スコットから発表されたSCOTT Plasma 6は、アイアンマン世界選手権で優勝するために作られたバイク。
SCOTT Plasma 6は、4年間のプロジェクト開発期間をかけた。前作のPlasma 5とは異なり、UCIに準拠しておらず、トライアスリートが主なターゲットとなる。
SCOTT Plasma 6
SCOTT Plasma 6は、空気力学と全てのライダーに最適なポジションが取れるように工夫されている。
まずは、後輪ホイールのタイヤの位置について。
タイヤがシートチューブに近いほど、空力の節約になる。
ブランドは通常、ライダーが自分のホイールとタイヤの好みに合うようにスペースを空ける必要がある。
SCOTT Plasma 6には、ライダーが後輪の位置を調整できるフリップクリップが組み込まれており、6つの設定を使用して、ライドを微調整できる。
これがどのように機能するかについて上の動画だけではわからない。
ホイールベースとチェーンの張りを調整すると想定しているため、ライドの前に行わないといけない。
フロントホイールでは逆の設定になっている。
ダウンチューブをフロントタイヤにできるだけ近づけるのが最速だが、小さな動きで乱気流が発生する。
SCOTT Plasma 6は、ダウンチューブとフロントタイヤの間を大きく離すことで、乱気流を遠ざけた。
コクピットも多用な調整可能
TTポジションの場合に重要となるハンドルバーの位置。
スコットは、コンポーネントブランドであるSyncrosのワンピースコクピットを採用。
SCOTT Plasma 6は、高さ、角度、アームレストの位置なども調整可能となっている。
水分補給も、ボトルに手を伸ばすことなくチューブから補給可能。ここでもタイム短縮に貢献している。
SCOTT Plasma 6 Premium spec
- フレーム : プラズマ6ディスク/ HMXTRI
- フォーク : プラズマ6ディスク、11/4 “-11/2″カーボン/統合
- コンポ : SRAM RED eTap
- ハンドル : Syncros Creston iC TRI、400mm、SyncrosE1カーボンエクステンション
- シートポスト : Syncros Plasma 6 HMX、RitcheyWCSクランプ
- サドル : Syncros Belcarra 1.0 TRI
- ホイール : Zipp 808 NSWカーボンクリンチャー、チューブレス対応
- タイヤ : Schwalbe PRO ONE TTマイクロスキン 700×25
- 重量 : 9.6kg
SCOTT Plasma 6には2種類が用意されている。
Plasma6 Premiumの価格は15,000€(約180万円)
Plasma6 RCは、UltegraDi2とSyncrosCapital50mmディープカーボンホイールを装備して9000€(約120万円)。
世界選手権が行われるハワイのコナと言えば、横風が強いことで有名。 ちゃんと対策されていると思いますけど、このバイクならば横風でもOKなんだろうか?
販売は2020年12月からとなっている。
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