Bahrain Victoriousのソンニ・コルブレッリが引退かもしれないというニュースが出ていたが、本人もそれを認めることになった。
心臓の除細動器を外すことも検討したというソンニ・コルブレッリ。復帰に当たっては、あらゆる可能性を探った。だが、バイクをフックにかけるという結果となった。
リスクが大きい
Un campione lo è per sempre 🏆 Siamo sicuri Sonny che anche in un’altra veste saprai regalare grandi emozioni al ciclismo italiano 🇮🇹 I tuoi colleghi e le tue colleghe ti augurano il meglio per il prossimo capitolo 💪 pic.twitter.com/zfN4l6CIkk
— ACCPI Assocorridori (@ACCPI1946) October 30, 2022
インタビューでソンニ・コルブレッリは以下のように語っている。
1 年前のこの頃、私は自分のキャリアで最も重要な勝利を祝った。1年後、人生で最も困難な瞬間の1つを経験することになるとは想像もできなかった。
プロのサイクリストになるという希望は常にあったが、それが難しい話になることもわかっていた。
イタリアでは除細動器をつけてレースをすることは法律で禁じられている。しかし、チームのメディカルスタッフのサポートもあり、諦めなかった。
厳格な医療監督下ではあったけど、サイクリングを再開し、医療分野の専門家数人と話をした。
サッカー選手のクリスチャン・エリクセンなど、トップスポーツでの同様の事例を調べた。彼は除細動器でキャリアを再開することができた。
問題は、サイクリングがまったく別のスポーツだということだ。サッカー場でレースをしているわけではない。サッカー場では、緊急時に非常に迅速に医療援助を受けることができる。
サイクリストとして、遠隔地で一人で数時間トレーニングすることがよくある。それが事態を複雑にしているんだ。
除細動器を再び取り外すことも検討した。
しかし、私が言ったように、サイクリングはサッカーと比較することはできない。また、サイクリストとして本当に深く行くからだ。
そして、再びうまくいかず、除細動器を持っていないとしよう… それはリスクが大きすぎる。
私はそのようなリスクを負う余裕はない。神が私に二度目のチャンスを与えてくれたからだけでなく、家族や両親のことも考えている。
だから今、私はサイクリングに別れを告げようとしているが、サイクリングは私に多くのものを与えてくれたので、笑顔でそれをしようとしている。
しかし、特に2021年は最高のシーズンだったので、さよならを言うのも辛い。幸いなことに、レースから多くのことを学び、キャリアを終えた後もチャンピオンであり続けたいと思っている。
私はBahrain Victoriousのアンバサダーとしてサイクリングに関わり続けるが、以前のチームメイトとも緊密に協力していく。私の経験を伝えたいと思う。
キャリアの絶頂での引退
Colbrelli, the King of Roubaix 👑
One year ago, @sonnycolbrelli won Paris-Roubaix 2021, the most important victory of his career so far 🙌🏼 pic.twitter.com/LKO3TiDm9b
— Velon CC (@VelonCC) October 3, 2022
2010年にColnago – CSF Inoxでテスト生からプロキャリアをスタート。Bardiani – CSFを経て、2017年のBahrain Merida Pro Cycling Team発足時から所属。
キャリア34勝を上げているが、最大の勝利はなんといっても2021パリ~ルーベの勝利だ。
特に、2021年はキャリアハイの成績をあげたと言っても良い年だった。
- ツール・ド・ロマンディ 第2ステージ優勝 ポイント賞獲得
- クリテリウム・デュ・ドーフィネ 第3ステージ優勝 ポイント賞獲得
- イタリア選手権ロード 優勝
- ベネルクスツアー 第6ステージ優勝 総合優勝
- ヨーロッパ選手権ロード 優勝
- メモリアル・マルコ・パンターニ 優勝
- パリ~ルーベ 優勝
これからと言う時に、引退とは本当に辛いだろう。チームのスタッフとして働くということだから、経験は伝えていくことが出来るのでは。
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