は、勝利がほぼ確実視されるレースであっても果敢に攻撃を仕掛け、観客を魅了するレースを作り続けることにある。ツール・ド・スイス初日の70kmを超える独走アタックは、その象徴ともいえる走りだった。
ただ、これには賛否両論もある。退屈、自転車レースを破壊しているなど。
タデイ・ポガチャルは27歳。すでに歴史に名を刻みながらも、ポガチャルのパズルは完成していない。残された数少ないピースを埋める挑戦は、彼のモチベーションとなっている。







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