Gent Six Dayを快走しているロジャー・クルーゲ(Lotto Soudal)だが、なんと1か月前に心臓の手術を受けていたというから驚きだ。
ロジャー・クルーゲは2018年3月に脳卒中を起こしており、その後PFOと呼ばれる欠陥が心臓にあらわれたという。
PFO(Patent Foramen Ovale)では、心臓の左右の前房間の壁に欠陥がある。この欠陥は危険ではないが、脳卒中のリスクを高めるというのだ。
脳卒中は突然起こった
ロジャー・クルージュは、脳卒中を患うリスクを減らすために、10月に心臓手術を受けた。
2018年3月に軽度の脳卒中を起こした後、10月上旬にベルギーのアントワープで恒久的に開いた卵円孔(心臓の2つの心房間の小さな開口部)の治療を受けている。
ロジャー・クルーゲは脳卒中以来健康上の問題に遭遇しておらず、PFO検出と呼ばれる彼の状態は問題ではないと考えられていたが、脳卒中のリスクは増加する。
したがって、Lotto-Soudalのチームドクターから手術を勧められた。
彼の脳卒中を起こした当時の事を話してくれている。
Mitchelton-Scottに在籍中、娘の面倒をみていたときに小さな異変が起こったと言う。
娘の鼻をきれいにしたのですが、その瞬間、腕がゆっくりと倒れ、それに逆らえませんでした。怖かったが、それは30秒で終わった。
と経度な脳卒中であったことをクルーゲは語った。
その後、予防措置として春のクラシックから撤退し、3日間ペースメーカーを着用し、血液検査も受けた。
バリ~ルーベにも出場したが問題はなかった。
脳卒中になるリスクを抱えたまま、走り続けるのは怖いものがあったでしょう。無事に手術が成功して良かったと思う。
Halfway Lotto @zesdaagseGent 🔥
We have our @CaptofCycling @Toshvds and @JasperDeBuyst in 4th position
Team Soudal 🌈 @kluge_roger – Reinhardt 6th (same lap)
📷 @facepeeters pic.twitter.com/e0wzcIK4MU
— Lotto Soudal (@Lotto_Soudal) November 15, 2019
今シーズン、ロジャー・クルーゲは手術のために、ロードシーズンを早めに終わらせている。
トラック競技も、ヨーロッパトラックチャンピオンシップ、6 DAY LONDONをスキップすることを余儀なくされたが、グラスゴーのトラックワールドカップで復帰し、現在Gent Six Dayで走っている。
手術して1か月だが、2日目までは首位に立っていたほどだから、全く問題はないようだ。
2016ジロ・デ・イタリア第17ステージでスプリント勝利を飾ったこともあり、カレブ・ユアンの発射台として来シーズンも活躍してくれるはずだ。
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