12速の機械式105がようやく登場となった。
ディスクブレーキ対応のみだが、電池不要で105 Di2と同じくらい軽く安価となってライナップに並ぶことになった。
Shimano 105 R7100
Introducing the new SHIMANO 105 mechanical 12-speed groupset. Discover lightweight, premium mechanical shifting, at the link 🔗 https://t.co/c4XAYmqdfp #ShimanoRoad pic.twitter.com/GskDdD0Ig6
— RideShimano (@RideShimano) August 31, 2023
Shimanoはプレリリースで
「新しい軽量のシマノ 105 メカニカル グループセットは、プレミアムな機械式シフティングを提供します。つまり、ライダーはバッテリー残量を気にすることなく、自然なライディング感覚を再現できると同時に、プレミアム 12 スピード グループセットの快適さと航続距離を楽しむことができます。」と述べている。
電動が必要ない人には、嬉しいラインナップとなっている。
電動との重量比較
重量比較をDi2 12スピードと比べてみると機械式のほうが約75g重い。
グループセットコンポーネント | 105 R7100 機械式12速 | 105 R7100 Di2 |
---|---|---|
リアディレイラー | 248g | 302g |
フロントディレイラー | 95g | 142g |
シフター (ペア) |
611g | 423g |
ブレーキ(ペア) | 267g | 267g |
ブレーキホース | 110g | 110g |
ケーブル | 60g | 19g |
クランクセット | 765.6g | 765.6g |
カセット | 361g | 361g |
ローター(ペア) | 285.6g | 285.6g |
チェーン | 252g | 252g |
バッテリー | 該当なし | 53g |
合計 | 3,055.2g | 2,980.2g |
この差ならば、重量の差はないといっても良いくらいの差になっている。
Shimano 105 RD-R7100 リアディレイラー
Shimanoは、RD-R7100 リアディレイラーの変速速度や品質に関する具体的な改善については言及していない。
視覚的には、以前の RD-R7000リアディレイラーから離れ、平らなボディと Di2 R7150リアディレイラーと同じような形状となっている。
ディレーラーケージも更新されており、外側のプレートからより多くの材料を切り取っており、数グラム削減されている。
105 Di2 R7150 と同様に、シマノはショートケージのリアディレイラー オプションを廃止し、代わりに中程度の長さのディレイラー ケージを 1 つだけ提供している。
その結果、RD-R7100 リアディレイラーは 11-34 および 11-36t Shimano HG カセットと互換性がある。
公式には、RD-R7100 リアディレイラーは、Ultegra または Dura-Ace レベルで利用可能なよりタイトな 11-30t カセットとは互換性がない。
- Shimano Shadow RD
- ダイレクトマウントアタッチメント
- 超薄型、シングルテンション構造
- 重量 : 249g
- 価格 : 7,686円
Shimano 105 FD-R7100 フロントディレーラー
リアディレーラーと同様に、Shimanoは新しい FD-R7100 フロントディレーラーのシフト性能に特別な改善を主張していない。
ただし、FD-R7100は前世代のグループセットからの直接移植ではなく、Shimanoによれば、新しい11-36tカセットオプションで「完全に」動作するように更新されたとのことだ。
- 高速かつ正確なフロントシフティング
- 重量 : 96g
- バンドタイプ φ34.9mm 5,525円
- バンドタイプ φ31.8mm 5,584円
- 直付 5,286円
Shimano ST-R7120 油圧ディスクブレーキセット
Shimano 105 ST-R7120 シフターも、11スピードの前モデルと形状はほぼ同じだが、レバーの人間工学に微妙な変更がある。
- デュアル コントロール レバー
- 新しいブレード形状により、レバー アクセス カーブが短くなる
- 洗練された人間工学と形状により、新しいレバー位置が作成される
- 各シフターはブレーキ キャリパーなしでも使用可能
- 重量 : 612g ペア
- 価格 :デュアルコントロールレバー R7120(左) 24,438円、R7120(右) 24,438円
- 価格 : STIレバーとブレーキキャリパーのセット ST(右)/BR(フロント) 38,191円
ST(左)/BR(リヤ) 38,058円
Shimano 105 FC-R7100 クランクセット
Shimano FC-R7100クランクセットは、105 Di2 R7150 グループセットと同じ。
Shimanoのホローテック II構造を採用し、4ボルト110mmボルトサークル直径(BCD) を備えている。
50-34 および 52-36t の 2つのチェーンリングの組み合わせと、160、165、170、172.5、175mm の5 つのクランク長オプションから選択できる。
- HollowTech II クランクセット
- 2 x 12 スピード
- チェーンリングの組み合わせ: 50-34T および 52-36T
- クランクアームの長さ: 160mm、165mm、170mm、172.5、175mm
- 重量 :754g (50-34T)
- 価格:21,010円
Shimano 105 CS-R7101-12 カセット
クランクセットと同様に、カセットも105 Di2 グループセットと同じ。12個のコグを備えており、11-34 と 11-36t の 2 つの範囲が利用可能。
コグにはハイパーグライド形状が使用されており、シフトの品質が向上すると主張されているが、最新のアルテグラとデュラに見られるようなハイパーグライド+テクノロジー(シフト速度を3分の1向上させると主張されているハイパーグライドコグ形状の進化版)は搭載されていない。
カセットは 11スピード Shimano HG フリーハブと互換性がある。
- Hyperglide 12-speed
- 最適な効率を実現する 11 歯の小型コグ
- 11スピード フリーハブ ボディと互換性あり
- カセットの組み合わせ: 11-34T および 11-36T
- 重量 : 361g (11-34T)
- 価格: 11-34T 7,700円 11-36T 10,230円
Shimano SM-RT70 ブレーキローター
SM-RT70 ブレーキローターは、105 Di2と同じで、前世代の105 R7020メカニカル グループセットからも引き継がれている。
実際、これらのローターは、2016年に発売されたShimano の SLX M7000マウンテン バイクグループセット用に最初に開発されている。センターロック設計を採用。
- 重量 : 121g(140mm)、133g(160mm)
- 価格 : 4,354円(140mm)、3,816円(160mm)
詳しくは公式サイトで解説されている。待望の105機械式12速の登場でバイクのエントリー価格も下がる可能性がある。
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