2024 クリテリウム・デュ・ドーフィネ第6ステージ　あ～レムコ・エヴェネプール

第5ステージでは、滑りやすい路面で大落車が発生。

だが、Soudal – Quick Stepのパトリック・ルフェーブル、BORA-hansgroheのロルフ・アルダグなどチームボスは、転倒は誰のせいでもないと擁護。

しかし、Team Visma | Lease a Bikeのリチャード・プラグは「F1でこのようなことが起こるだろうか？それとも安全機構が前もって対策を講じるのだろうか？」とXに投稿している。

まあ、ステフェン・クライスヴァイクとディラン・ファンバーレがツール・ド・フランスに出場できなくなったので、不満爆発といったところか。

多くのライダーが、恐怖体験を語っており、Cofidisのギョーム・マルタンは、「これほど長く滑ったことはない。」と言っている。

 

第6ステージ  オートリーヴ～ル・コレ・ダルヴァール　174.1km

 

最初の120kmは平坦に近いが、グラニエ峠でアップしたあとに、超級山岳ル・コレ・ダルヴァールで決戦となる。

スキーリゾートに登る登りは、11.2km。最大勾配は10%を越える部分があり、総合勢が動いてきそうだ。ただ、昨日の落車の影響があるので早くからの攻撃は難しいのでは。

 

1. 4級山岳　Côte de la Côte-Saint-André (1.9 km・6.5%)
2. スプリントポイント　Les Échelles
3. 2級山岳　グラニエ峠 (8.9 km・5.5%)
4. 超級山岳　ル・コレ・ダルヴァール (11.2km・8.4%)

 

第5ステージのDNF

• ディラン・ファンバーレ　Team Visma | Lease a Bike　鎖骨骨折
• ステフェン・クライスヴァイク　Team Visma | Lease a Bike　又関節骨折
• ミラン・メンテン　Lotto Dstny　大きなケガなし
• アクセル・マリオー　Cofidis　　股関節挫傷
• オーデネ・ホルター　Uno-X Mobility　脳震盪の可能性あり
• レミ・ロシャス　Groupama – FDJ　頭と脊椎ソケットの損傷

 

スタート

レムコ・エヴェネプールは、今日からの3連戦が勝負。落車の影響はそれほどないと言っている。

 

スタート地点に現れるかわからないと言っていたプリモッシュ・ログリッチは、無事にスタートラインに。肩は大丈夫だったようだ。

 

  他

第6ステージスタート時の4賞ジャージ着用者は

• 総合　レムコ・エヴェネプール　Soudal – Quick Step
• ポイント賞　プリモッシュ・ログリッチ　BORA-hansgrohe
• 山岳賞　マティス・ルベール　Arkéa – B&B Hotels
• 新人賞　マッテオ・ヨルゲルソン　Team Visma | Lease a Bike
  

 

DNSは

•  ヤシャ・ズッタリン (Bahrain – Victorious)　股関節骨折
•  カミル・グラデク (Bahrain – Victorious)　手の骨折
•  コービー・ホーセンス　 (Intermarché – Wanty)　膝痛
•  ローレンス・ハイス (Arkéa – B&B Hotels)　脳震盪の可能性
•  ハーリー・スウィニー (EF Education – EasyPost)　病気
• ルーク・ネルルカー (EF Education – EasyPost)　コロナウイルス
• オドクリスティアン・エイキング　Uno-X Mobility　
• フアン・アユソー　UAE Team Emirates

フアン・アユソーは、気分が悪いと。治療をして高地トレーニングに向かう。

 

6人の逃げ

残り172kmから6人が逃げている。

1. マグナス・コルトニールセン　Uno-X Mobility
2. ロマン・グレゴワール　Groupama – FDJ
3. ティボー・ゲルナレック　Arkéa – B&B Hotels
4. アリエン・リヴィンズ　Lotto Dstny
5. メイソン・ホリマン　Israel – Premier Tech
6. アレッサンドロ・ファンセルー　Q36.5 Pro Cycling Team

 

4級山岳　Côte de la Côte-Saint-André (1.9 km・6.5%)

ポイント獲得順位は

1.  ティボー・ゲルナレック　Arkéa – B&B Hotels　1ポイント

 

スプリントポイント　Les Échelles

ポイント獲得順位は

1. マグナス・コルトニールセン　Uno-X Mobility　10ポイント・3秒
2. アリエン・リヴィンズ　Lotto Dstny　6ポイント・2秒
3. ロマン・グレゴワール　Groupama – FDJ　4ポイント・1秒

 

残り59.5kmで5分41秒差。

 

2級山岳に向けて先頭は登り始めている。

 

2級山岳　グラニエ峠 (8.9 km・5.5%)

先頭はグラニエ峠に入った。

 

ロマン・グレゴワールが2分53秒遅れなので逃げ切ることは難しい。

 

Lidl – Trekのマッズ・ピーダスンが集団けん引。

 

Team dsm-firmenich PostNLのエミルス・リエピンスが切れている。落車の影響か。

 

Alpecin-Deceuninckのメイソン・ホリマンも、左足に大きな包帯。

 

先頭がグルニエ峠をクリアー。

 

Alpecin-Deceuninckのトビアス・バイアーも切れた。

 

なんと先頭を走る二人がカーブで落車。

1. ティボー・ゲルナレック　Arkéa – B&B Hotels
2. メイソン・ホリマン　Israel – Premier Tech

 

メイソン・ホリマンは大丈夫か。ティボー・ゲルナレックはすぐに走り出した。

 

メイソン・ホリマンも無事だ。草がクッションになったようだ。それにしても、滑りやすい道路だ。この前にも、少し危ない場面があった。

 

ティボー・ゲルナレックも追いつきそうにない。

 

おっと、ティボー・ゲルナレックは追いついた。

 

残り31.4km。マッズ・ピーダスンが引いて3分52秒差に。

 

あららっ、観客が左に曲がれと言ってるけど～。

 

 

なんと、コースミスで帰ってきた。オフィシャルカーが先に行ったからついていってしまった。これは大きなタイムロス。

 

Israel – Premier Techのメイソン・ホリマンは、足を止めている。この後、集団に吸収される。

 

Decathlon AG2R La Mondiale Teamのブルーノ・アルミライルも左肘に包帯がグルグル巻き。

 

残り19.5kmで2分51秒差に。

 

最後の登りでプリモッシュ・ログリッチは動けるのか。

 

先頭は5人。

 

超級山岳　ル・コレ・ダルヴァール (11.2km・8.4%)

最後の超級山岳に入った。2分40秒差では厳しい。

 

残り13.3kmで2分18秒差に。

 

残り12.9km。集団は横に広がりだした。

 

 INEOS Grenadiersが先頭を引き出す。

 

ロマン・グレゴワールがアタック。マグナス・コルトニールセンだけがついていけた。

 

先頭付近に、 INEOS Grenadiersのカルロス・ロドリゲス、Team Visma | Lease a Bikeのマッテオ・ヨルゲルソン、BORA-hansgroheのプリモッシュ・ログリッチがいる。

 

先頭は2人に。

1. ロマン・グレゴワール　Groupama – FDJ
2. マグナス・コルトニールセン　Uno-X Mobility

 

Lidl – Trekのテイオ・ゲイガンハートも切れた。落車の影響だ。これについては別記事で。

 

あ～、マグナス・コルトニールセンが遅れた。

 

山岳賞ジャージのマティス・ルベールも遅れた。これは明日に備えてだろう。山岳ポイントは十分にあるので、明日も山岳賞ジャージだ。

 

マグナス・コルトニールセンは、7秒差で耐えている。

 

 

Movistar Teamのイバン・ソーサも右腕、右足が包帯でグルグル巻き。切れてしまった。

 

あっと、Team Visma | Lease a Bikeのセップ・クスとMovistar Teamのダヴィデ・フォルモロが切れた。セップ・クスは、調子が上がらないのか。

 

レムコ・エヴェネプールの背後にプリモッシュ・ログリッチがいる。

 

Decathlon AG2R La Mondiale Teamのブルーノ・アルミライルも切れた。

 

ロマン・グレゴワールは、どこまで逃げれるか。

 

集団先頭はミハウ・クフィアトコフスキ。後ろはローレンス・デプルス。

 

ミハウ・クフィアトコフスキが引き終わって、ローレンス・デプルスがアタック。

 

 INEOS Grenadiersのローレンス・デプルスは後続を引き離す。

 

BORA-hansgroheのアレクサンドル・ウラソフが追ってきそうだ。

 

ロマン・グレゴワールは鼻血か。

 

二人が追いついてきた。

 

ロマン・グレゴワールが追いつかれた。

 

ロマン・グレゴワールが遅れる。

 

アレクサンドル・ウラソフとローレンス・デプルスは15秒差に。

 

Lidl – Trekのジュリオ・チッコーネがアタック。プリモッシュ・ログリッチがついている。レムコは後方だ。

 

レムコは動けないのか。ミケル・ランダがいない。

 

先頭にジュリオ・チッコーネが迫る。

 

ミケル・ランダが戻ってレムコを引く。20秒差だ。

 

デレク・ジー先頭で追ってくる。

 

プリモッシュ・ログリッチがデレク・ジーを抜く。

 

プリモッシュ・ログリッチがアレクサンドル・ウラソフに追い付いた。

 

アレクサンドル・ウラソフが、後ろを見て踏み込む。

 

プリモッシュ・ログリッチの後ろはジュリオ・チッコーネ。

 

残り1.1km。レムコは27秒差に。

 

残り1kmを切った。アレクサンドル・ウラソフが猛然と引く。プリモッシュ・ログリッチが後ろを確認している。ボーナスタイム10秒を取れば確実にリーダージャージとなる。

 

アレクサンドル・ウラソフが全開だ。

 

レムコは単独で追い始めた。どこまでタイム差を縮められるか。

 

残り500m。レムコが2秒縮めている。

 

残り300mでアレクサンドル・ウラソフが引き終わった。プリモッシュ・ログリッチがスパート。

 

ジュリオ・チッコーネは、スピードについていけない。

 

プリモッシュ・ログリッチがジュリオ・チッコーネを引き離す。

 

プリモッシュ・ログリッチが完全復活の走りだ。

 

スタート地点に立てるはわからないと言っていたけど、この走りを見れば問題ないことがわかる。

 

 

ボーナスタイム10秒も獲得して、リーダージャージをゲットだ。

 

アレクサンドル・ウラソフが前で待っており、チームとしても完璧な走りとなった。

 

 

レムコは、最後に追い上げたが、42秒も遅れてしまった。33秒の貯金はあっという間になくなり、逆に19秒差を追いかけなければならなくなった。

このステージで遅れた理由は、のちほど記事に。

 

レムコは、明日は新人賞ジャージとなる。たった一日でジャージの色がかわってしまうとは～。レムコの逆襲はあるのか。

 

リザルト

プリモッシュ・ログリッチのコメント

昨日の落車の影響は?

左肩がかなり痛かったけど、脚は動いたよ(笑)。文句は言えないよ。やっとレースに勝てた。

ドーフィネでの初日から、チームのみんなはとても積極的だった。ステージ優勝を狙ったが、第2ステージではうまくいかなかった。そして昨日はほとんど全員が激しく転倒したが、今日は素晴らしいパフォーマンスだった。今日は楽しむことができる。

2つの山岳ステージを残して、19秒差をつけて首位に立ちましたね。

まずは基本に戻ろう(笑)。最初にフィニッシュして、直立を保ち、あとはボーナスだ。

 

2位　Lidl – Trekのジュリオ・チッコーネ(チーム公式サイトより)

いい感触があると言ったし、マッズ・ピーダスンは完璧にやってくれた。努力には本当に感謝している。でも、他に何を言えばいいでしょうか？何もありません。

ログリッチが勝ったので、私もベストを尽くした。感触は良かったので満足している。ログリッチを2回追いかけたが、ペースがとても速く、その後、先頭のアレクサンドル・ウラソフを見つけた。

彼は激しいテンポで走り続けたので、彼がスプリントを始めたときには、私はすでに少し限界に達していたが、全体的にはこの結果に満足している。

 

3位　BORA-hansgroheのアレクサンドル・ウラソフ

 

4位　Israel – Premier Techのデレク・ジー

 

5位　Team Visma | Lease a Bikeのマッテオ・ヨルゲルソン

 

第6ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞

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