ツール・ド・フランスとTour de France Femmes のチームは、昔ながらの方法でゼッケンを付けることになりそうだ。
UCIは、ゼッケンナンバーをピン止めするように要請を参加全チームに行った。
ピン止めする理由とは
現在、最高レベルのチームでは、ジャージのポケットを利用して、ゼッケンナンバーを入れるところが増えている。
上の写真のBORA – hansgroheなどが利用している。ゼッケンナンバーがばたつかないので、空力的にも有利だし、いちいちレース前にピン止めする必要もない。
レースをする人は、このピン止めがメンドクサイと思っている人は多いはず。
UCIによると、様々なステークホルダー(UCI委員、オーガナイザー、メディア、ファン)から、これらのポケットのナンバーが見えにくいという懸念が表明されている。
まあ、確かに見えにくい。
国際自転車競技連合UCIはチームに対し、関係者全員がバックナンバーを見やすく、読みやすくするよう呼びかけている。
UCIからの要請では、ステージ中、背番号をジャージやファストスーツの外側に付け、ポケットなど他の方法で携帯しないよう要請する、と書かれている。
UCIはメリットを認識している
UCIは、これが多くの人にとって理想的でないことを認識している。
UCIは、規則1.3.029と1.3.076を参照して、「確かに、よりエレガントでエアロダイナミックだ」と述べている。
これらの条文には、衣服で背番号を隠してはならないこと、背番号は常に見えるようにし、読みやすくしなければならないことが記されている。
ただ、ピン止めしないといけないのは、ロードレースの場合だけだ。
タイムトライアルとプロローグでは許可されている。TTでは一人ずつスタートするので誰が走っているのか一目瞭然でわかるからだ。
このゼッケンナンバーが見えにくいのは、自分も感じていた。
ロードレースを観戦している場合、選手の名前を知るには背中のゼッケンナンバーとバイクについているナンバーが頼り。
小さなレースでは、バイクのナンバーはないことが多いので、ほとんどは背中のゼッケンナンバーが頼りだ。
ツールでは、まずはBORA – hansgroheの背中のゼッケンに注目しておこう。
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