ボルタ・ア・カタルーニャ第2ステージでは落車にファン攻撃、さらに反対車線を走るライダーまで現れた。
特に、崖下に転落したTrek-Segafredoの若手マティアス・スケルモースイェンセン(Mattias Skjelmose Jensen)はケガが心配されたのだけど。
通常崖下に転落といえば、骨折とか大けがとか心配される。だが、彼は自分で這い上がってきて、すぐに走りだしたのだから凄い。
カーブで転落
“I’m fine, just give me a bike”@skjelmose_ had a scary moment today at Volta A Catalunya! pic.twitter.com/gsCsJAVK0g
— GCN Racing (@GcnRacing) March 22, 2022
下りカーブなので、結構スピードがでた状態で崖下に転落。
一緒に落車したUAE Team Emiratesのマルク・ソレルは下に一人落ちたから、先に救ってくれと救助に言っている。
動画を見てもわかるけど、マティアス・スケルモースイェンセンは自分でバイクを担いで登ってきた。
しかも、「大丈夫だから、バイクをくれ」と言ってチームカーに。
ここまで、マティアス・スケルモースイェンセンは第1ステージ6位で、スプリントも得意なので走りたかったのでしょう。
ただ、脳震盪の疑いとかもあるのでちゃんとチェックしたほうが良かったと思うけど。
なんと、マティアス・スケルモースイェンセンは、最終的にはスプリントで10位になる走りを見せている。全く問題はないのだろうけど、本当に良かった。
多分、落車後はアドレナリンが出ているから痛みも感じないのだろうけど、ゴール後には打撲の痛みも出ているはず。
マティアス・スケルモースイェンセンは期待の若手で、昨年のUAEツアーで総合6位。
今年もツール・ド・プロヴァンス第3ステージでナイロ・キンタナの独走の後ろで2位に入り、総合3位でフニッシュしている。
登りにも強く、スプリントもいけるオールラウンドなライダーだ。まあ、無事でなにより。
今回チームのエースナンバーをつけており、今後のステージにも注目しておきたいライダーだ。
【追記】
マティアス・スケルモースイェンセンのコメント
誰かが下り坂でブレーキエラーを起こしたが、残念ながら私は外側にいた。
転倒のメリットが1つあるとすれば、それはアドレナリンであり、おそらく最高の鎮痛剤だ。(笑い)
あまり気分が良くなかった。今日は気分がいいので守護天使が守ってくれたと思う。でも本当にラッキーだった。
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