サントス・サイクリングフェスティバル第1ステージではルーク・ダーブリッジが80kmの独走を決めてしまうという、ありえない勝ち方を見せてくれた。
続く第2ステージでは、どうだろうか。ルーク・ダーブリッジは、2位に対して2分24秒もリードしているので、大きな逃げ切りは許さないばずだ。
Team BikeExchangeは、ルーク・ダーブリッジの総合リーダージャージを守るために働くだろう。
第2ステージ Birdwood – Lobethal 116km
コースは、アップダウンが小刻みに続く。スプリントポンイントが2箇所に山岳ポイントが2箇所。
後半のゴール前に、2箇所勝負を決めるだろう山岳がある。
高低差は200m程度だが、勾配はきつそうだ。
スタートしてアタックが掛かり続けるが、中々決まらない。
ゼッケンナンバー161番のXavier Cooer(Velofit Australla)の単独アタック。これに、クリス・ハーパー(Team Jumbo-Visma)が追いつく。
二人は後続に25秒のタイム差をつけて逃げ続ける。
後続から2人が追いつき、4人となりタイム差は35秒まで開く。
- 41 Chris Harper (Team Jumbo-Visma)
- 94 Cyrus Monk (Cycle Howse Racing)
- 101.Brendon Johnston(CCS Cycling)
- 167 Joshua Wilson(Velofit Australla)
登りでは、クリス・ハーパーが引く場面が多い。
当然、後続はTeam BikeExchangeが先頭を引いて、ルーク・ダーブリッジを守っている。
リッチー・ポートもラスト30kmを切って、集団先頭に上がってきた。Team BikeExchangeの選手と話をしている。
そろそろ一人前に出すから、捕まえくれとか言ってるのかな? 明日のウィランガヒルに向けて、足慣らしですかね。
ラスト10kmをきって、最後の山岳でリッチー・ポートが先頭を引いて先頭集団を追い詰めていく。一気に差が詰まってくる。
一気に4人を抜き去ったあと、チームガーミンオーストラリアが固まって先頭を固める。リッチー・ポートがアタックするのか?
でたー!
リッチー・ポートの凄まじいアタック! と、思ったらリッチー・ポートのチームメイトのLuke Plappがアタック。
素晴らしいアタックで、すぐに単独となる。リッチー・ポートがアシストした形となった。
Luke Plappは単独で、どんどん加速して進む。後ろは、お見合い状態だ。
Luke Plappは20歳の若者で、2020オーストラリア選手権U23のTTチャンピオンだ。
ルーク・ダーブリッジは引くしかないが、協力は得られない。すでに30秒以上タイム差をつけられている。後ろには、リッチー・ポートもおり、マークしているので逃げられない。
Luke Plappは、見事に逃げ切り。Team Gamin Australlaのチーム力で勝った感じだが、彼の独走力も素晴らしかった。
このステージの勝利で、Luke Plappは総合でも2位に躍進。
リザルト
- Luke Plapp (Team Gamin Australla) 2:38:42
- TIM ROE +33
- KADEN Groves +33
- Kelland Obien +33
総合
- Luke Durbridge(Team BikeExchange) 5:13:53
- Luke Plapp (Team Gamin Australla) +2:10
- Raphael Freiensten +2:28
- Chris Harper(Team Jumbo-Visma) +2:33
- Tim Ros +2:51
クリス・ハーパーは、総合で4位に上がってきた。明日は、いよいよウィランガヒルだ。リッチー・ポートのパワーが爆発するか見ものだ。
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