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UCIエアロポジションのグレーゾーンを試すプロライダー達

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Photo by Lucaxx Freire on Unsplash
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4月1日から禁止となるスーパータック(トップチューブ乗り)と腕をハンドルに置くTTポジション。

多くの論議があったが、腕をハンドルに置くTTポジションの場合、危ないのはブレーキレバーを握ってないこと。

すでに、多くのプロライダーは逃げを試みる時に、グレーゾーンとなりそうなポジションを試している。まあ、前からあった乗り方ではありますけどね。

 

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肘はハンドルについているけど

 

禁止されると、人は色々と工夫をして試してみるもの。日本でも発泡酒の税率が上がれば第3のビールを開発したりして工夫していた。

肘をハンドルにおいて前腕を伸ばすスタイルがだめならば、ブレーキレバーを内側から握るスタイルならば、ブレーキにも手がかかっているし大丈夫だろう。

エトワール・ド・ベセージュ第4ステージで、最後に逃げ切り勝利を見せたフィリッポ・ガンナもこのスタイルを使っていた。

ブラケットを握って、肘を90度に曲げて乗るスタイルと空気抵抗で言うと大差はないかもしれない。でも、少しでも有利なポジションで走りたいのが人情というものだ。

 

ツール・ド・ラ・プロヴァンス第4ステージでも

photo GCN racing

ツール・ド・プロヴァンス第4ステージで4人で逃げている中から一人でアタックをかけたモビスターのルイス・マス。

途中で見せたのは、やはり内側からブレーキレバーを握るスタイル。

まあ、グレーゾーンかもしれない。ルールの範囲内にあることを確認するために、より創造的で革新的なポジションをまた誰かが作り出すかもしれない。

結局、スーパータックやTTポジションの禁止は、空力的に有利なポジションが取れなくなることであり、理論的に逃げれる距離は減る。

 

戦術的には、ルールが変更されることで、ライダーやチームが攻撃を計画して実行することが減るだろう。逃げきれる確率が減るのだから当然だ。

ロードレースの興奮は、間違いなく逃げと戦術から来ている。これを取り除けば、レースはそれほど刺激的ではなく、それによってあまり面白くなくなるだろう。

それは見る側のファンも減ってしまう可能性さえある。誰かが逃げなきゃ、ずっと集団で走っている映像を見せられてもねえ~。

せめて、ブレーキバーを内側から握るポジションくらいOKにしておいて貰いたい。

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