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パリ五輪 ルイ・オリヴェイラ金メダル獲得「人生で一度も勝ったことがない」

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Photo credit: Ronan Caroff on VisualHunt.com
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昨晩は、競輪やオムニアムもテレビ放送があったので観戦された人もいたはず。

マディソンでは、イタリアのエリア・ヴィヴィアーニとシモーネ・コンソンニが銀メダルを獲得。

 

銅メダルは東京オリンピック金メダルのミケル・モルコフ組が獲得している。

そして、マディソンオリンピックチャンピオンとなったのは、UAE Team Emiratesのルイ・オリヴェイラ組だった。

 

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人生で一度も勝ったことがない

 

ルイ・オリヴェイラとユーリ・レイタオンのポルトガルコンビは、200周するコースの中で150周まで、トップから14点差をつけられ、メダル争いからも大きく脱落していた。

イタリアの経験豊富なコンビ、エリア・ヴィヴィアーニとシモーネ・コンソンニは、デンマークのモルコフ組を抑えてレースをリード。

ポルトガルはメダル獲得を目指していた。しかし、アグレッシブなレースは、トップ選手たちの脚と神経をすり減らし、ついにアタックの時が来た。

後方ではイタリアのシモーネ・コンソンニが落車しており、二人を追いかけることができなかった。

 

ルイ・オリヴェイラのコメント

このレースでは優勝候補の一角に入るほどではなかったが、僕たちは全力を尽くし、兄弟や家族とともに限界までプッシュした。

終盤は完璧なレースができた。他の国々はみんな爆発してしまったが、私たちは爆発しなかった。

ユーリに、あと50周、頑張ろうって言われたんだ。誰かがアタックしてくるような気がするから、そのアタックを待つしかない。

アタックが来たから、ついていったんだ。プレッシャーをかけたら、みんな吹っ飛んでいった。僕らはただ走り続けた。

残り7周でボードを見たら1位だった。そんなはずはないと思ったけど……結局、オリンピック・チャンピオンなんだ!

言葉もない。このすべてが夢なんだ。自分が生きているとは思えない。人生で一度も優勝したことがないんだ。

オリンピックチャンピオンが初めての勝利だなんて、本当にこれがすべて現実なのかまだ分からない。信じられない。

オリンピックで初優勝するなんて言われたら、冗談じゃない、って言うだろうね。

 

双子の兄弟のイヴォ・オリヴェイラもトラック選手。2020欧州選手権では、兄弟でコンビを組んでマディソンで銀メダルとなっている。

イヴォ・オリヴェイラは、ポルトガルロード王者にTT王者にもなっており、最近はスプリントでも顔を出している。

ルイ・オリヴェイラは、ロードレースではアシストなので、自らが勝利を狙うことはない。それが、オリンピックの大舞台で金メダルを獲得するのだから、人生とは面白いものだ。

ただ、ジュニア時代や、国内ではトラックで結構勝っている。大舞台での勝利というのが初めてだということだ。これ以上の勝利というのは中々ない。

 

 

 

 

 

 

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