POCは2005年に設立されたスウェーデンの企業。
POCのヘルメットAxion SPINには、クラッシュを知た際に医療関係者に情報を知らせるタグがついている。
タグは、ヘルメット用の近距離無線通信機能でスキャン出来る。
Axion SPINヘルメットはロード用ではないのですが、将来こんな機能がついてくると有効ではないかということで紹介します。
POC Axion SPIN
Axion Spinヘルメットは、トレイルやエンデューロマウンテンバイク用です。
ヘルメットは、保護を強化するために後部とこめかみをさらにカバーし、冷却のために大きな通気孔と内部チャネリングを備えている。
360°サイズ調整システムはSPIN(Shearing Pad INside)パッドと組み合わせてフィット感を高め、ヘルメットには特許出願中のブレイクアウェイ調整可能バイザーがある。
カラーバリエーションは沢山ありますね。
NFCメディカルID
クラッシュは誰も考えたくないことですが、それは起こります。
POCは、そのような事態が発生した場合、ヘルメットをスキャンするだけで、他のライダーが特定できるようにしている。
Tectal Race SPIN NFCおよびVentral Air SPIN NFCでのみ利用可能な両方のヘルメットには、デジタルNFC Medical IDチップとRECCOリフレクターが組み込まれています。
このシステムの主な利点の1つは、ほぼ無重量で、バッテリー電源やクラウドサービスを必要とせず、継続的に更新または削除できること。
クラッシュが発生した場合、スマートフォンでチップをスキャンし、twICEmeのプロファイルを介して救助者にすぐに情報を提供します。
買い物と一緒でタグを読み取って情報を得る訳ですね。
山岳での遭難などでも利用されている。
すでに、意識がないとかしゃべれる状態でない場合には、情報がすぐにわかるので助かりますね。
この場合には、ヘルメットもしくは衣服にタグを埋め込んでおき、それを救助者がスマホでスキャンする。
アプリとシステムは無料で使用可能。
POCはNFC対応ヘルメットを世界初と呼んでおり、クラッシュを防ぐことはできませんが、障害が発生した場合にすばやく情報を提供することが出来る。
本人固有の医療情報や血液型など必要な情報をすぐに提供できれば、迅速な対応が必要な事故でもすぐに対応可能になりますね。
この技術はこれからもっと活用されてくるでしょう。ただ、個人情報なので取り扱いには注意して欲しいですね。
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