2分22秒。ヨナス・ヴィンゲゴーとタデイ・ポガチャルのタイム差はとても大きい。
それだけ、タデイ・ポガチャルが第11ステージのグラノンの登りで遅れたということだ。タデイ・ポガチャルは、第1ステージ3位。それ以降総合4位以下に落ちていない。
対するヨナス・ヴィンゲゴーは総合7位から始まり、少しずつ順位を上げてきた。
二人の登坂力については互角と言っても良いかも。ミスをすると負けると言った感じか。タデイ・ポガチャルは、休息日のインタビューで第3ステージの意気込みを語っている。
ピレネーで仕掛ける
A special win in a special place with special people by my side : my fiancé, family and all the amazing team @TeamEmiratesUAE who did a brilliant job all day 💛
The special shoes today were for a new great cause which I hope you can support : https://t.co/PI8If7yPeZ 🙏 pic.twitter.com/LJkFkrZ682
— Tadej Pogačar (@TamauPogi) July 8, 2022
タデイ・ポガチャルはツール・ド・フランス勝利のため、最終週でのアタックを誓った。
最終週で2分22秒のタイム差を縮めることは可能ですか?
すべての登りでアタックし、タイムを稼ぐ必要がある。私はすべてを捧げるつもりだ。この後、後悔しないようにしたい。
脚の調子もいいし、遠くからでも遠くなくても、アタックできる脚を持ちたい。ベストを尽くしたい。
登りでは出来るだけハードに行き、タイムを稼ぐようにしたい。今は毎日が大変だけど、それが可能なんだ。
最終ライバルは、ヨナス・ヴィンゲゴーですが、アルプ・デュエズでは彼はアタックに対抗してましたね。
タイムではかなり遅れている。脚力次第でどうにでもなる。もし、アタックするチャンスがあれば、そうするつもりだ。
次の日、多くのチャンスがあることは確かだ。モチベーションが上がるよ。彼は倒すべき男だ。
彼はとても強い。アルプ・デュエズでは、彼は僕と一緒だった。でも、もし僕がもっと自信を持っていたら、あるいはもっと深く掘り下げたら、もう少し時間を取れたかもしれない。
マンドでは、もっと短い登りで、彼も僕のホイールについてきた。
3日間では、いろいろなことが起こり得る。精神的にも肉体的にも、みんな疲れているんだ。悪い日もあれば良い日もある。面白い2日間になりそうだ。
イネオスは表彰台を目指している
A day I will never forget. 🔥😍 Great legs on the great Alpe d’Huez, the atmosphere is really something different up there.🤯😳
Today I had a good try and it won’t be the last 😎. We keep fighting 💪🏼 pic.twitter.com/HlxGqglAYD
— Tadej Pogačar (@TamauPogi) July 14, 2022
UAEとJumbo-Vismaは2名のライダーを減らし、Ineos Grenadiersは8名のスターター全員を残していますね。
INEOS Grenadiersの走りについてはどう見てますか?
ヴェガールステイク・ラエンゲンとジョージ・ベネットを失った時も辛かったが、今も多かれ少なかれ同じ状況にある。
もし、イネオスが攻撃してきたら、Jumboもそれに対応しなければならないからだ。
今、彼らは表彰台とチームランキングのためにレースをしているようだが、私は自分のレースをし、可能な限りトライするつもりだ。
ヨナスは2分22秒のアドバンテージを持っているので、優勝候補はヨナスだ。上位6人は表彰台に上がれるだろうし、1日だけタイムが落ちることもある。このレースで勝てるライダーはまだかなりいる。
第3週の山岳でチャンスを見出せますか?
あとはピレネーだけだから、チャンスがあればアタックしなければならない 。
ゴールラインまでスプリントする、それが自転車レースだ。他の方法で答えたいとは思わないよ。
文字通り、すべてを危険にさらすようなことはしたくない。もちろん、100パーセントの力を発揮し、レースに勝つことを目指す。
アタックして、できればワット数を上げて、タイムを稼ぎたい。パリで黄色になれなかったとしても、この世の終わりというわけではないんだ。
白のジャージで2位というのは、まだいいほうだと思う。諦めないし、ゴールまで全てを出し切るよ。
タデイ・ポガチャルの場合には、出し惜しみはしない。言われなくても、アタックは繰り出すだろう。問題はタイミングだ。ヨナス・ヴィンゲゴーも常に調子が良い訳ではない。
二人の場合には、ベストな体調で戦わないと差がついてしまうだろう。
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