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ジロ・デ・イタリア第7ステージはジロ史上最速のステージ

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Photo by Simon John-McHaffie on Unsplash
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ジロ・デ・イタリア第7ステージは、スタートからとても速いスピードで始まった。

マテーラからブリンディズィまでの143kmの平均速度は、51.234km/hを記録

これは、ジロ史上最速の記録となり、2012年第18ステージの49.439km/hを大幅に上回った。

何故、これほどまでにスピードが上がったのだろうか?

 

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前にいないと生き残れない

横風分断が起きた時の様子、かなり前に集団が見える

 

第7ステージは、イタリア南東部の最深部の平地で開催され、分類された登山は1回もなかった。だが、複数のグループが集団を粉砕。

最初の1時間は平均時速55km/hという猛烈なスピードで進んだ。

 

ステージの最初の70kmで、時速30 km/hに近い風に直面。

最初に横風分断を行ったのは、Deceuninck-Quick StepとTeam Jumbo-Visma。

Deceuninck-Quick Stepは、マリア・ローザのジョアン・アルメイダを守る形で道路左端によってペースアップ。

後ろにつく集団が、風よけの出来ないようにした。このため長く集団が伸びてしまい中切れが発生。

先頭集団は30人となり、後続に足を使わせるために全開で引き続ける。落車も途中で何度かあり、更にベースが落ちない展開のとなったために平均速度が50km/hを越えるステージとなった。

 

 

今日のステージでは、ここまで横風が強くなるとは多くのチームで予測されてなかった。

スタート順は、サインをした順番となるのでスタートで後ろに並んだ場合、今日のような速いステージでは前に上がることも困難となる。

Team Jumbo-Vismaは、詳細な天候、風など何時に横風が吹くのか予測するアプリを使っている。これにより予測して風の吹く時間帯には前に上がっている。

 

各チームとも、平坦ステージといいながらも気を抜いてはいけないのだ。

 

今回のステージは51.234km/hとなったが、200km以上のレースではないのでRuban Jaune賞が贈られる訳ではない。

Ruban Jaune賞とは

1936年ツール・ド・フランスの主催者であるアンリデス・グランジュが最高平均速度で走った選手に贈らる賞として作成した。距離は200km以上が条件となる。

英語名ではイエローリボンと呼ばれる。

名前は、大西洋で最速の旅客船に授与されるブルー・リバンドとの比較からきたと考えられている。

Ruban Jaune賞の最速記録は、2019ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージの50.63km/hでフィリップ・ジルベールが獲得している。

 

 

ジロ・デ・イタリアは今日も平坦スプリンターステージだ。平坦といいながらも、風が強い場合には集団は気を抜くことが出来ない。

走っている選手は大変だが、見ている側は退屈しなくて良いので嬉しいかも。

 

 

 

 

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