今年のStrade Biancheは、昨年の雨と泥だらけのレースとは違って、乾いた白い道での埃っぽい高速レースでした。
快適な機器の選択だけでなく、多くの急坂やレーススピードのための軽量化。
純粋なエアロバイクは剛性が高すぎるのか、トスカーナの農場を走るのには取り扱いが難しいとの判断からか、あまり見られませんでした。
代わりに、ライダーは26mmまたは28mmのタイヤを装着。より良いパフォーマンス、快適さ、そしてパンクの可能性が低いこと。あとは個人的な選択に基づいてさまざまなリムハイトのホイールを装着。より伝統的なロードバイクを選んだライダーが多かったようです。
ジュリアン・アラフィリップの装備は?
今回優勝したジュリアン・アラフィリップはカスタムカラーのディスクブレーキターマックを使用。レース前は綺麗だったんですけどね。
彼のバーテープは布製で2重にしてます。
ステムにはセクションの位置が貼りつけてあります。ステムが短いので2箇所に貼ってありますね。
ドロドロです。
しかし、見事なまでなホコリですね~。泥よりはいいけれど。
レース前は綺麗ですけど~。
レース後は見られないですね~。
タイヤは、スペシャライズドの26mm S-Worksターボグリプトンタイヤをチョイス。
Decuninck-QuickStepのメカニックは、レース前に空気圧を慎重にチェック。
アラフィリップはチームメイトのズデネク・シュティバルや他のクラシックライダーより軽いので6.9 barで低く設定してます。他のライダーはフロントとリア両方共7bar。
アラフィリップは、レースでは空気圧に関してなんの問題もなくパンクなしでした。
Decuninck-QuickStepのメカニックのトラックの内部です。トラックには思えないほど綺麗に片付いてます。
グレッグ・ファンアーヴェルマート(CCCチーム)は超特大のOakley Sutroサングラスを着用。
物凄い砂ぼこりの中を走るので、これは結構有効かも。
ゲラント・トーマスはStrade Biancheのスキンスーツを着用。グラスは白いOakley Jawbones。
Lotto Soudは、Campagnolo装備のRidley Helium SLXバイクを準備。
ラックラン・モートン(EF Education First)は、Raphaの新しい未公開ロードシューズの最新版を履いてました。Tour Down Underでは、白いシューズでしたが更に進化しているようです。
フェルナンド・ガビリア(UAEエミレーツ)は、28mm Vittoria Corsa Controlタイヤを装着したColnago C64を使用しました。
メリダScultura。Vincenzo NibaliはカーボンファイバーSRMクランクを使用。ディスクブレーキは使用してません。
Trek-SegafredoはDT Swiss/BontragerクイックリリースレバーでShimanoディスクブレーキを使用。
デゲンコルプ(Trek-Segafredo)の使用したクランクですがホコリだらけ。
新しいSRAMのRED eTap AXSが、もう壊れてます。
ワウト・ファン・アールト(Team Jambo-Visma)はゼッケンナンバー141。
今回もやりましたねえ~。ファン・アールト。昨年に続いて第3位は凄い! しかも、一度はちぎられたのに単独で追いつくのは人間業とは思えないほど。
ファン・アールトのBianchi Oltre XR4のヘッドチューブ。
今回、最後はアラフィリップとの一騎打ちで2位だったヤコブ・フルサン(アスタナ) のARGON18。Vision Metron5のステム一体型ハンドル。それにしてもステム部分が太く見えるんですけど。
Canyon-SRAMのスペアバイク。SRAMのRED eTap AXSですね。
Valcar Cyclance CyclingはTRPメカニカルディスクブレーキを使用。
レースでは、すべてのバイクにVelonのデータデバイスを装備してました。
各チームのタイヤの選択は?
タイヤの選択は、ローリング抵抗を低く保ちながら、十分なグリップを確保。未舗装のグラベルロードでのライドを和らげるために、各チームの戦略の重要な部分でした。
- Team Sunweb : 28mm Continental Competition ProLtdチューブラー
- CCC-Liv : Vittoria Corsa 25mmタイヤ
- UAE Team : Emiratesは28mm Vittoria Corsa
- Astana : Strade Bianche用のマークの付いていない26mm Dugastタイヤ
Canyon-SRAMチームだけが、今回Schwalbe 1 Pro Oneチューブレスタイヤを装着していました。
今回のStrade Biancheは暖かい天候だったため、昨年のようなことはなく半袖ジャージでしたね。
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