2023ブエルタ・ア・エスパーニャに向かうレムコ・エヴェネプールは、何度も同じ質問をされている。
それは、Soudal – Quick Stepとの契約問題だ。2024年ツール・ド・フランス総合優勝を狙うにはチームの強化も必要だが、すぐに出来る訳ではない。
噂されてるINEOS Grenadiersへの移籍にして再度レムコは答えている。
契約は契約
ここ数週間、レムコ・エヴェネプールについて多くの噂が流れている。しかし、このタイムトライアル世界チャンピオンは、ベルギーのワールドチームとの契約を全うするつもりだという。
彼はポッドキャスト 「ランタン・ルージュ 」で、様々な質問に答えている。
来年もSoudal – Quick Stepで走るのか?
普通はそうだね。自分は2026年末までの契約を結んでいる。敬意というものがある。
契約は契約だ。そういうわけにはいかない。サイクリング界は、2億を出せばライダーや選手を獲得できるサッカーの世界とは違う。
しかし、科学、栄養学、そしてビッグツールのためのチーム周辺を大いに改善すれば、すぐにUAE Team EmiratesやJumbo-Vismaのようなチームと同じレベルになることができる。
さらに、チーム内にはすでに多くの知識がある。
チームは来年のツールにむけてアシストも強化されていくのか?
ビッグネームをチームに迎えるのは常にいいことだ。そうすれば、ドメスティック同士の競争も生まれるからだ。
私たちのチームにはそれが必要だと思う。時々、リラックスしすぎている選手がいた。どうせチームに入れるんだから、と。
だから、何人かのライダーが移籍してくることを喜んでいるんだ。他の選手が来るかどうかはわからないが、そうなることを願っている。
ミケル・ランダが移籍してくることに関しては?
彼が来てくれてとても嬉しい。もっと多くのビッグネームの話があった。パヴェル・シヴァコフやローレンス・デプルスもね。
でもうまくいかなかったから、そのときはちょっとがっかりしたよ。あの2人がいれば戦争ができる。チャンスを逃してしまったと思った。
でも、ランダはチームとともにビッグツアーで勝つ方法を知っている選手だ。彼は現在33歳。まだ若いと思う。若いチームに多くの経験をもたらしてくれる良い選手だ。
これはパトリックが今年とりうる最善の行動だったと思う。しかし、もう一人、ランダのすぐ下のレベルのライダーを望んでいないと言えば嘘になる。
イラン・ファンワイルダー、ルイス・フェルファーク、マティア・カッタネオのレベルの中間のような選手。でも、そのカテゴリーの選手を見つけるのは難しい。彼らは高価なんだ。
山岳では強化が必要だけど、平地のアシストについては?
カスパー・アスグリーン、イヴ・ランパールト……そのあたりはまったく心配していない。あとは、純粋なクライマーと、真のマスターライダー、セップ・クスのようなタイプとのバランスを見つけるだけだ。
ランダにはそのようなライダーを見つけることができたと思う。彼にはそれができると本当に信じている。彼のベストシーズンは、クリス・フルームをサポートするドメスティクとして走ったときだったと思う。
噂では、UAE Team Emiratesで走るジョージ・ベネットも獲得すると言われている。ただ、レムコがINEOS Grenadiersに移籍した場合には、Soudal – Quick Stepは悲惨なことになる。
パトリック・ルフェーブルも意欲を失うだろう。
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