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ヘント~ウェヴェルヘムでサム・ベネットが先頭集団から遅れた理由とは?

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Photo by Darius Soodmand on Unsplash
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北のクラシック、ベルギーのヘント~ウェヴェルヘムは、ユンボ・ヴィズマのチームワークにより、ワウト・ファンアールトが貫禄の勝利を収めた。

先頭集団には最もスプリントが強い男、サム・ベネット(Deceuninck – Quick Step)が9人の中に残っていた。

サム・ベネットはDeceuninck – Quick Stepの唯一の生き残りで、ゴールまで連れていけば、間違いなくゴールを奪ってしまうことは誰の目にも明らかだった。 

だが、サム・ベネットは残り15kmで、ワウト・ファンアールトのチームメイト、ネイサン・ファンフーイドンク(Team Jumbo-Visma)のアタックによって切れてしまう。

何故、勝負所でサム・ベネットほどの強者が遅れたのか? 

 

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先頭集団9人に残る

 

上のツイートのまとめ動画の冒頭でもわかるように、横風分断で集団は割れている。ここでしっかりと、前に残ったのがサム・ベネットだ。

これは、凄いことでエースナンバーをつけたイヴ・ランパールト、ゼネク・スティバルも遅れてしまったのだから、常に前にいたサム・ベネットは素晴らしい。

ケンメルベルグ(Kemmelberg) の勝負を分けた決定的な登りでも、先頭の9人に残ったのだから、もうゴールまでいけることは確実だと思われた。

以下のツイートではわかるように、積極的に先頭交代にも入っており調子は抜群だと思われた。

 

 

先頭集団の最後の9人は

  1. サム・ベネット(Deceuninck – Quick Step)
  2. ダニー・ファンポッペル (Bingoal Pauwels Sauces WB)
  3. ワウト・ファンアールト(Team Jumbo-Visma)
  4. ネイサン・ファンフーイドンク(Team Jumbo-Visma)
  5. ソンニ・コルブレッリ(Bahrain – Victorious)
  6. マイケル・マシューズ(Team BikeExchange)
  7. ジャコモ・ニッツォーロ(Team Qhubeka ASSOS)
  8. マッテオ・トレンティン(UAE-Team Emirates)
  9. シュテファン・キュング(Groupama – FDJ)

 

残り33kmから異変

photo Tiz-cyclingストリーミングより

 

だが、残り35kmでサム・ベネットに異変が現れる。とてもキツソウにして、なんとキラキラを2回発射(嘔吐)。

もう、ここで遅れると思ったけど、なんとかサム・ベネットは前に追いついた。

 

その場面をツイートで振り返ってみよう。

 

う~ん、2回に渡ってサム・ベネットは吐いている。この原因についてゴール後にサム・ベネットがコメント。

ケンメルベルグで限界を超えた。足は乳酸でいっぱいで、体はそれから食物を取り除きたいと思っていた。

ヘント~ウェヴェルヘムは長いレースだ。できるだけ多くの燃料を補給しようとしていたので、ただ食べ過ぎた。

レース後に、サム・ベネットは吐いている動画を公開している。これは、流石に載せれないので見て貰いたいけど。

まあ、ただ単にゴールに向かってエネルギーを溜めようとして、食べ過ぎた訳ですね。常に食べてないといけないけど、流石に食べ過ぎるのも問題だということだ。

ラスト16kmで、ネイサン・ファンフーイドンク(Team Jumbo-Visma)がアタックをかけた時には、胃に何も残ってなくて、エネルギーは空っぽだったという。

これでも遅れてしまっても仕方がない。

 

 

 

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