ブエルタ・ア・サンファンは、南米で行われているので日本では丁度朝の時間に生で見ることが出来る。
最終ステージはアルゼンチンのサンフアンを舞台にした周回コース。市街地の環状道路であるシクルパラシオン通り、1周16kmを9周回するスプリンターのためのコースだ。
総合は、クイーンステージで単独となりながらもトップを守ったレムコ・イヴェネブールが33秒差でほぼ総合優勝を決めている状態。
勝負は、誰がサンファン最強のスプリンターかをきめる最終決戦のゴールだけが注目される展開だった。
ゴール前のスプリンター同士の小競り合い
サガンは、他のチームメイトとは違うカラーのサガンコレクションのバイクに乗ってブエルタ・ア・サンファンを走っていた。バイクの宣伝の為にも勝ちたい所だろう。
ゴール勝負ということで、スプリンターチームはゴール前から激しい位置取り争い。
先頭を固めるのはアルバロホセ・ホッジを勝たせたいDeceuninck – Quick Stepが引きまくる。
ラスト1.3kmでは先頭に総合リーダージャージのレムコが60kmを越えるスピードで引きまくり仕事を終えて後ろに下がっていく。
サガンは、最初に両側から挟まれてしまい肘が触れ合っており、あわや落車の危険が。両方の肘でこれは押しのけた。
次に、ルディ・バルビエ(Israel Start-Up Nation)をアシストするユーゴ・ホフシュテッターが寄ってきたので頭で押しのけた。
Peter Sagan’s incredible movement all the way through the last KM at Vuelta a San Juan stage 7 ⬇️ fighting all the way.
He got Gaviria’s wheel in the end but couldn’t beat him for the victory; still amazing to watch how he barges and scraps#VueltaSJ2020 #VueltaSanJuan pic.twitter.com/KhiPfdxp9Z— Sticky Bottle (@sticky_bottle) February 3, 2020
サガンは、予定通りにフェルナンド・ガビリアの後ろを勝ち取ったがゴールまでにまくることは出来ず。スピードを見ていたらフェルナンド・ガビリアのスピードが上回ってましたね。
これがサガンが1位ゴールで、ユーゴ・ホフシュテッターが2位だったら多分、Israel Start-Up Nationは抗議していたでしょうね。
最近は、ゴール前の斜行とか、ヘッドバッドとか厳しいので危ない所でした。
昨年の、サントス・ツアーダウンアンダー第5ステージでカレブ・ユアンがトップゴールしながらも、降格処分となってしまったのも記録に新しいですね。
これでフェルナンド・ガビリアはブエルタ・ア・サンファンだけで3勝をあげて完全にスプリンターステージを制覇。
5つあったスプリンターステージの内の3つを勝ち取ってしまう活躍。今回もマキシミリアーノ・リケーゼが彼を助けている。ガビリアは今シーズン何勝あげてしまうのだろうかというほどの復活ですね。
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