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スーパープレスティージュ2023-2024第4戦メルクスプラス 雨の重いコースを制したのは?

海外情報
Photo credit: Erf-goed.be on VisualHunt.com
この記事は約16分で読めます。

メルクスプラスは、雨で重いコースとなっている。

現在のスーパープレスティージュのランキングは

男子エリート

  1. エリ・イーゼルビット 45ポイント
  2. ローレンス・スウィーク 31ポイント
  3. ゲルベン・カイバーズ 27ポイント
  4. ケビン・クーン 27ポイント
  5. ラース・ファンデルハール 27ポイント

 

女子エリート

  1. セイリン・アラマバード 44ポイント
  2. アンネマリー・ワースト 39ポイント
  3. アニエク・ファンアルフェン 37ポイント
  4. マリオン・ノルベルト・リベロル 27ポイント
  5. デニス・ベッセマ 25ポイント

 

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第4戦メルクスプラス

コースマップ photo Superprestig

 

メルクスプラスのコースは、牧草地、砂道、森の小道、石畳が混在している。さらに、バー、サンドボックスなど、さまざまな障害物がいくつかある。

森の中のコースもテクニックが必要で階段もある。今日は雨が降っており重い。かなりテクニカルなコースだ。

 

女子エリート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

雨が降る中スタートに。

 

ファーストコーナーは、インゲ・ファンデルヘイデン。

 

ルシンダ・ブラットが2番手に上がってくる。

 

ピットでルシンダ・ブラットが先頭に。

 

ルシンダ・ブラット、インゲ・ファンデルヘイデン、セイリン・アラマバードと続く。

 

セイリン・アラマバードが、直線でインゲ・ファンデルヘイデンを抜いていく。

 

タイム差はどれくらいだろうか。セイリン・アラマバードが2位に上がって追ってくる。

 

マノン・バッカーが派手に落車して後続の二人が巻き込まれる。

 

ルシンダ・ブラットが、かなりのリード。セイリン・アラマバードは追いつくのか。

 

残り5周

6秒差でルシンダ・ブラットが通過。セイリン・アラマバード、アンネマリー・ワーストと続く。インゲ・ファンデルヘイデンは4位に後退。

 

下りでルシンダ・ブラットが少しフェンスにぶつかる。

 

この間にセイリン・アラマバードが追いついた。

 

さらに、登りでセイリン・アラマバードが前に出た。

 

ルシンダ・ブラットが下りで滑ってしまう。

 

完全に形勢逆転。

 

ルシンダ・ブラットが見えなくなった。

 

残り4周

ルシンダ・ブラットは12秒差で通過。

 

二人のタイム差は詰まるのか。

 

ルシンダ・ブラットが、またも滑ってしまう。

 

ルシンダ・ブラットが、ギリギリ見える程度の位置に。

 

残り1周

セイリン・アラマバードが、残り1周に。ルシンダ・ブラットの姿が見えなくなったので、勝利は間違いない。

 

後続は団子状態。デニス・ベッセマが抜け出すか。

 

3位争いは熾烈に。アンネマリー・ワーストがマリオン・ノルベルト・リベロルに抜かれる。

 

しかし、前を走っていたマリオン・ノルベルト・リベロルが落車。

 

 

セイリン・アラマバードが、またも勝利。これでスーパープレスティジュは第2戦から3連勝となった。圧倒的だ。

 

ルシンダ・ブラットは、25秒遅れの2位でゴール。優勝を争うには3度のミスは痛かったか。

 

マリオン・ノルベルト・リベロルは第2戦の3位に続いて、またも表彰台を確保。

 

リザルト

セイリン・アラマバードのコメント

これには、本当に満足している。実際、試合中はあまり良い気分ではなかった。最初のラウンドでうまくいかなかったので、ルシンダがすぐにガソリンの元栓を開けてくれた。

私も少しホールドされていたので、すぐに大きな差がついてしまった。それを閉めてそれを乗り越えるのは本当に難しい戦いだった。

 当初、大きなギャップを広げたが、3周目の開始時にルシンダ・ブラントが再び接近してましたね。

もちろん、彼女が速かったので、最初の 2 周で戻るのを本当に諦めなければならなかった。それは行われ、そして完了した。

もちろん、彼女も与えなければならなかったので、私はこう思ったんだ。もし私が追い払いたいなら、これは私のチャンスかもしれないと。彼女はミスをしたため、すぐに差が広がった。

しかし、3周目では回復して、もう少し落ち着いて運転する必要があった。そうしないと、オーバーシュートしてしまう可能性がある。彼女は戻ってきたが、最終的にはまた差を広げることができた。

ランニングを特に取り組みましたか?

いいえ、実際にはそうではありません。とにかくランニングはうまくいっていると思う。そして、状態が良くなれば、もちろん少しは楽になる。それも事実のようです。

 

2位のルシンダ・ブラントのコメント

満足すべきだと思う。こうしたミスを犯したのは残念だ。アラマバードが私のところに戻ってきたとき、私はこう思った。あまり速く走りたくない、間違いを犯さないようにと。

実際に間違いを犯すことがわかる。その後少し戻ってきたけど、またダメになってしまった。それもコースの一部だ。残念だが、体力的には期待通りに乗れたと思う。大丈夫。

集中力を維持し、それに囚われないようにする必要がある。最後に正しいラインを探し続けるだけでかなり成功したと思う。それを次のシクロに持って行かなければならない。

プレッシャーの下でも技術的に優れたドライビングを続けたいと思うだろう。トレーニング中にそのようなコースを模倣することは依然として困難だ。だからこそレースに乗り続けるのは良いことだし、またこのようなコースに出会えて嬉しい。

難しいのは、森は非常に危険だということ。それ自体は速いが、非常に滑りやすかった。それはここでは典型的なことだが、非常に難しいことでもある。

 

3位のマリオン・ノルベルト・リベロルのコメント

表彰台を獲得できるとは予想していなかった。1周目以降は良いポジションにいなかったが、周回を重ねるごとに良くなっていった。アンネマリー・ワーストを見たとき、3位になりたいと強く思った。

サンヌ・カントと一緒に探検できたのは幸運だった。彼女は最高のセリフを言うので、このコースには良い先生がついていた。私はどのレースでも最初のラウンドがあまり得意ではない。理由はわかりませんが、それに取り組んでいます。(…)

毎回劇的なスタートを切るのですが、とにかく進み続けました。チームは周回ごとに私にモチベーションを与え続けてくれた。それはとても役に立った。戻れると信じ続けた。この状況が良くなり、明日は良いレースができることを願っています。私の家族全員がそこにいます。

 

Rnk Rider Team Competition
points
Time
1
 ALVARADO Ceylin del Carmen
Alpecin – Deceuninck 15 0:41:03
2
 BRAND Lucinda
Baloise Trek Lions 14 0:26
3
 NORBERT RIBEROLLE Marion
Crelan – Corendon 13 1:11
4
 WORST Annemarie
Cyclocross Reds 12 1:21
5
 BETSEMA Denise
Pauwels Sauzen – Bingoal 11 1:23
6
 VAN ALPHEN Aniek
Cyclocross Reds 10 1:29
7
 BAKKER Manon
Crelan – Corendon 9 1:35
8
 VAN DER HEIJDEN Inge
Crelan – Corendon 8 1:45
9
 CANT Sanne
Crelan – Corendon 7 1:50
10
 FRANCK Alicia
De Ceuster – Bonache 6 2:27
11
 VERDONSCHOT Laura
De Ceuster – Bonache 5 3:05
12
 BARONI Francesca
Hubo – Remotive 4 3:31
13
 CRABBÉ Kiona
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT 3 6:03
14
 VAN DE STEENE Kim
Never Give Up by Jolien Verschueren 2 6:20
15
 SELS Loes
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT 1 6:37
16
 DEVIGNE Camille
AWOL O’Shea   7:09
17
 MCKINNON Elizabeth
    8:33
18
 DE BRUYNE Meg
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT   8:38
19
 ZWAENEPOEL Tessa
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT   8:44
20
 GORT Femke
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT   8:52
21
 BAELE Lotte
De Ceuster – Bonache   9:11
22
 MOS Anniek
    9:15
23
 VERVLOET Sterre
    9:16
24
 VAN ELSACKER Floor
    ,,
25
 ALLART Océane
    9:33
26
 DE VOS Nele
Never Give Up by Jolien Verschueren   9:49
27
 SCHEVENELS Lies’l
De Ceuster – Bonache   9:54
28
 COPPENS Nette
    11:28
29
 HUYBRECHTS Laure
    +1 laps
30
 COOGAN CISEK Corey
    +1 laps

 

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男子エリート

さあ、スタート。

 

ファーストコーナーはヨリス・ニューウェンハイス。

 

すぐに、ニルス・ファンデプッテが先頭に。

 

スタートしてすぐにヨリス・ニューウェンハイスはバイク交換。それだけ、路面状況は悪い。

 

直線でヨリス・ニューウェンハイスが再び前に。

 

後続では、コーナーでつまづく選手も。

 

エリ・イーゼルビットが3番手で追っている。

 

ヨリス・ニューウェンハイスは好調だ。トッブを快走する。

 

残り6周

ヨリス・ニューウェンハイスがニルス・ファンデプッテを5秒リードして通過。エリ・イーゼルビットは9秒差。

 

エリ・イーゼルビットが登り切れない。これはタイムロス。

 

ヨリス・ニューウェンハイスは飛び始めたようだ。すでに、後続が見えない。

 

残り5周

エリ・イーゼルビットのスーパープレスティジュ4連勝はどうやら出来ないようだ。ただ一人レッグウォーマーをしており、寒さに弱いことが見てとれる。雨で重たいコースもエリには不利だ。

4位のオルツ・フェリペも振り切れない。

 

ニルス・ファンデプッテはスーパープレスティジュの表彰台に手が届くかも。

 

残り4周

エリ・イーゼルビットは、ポイントのためにも3位は確保したいけれども、調子は良くないようだ。

 

エリ・イーゼルビットが、またも同じ登りでミスを。これは珍しい。

 

ヨリス・ニューウェンハイスは、今シーズンのエリートでの初勝利が見えてきたか。エリ・イーゼルビットの追い上げがないので、決まりに近い。

 

残り2周

後続のニルス・ファンデプッテに35秒のタイム差をつけて通過。

 

エリ・イーゼルビットは、単独4位で通過。今日の表彰台は難しい。

 

ゲルベン・カイバーズが派手に落車。滑りやすい。

 

ニルス・ファンデプッテに、オルツ・フェリペが迫る。

 

タイス・アーツが下りで落車。

 

残り1周

後続を大きく突き放してヨリス・ニューウェンハイスが通過。

 

ヨリス・ニューウェンハイスにミスはない。

 

ローレンス・スウィークが落車。

 

エリ・イーゼルビットが復活してきた。これは2位のニルス・ファンデプッテに届きそうだ。

 

ニルス・ファンデプッテは2位が危うい。

 

残り1周

エリ・イーゼルビットは、カーブでミスをしたためにニルス・ファンデプッテにおいつかず。ただ、3位以内は確保できるかも。

 

2位争いが熾烈になってきたが、二人共この登りをクリアー出来ない。

 

さあ、エリが追いついた。

 

前に出て一気に引き離す。

 

ニルス・ファンデプッテも粘っているが。

 

ヨリス・ニューウェンハイスは、何度も拳をつき上げて勝利を喜ぶ。2017世界選手権U23王者は、2022年9月にTeam DSMからシクロクロスの世界にチェンジして、ついにスーパープレスティジュでも勝利した。

今シーズンは、C2のメジャー・テイラー・クロス・カップで勝っていたが、エリートでの勝利はこれが初めてだ。

 

2位には、間違いなく寒さにやられたエリ・イーゼルビットが入った。

 

ニルス・ファンデプッテは2位となる最大のチャンスだったけれども、それでも表彰台を確保できたことは大きい。

 

リザルト

ヨリス・ニューウェンハイスのコメント

プロになって初めてのTVクロスでの勝利だ。もちろん、それは超スペシャルなことだ。

いつ優勝を確信したのか?

最後の2周かな。後ろを振り返ってももう誰もいなかった。明日のことも考えていたから、少し落ち着いて走り始めた。そうしたら勝てたんだ。

今日、エリ・イーゼルビットを破ったが、マチュー・ファンデルプールのような選手もいる中で、何ができるのか?

今日、腰が持ちこたえたことは、腰痛がひどかった他のクロスとの大きな違いだと思う。他の選手たちがいつ来るかはわからない。そのうちわかるよ。

コースについては?

2つの要素があった。とてもタフなセクションもあったし、テクニカルなセクションもあった。それが僕には合っているんだ。

ホッとしたし、将来への自信にもなった。トレーニングやその周辺のすべてにおいて、自分がうまくやれていることを示している。とてもうれしいよ。

 

2位のニルス・ファンデプッテのコメント

とてもタフなコンディションだった。確かに最初の寒さと雨。それにコースには泥がたくさんあった。だから少し震えているんだ。

長い間2位を走ったが、最終ラップでエリに抜かれましたね。

言ったように、すごく寒かった。レース中、寒さは増すばかりだった。最終的には足が冷えすぎて、どこに足を置いているのかわからなくなった。そしてミスを犯し始め、リズムを少し崩してしまった。不運なことに、そのせいでエリが最後の半周で戻ってきた。そのあともサンドボックスにすべてをかけたが、すぐにコースアウトしてしまった。

それから3位をキープすることに集中した。それがうまくいった。もちろん2位でフィニッシュしたかったけど、それでも3位は悪くないと思う。

 

3位のエリ・イーゼルビットのコメント

最初の頃、ヨリスはすでにとても速く走っていた。僕もすごく良かったわけじゃないけど、良かったよ。ラスト2周は、表彰台か2位を狙うしかなかった。スウェックが僕の近くにいないのがわかったからね。GCではいい仕事ができたと思う。

そうだね、戦術なんてそんなもんさ。仕事の見返りだよ。あれだけのレースを走るのは簡単なことじゃない。野心的な計画だから、優勝争いをしないこともある。明日(トロワ・ワールドカップ)も僕にとってはとても重要な週末だ。さっきも言ったように、ヨリスはとても強かった。

タフで、本当にフランドリアンのような天候だった。寒さに少しやられたが、回復することを願っている。今夜は遅くまでキャンピングカーにいる予定だ。でも、気分はいいよ。

Rnk Rider Team Competition
points
Time
1
 NIEUWENHUIS Joris
Baloise Trek Lions 15 1:03:19
2
 ISERBYT Eli
Pauwels Sauzen – Bingoal 14 1:36
3
 VANDEPUTTE Niels
Alpecin – Deceuninck 13 1:45
4
 ORTS Felipe
Burgos-BH 12 1:58
5
 KUYPERS Gerben
Circus – Reuz – Technord 11 2:19
6
 KUHN Kevin
Circus – Reuz – Technord 10 2:32
7
 ADAMS Jens
Athletes for Hope 9 2:44
8
 SWEECK Laurens
Crelan – Corendon 8 2:53
9
 LOOCKX Lander
TDT-Unibet Cycling Team 7 2:56
10
 MEEUSSEN Witse
Crelan – Corendon 6 2:57
11
 VAN KESSEL Corné
Deschacht – Hens – Maes 5 3:55
12
 VANDEBOSCH Toon
Crelan – Corendon 4 4:13
13
 AERTS Thijs
Circus – Reuz – Technord 3 4:39
14
 CORSUS Yordi
Pauwels Sauzen – Bingoal 2 4:51
15
 HENDRIKX Mees
Crelan – Corendon 1 5:02
16
 JANSSEN Wout
    5:09
17
 MEEUSEN Tom
Athletes for Hope   5:18
18
 FERDINANDE Anton
Deschacht – Hens – Maes   5:24
19
 SOETE Daan
Deschacht – Hens – Maes   5:30
20
 VAN DEN BROECK Arno
    6:08
21
 VAN LOOVEREN Joachim
    6:32
22
 UYTDEWILLIGEN Ingmar
    6:49
23
 BAESTAENS Vincent
Spits CX Team   7:05
24
 VRACHTEN Arne
    7:44
25
 VERHEYEN Thomas
    7:49
26
 DE MOYER Kenay
Pauwels Sauzen – Bingoal   7:54
27
 VERVOORT Wout
Stageco Cycling Team   +1 laps
28
 ALDERWEIRELD Robin
    +1 laps
29
 DAELMANS Bengt
    +1 laps
30
 VAN GRIEKEN Stan
    +1 laps

コメント

  1. ソルト より:

    イゼルビットは寒さで不調のようでしたが、ポイントランキング2位のスウィークも沈んだのでリードを増やすことに成功しましたね。
    レース後半に体温が上がった結果かもしれませんが、きっちり2位を確保してるのは凄い…。

    • ちゃん より:

      ニルス・ファンデプッテも足の感覚がなくなったと言っているので、雨で相当寒かったのでしょう。
      冬に雨にやられるとメチャクチャ寒いし、まして素足で走っているのだからなおさらでしょう。

      エリは、雪のレースでも結果が悪かったように思います。寒さに弱いのは確かなのでしょうけど、それでも後半に追い上げてくるのは凄まじい。さすが、リーダージャージを目指す男ですね。追いつくとも思わなかったです。

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