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モトバイクの誘導ミスでニバリやダン・マーティンが怒りのコメント

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Photo Yuzuru Snada
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イタリアのTre Valli Varesine 2019のレースで起こったとんでもないハプニング。

先導するモトバイクがコースミス。ルイスレオン・サンチェスを追うグループは15名あまり。

追走グループは65キロというハイスピードで走っており、数百メートル行き過ぎてチャンスを失ってしまう。

レース前にも、ダン・マーティンはレースのコースマップについて役に立たないと言っていたが、それが現実のものになるとは思っても見なかっただろう。

 

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レース前の不安が的中?

ダン・マーティンのツイート。

レース開始前にツイートしていて、全く役に立たんと言っている。レースのフニッシュ地点さえも書いてなかったのだ。

Tre Valli Varesineのレースは、イタリアのロンバルディア州北部のSaronnoからVareseまでの197.8kmのコースで行われた。

 

https://www.procyclingstats.com/race/tre-valli-varesine/2019/result

Tre Valli Varesine 2019

ライダーは緩やかなオープニングセクションで走り出し、75km地点で登る。

5ラップの短い13kmのサーキットから、更に25kmのループの2ラップでゴールに向かう。

周回数の表示もないでしょうから、チームの無線と先導するバイクが頼りですね。

 

ラスト40キロで出来た強烈な15名の先頭グループ。

先頭グループ
主なメンバー
  • ジョージ・ベネット ( BORA – hansgrohe )
  • ヴィンチェンツォ・ニバリ( Bahrain Merida )
  • アレハンドロ・バルベルデ( Movista Team )
  • ダン・マーティン( UAE-Team Emirates )
  • マイケル・ウッズ( EF Education First )
  • ダヴィデ・フォルモロ( BORA – hansgrohe )
  • バウケ・モレマ(Trek – Segafredo)
  • ディラン・トゥーンス( Bahrain Merida )
  • エディ・ダンバー(Team INEOS)
  • ダヴィ・ゴデュ( Groupama – FDJ )
  • ルイスレオン・サンチェス(Astana Pro Team)

 

誰が勝ってもおかしくないメンバーで後続グループに30秒の差をつけて逃げ続ける。

ラスト22キロで、ソロアタックに出たのはルイスレオン・サンチェス。

逃げのスペシャリストを追って、ラスト13kmで追跡グループは、モトバイクにしたがってラウンドバウトでコースミス。

ラウンドバウトで右に曲がらないといけない部分で、直進してしまったのだ。

 

 

Vincenzo Nibali 

コースを戻りながら、ヴィンチェンツォ・ニバリは両手を広げてどうにもならないと諦めボーズ。

ニバリは、スピードが速くコーナールートを示すものは何もなかったとコメント。自分はこのコースを知っていたけど、モトバイクが真っすぐ進んだので従ってしまったらしい。

ニバリは完全にやる気を失ってしまって、ゴールに向かわずにチームバスに直行した。

 

Dan Martin 

ダン・マーティンはインタビューで、サーキットを過度に複雑にするとそれが基準になってしまう。プロレースなんだから見本を示して欲しいと言っている。

メンツを見ても、最高のライダーが揃っておりコースミスがなければ、この中から優勝者が出ることは間違いなかっただろう。

 

ニバリが言うようにコーナーに何も標識がなく、誘導員もいなければ高速で走るモトバイクが先導ミスしてもおかしくはない。
しかも、バイクは先頭から2台目のTVバイクだからコースに不慣れだったのでは。
せめてコーナーには誘導員が欲しかったところ。

このミスで、ルイスレオン・サンチェスは40秒までリードを広げた。だか、逃げ切ることなく最後には捕まってしまう。

優勝は集団から抜け出したプリモシュ・ログリッチ。

 

ルイスレオン・サンチェスもピンチが

アタックを成功させて、ソロで逃げているルイス・レオン・サンチェンスも危ない場面が。

前方の車とモトバイクが道をふさぐ形になってしまって、サンチェンスは中央の交通分離帯をバニーホップして通過。

ちょっと間違っていたら、大けがをしかねない場面で超危険!

 

こちらはハイライト。

 

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